段取り八分に、仕事二分!!

こんにちは~!!
アンディーンノア社長 伊藤です。

今日は、少し冷え込んだので、冬の準備の模様替えをしました。
紅葉も進み始めれば、いいですね。楽しみです。

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先日から読み始めた言志四録に、かなりはまっています。
江戸時代に書かれたものですが、西郷隆盛も心酔したことが読み進んでいって、理解できます。佐藤一斉さんの言葉は、短い箴言(しんげん)なので・・・

「噛めば噛むほど・・・」

ではないですが、わかりやすい言葉で、話しをされていると感じます。

● 事を慮(おもんばか)るは、周詳(しゅうしょう)ならんことを欲し、事を処するは易簡ならんことを欲す。

 

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物事を考える時は、すみずみまで準備が行き届いて細かい点まで詳しく準備する事が必要だ。 考えが整理してまとまって、実際に行う時は、手軽に簡単に処理することが必要です。

と話されています。
私も常々、「段取り八分に仕事二分」 と言う言葉を頭に置いて、行動しています。
この言葉は、私が大学を卒業して、小売業に勤務していた時に、業種のマネージャーがよく言われていたので、私の頭にこびりつき、私が行動する時に、必ず心がけていることです。

段取りがよければ、仕事もスムーズに流れます。
特にお店の売場は、計画的に変わっていきますので、きちんと5W1Hを意識して、計画を立てていなければ、時間ばかりかかって、なかなか売場が出来ず、お客様にも迷惑をお掛けしますし、売場が出来なければ、売上も上がりません。
そのマネージャーが言われていたのは、「仕事は、しんどいもの、でも準備の仕方で仕事の質も変わるし、完成度も異なってくる。また切り詰めた状態でするより、楽しくやった方がいい。」 とのことで、若いなりに理解して、今でも頭に置いて行動しています。
やはりしんどい仕事でも、楽しく思ったより簡単に片づけてしまいたいですから・・・ そのための下準備をしっかりする。

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特に私の会社は、デザイン、企画、施工と「オールインワン」の業務をこなしていますので、周詳な準備をしないと仕事がうまく回らなくなります。今は、起業して3年の月日が経ちましたので、メンバーはそれぞれ成長し、うまく回っていますが、起業当初は、役割と言っても、メンバーひとりひとりが筒一杯だったので、少し苦労しました。

そんな時に、逆にメンバーがつまづいて引っ掛かりそうなことを考えて想定するようにしました。 そうすればメンバーが困っても、助け舟が出せます。
逆に現在では、成長したメンバーが新しく入られたメンバーの教育などに活用できればいいのですが、まだそこまで想定して動くのは、難しいのかもしれません。
すみずみまで準備や対応がきちんと行き届いた計画をしていれば、急にイレギュラーな事が発生しても、あわてず焦らず、業務や自分の行動がスムーズに進みます。またプレゼンもきちんと準備していれば、交渉ポイントなどが明確で、ふところ深く行動が出来ます。

「段取り八分に仕事二分!!」
想定されることやイレギュラーで発生することを準備して臨めば、仕事は、簡単に短時間で、やり遂げることができると考えます。

今日も長々とお話しにお付き合いしていただき、ありがとうございました。
今日の画像は、島根県稲佐の浜・沖御前です。

 

 

 


言志四録に出会った・・・!!

こんにちは~♪♪♪
アンディーンノア社長 伊藤です。

先日の小嶋先生の話しをお聞きしてから、話しの中で、王陽明の陽明学のお話しをされていたので、インターネットや本屋に行って、実際、本を読んでいるうちに、佐藤一斉先生の「言志四録」に出会いました。
私も佐藤一斉先生なる人物は、まったく知らなかったのですが、本を見てみると、この考え方、共感し、勉強する部分が多いなぁ?って感じました。
言志四録は、「言志録」「言志後録」「言志晩録」「言志耋(てつ)録」の四書を総称した呼び方で、40年間に及ぶ箴言録(しんげんろく)です。

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「忠恕」

こんにちは~♪♪♪
アンディーンノア社長 伊藤です。

今年も早いもので10月中旬になり、朝晩、冷え込んできました。
今日は、3年前に、まさに実務の仕事が動き始めた日です。
大丈夫だろうか? と不安を感じながら、やるしかないと気を引き締めた日でした。

今日は、両備グループ 代表兼CEO 小嶋様のセミナーライヴに参加させていただきました。
小嶋様と言えば、和歌山電鐵・貴志川線・貴志駅のたま駅長の生みの親で、この話しも、たまの眼を見て、「閃いた」と話されていましたが、閃きと夢を大切にされている方でした。
先日の旭酒造の桜井様の話しに引き続き、大きな会社の代表者の経営で苦労された話や発想法など聞くのは、とても勉強になります。

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南山城で、こころを調和させる!!

こんにちは~!!
アンディーンノア社長 伊藤です。

今日は、このBLOGのテーマであるパワースポットで、自分のこころを調和させるため、京都の一番南・南山城のお寺に行ってきました。
紅葉には、まだまだ早かったのですが・・・
山のお寺なので、

「石」

のパワーを授かりました。

特に今日は、「石」のパワーをもっとも感じた笠置寺についてお話ししたいと思います。
下の画像は、 本尊・高さ15.6m×幅15mの岩に後背のみを残す弥勒菩薩が刻まれていた弥勒磨崖仏(みろくまがいぶつ)です。

誰がこんな大きな岩に、何の目的で刻んだのか?
こんな崖のようなところに刻む技術があったのか?
昔の人はすごいなぁ? って感じました。

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経験は、発想の宝物なんだ!!

こんにちは~♪♪♪
アンディーンノア社長 伊藤です。

今日は、天気予報通り、外は風も冷たく感じます。
そんな天気ですが、紅葉の季節が近づいてきたので、ウキウキする私がいます。自然が醸し出す美しさは、やはり機械が進歩したこの世の中でも、微妙な匙加減は、表現しにくいと言われています。
そんな季節の足音が、聞こえることは楽しみです。

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苦しい経験こそ、価値があるんだ!!

こんにちは~♪♪♪
アンディーンノア社長 伊藤です。

台風19号は、20:45くらいに岸和田市付近に上陸したみたいです.
枚方では、雨はかなり降っていますが、風は、あまり強く吹いていないです。2週続けて、週末に台風が来るのは、週末に売上が高い会社にはつらいものです。
でも自然には、勝てないので、落ち込みをカバーする方法を考える
しかないです。

「次に何をするか?」

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マイナスから考えると楽になっちゃうよ!!

こんにちは~♪♪♪
アンディーンノア社長 伊藤です。
台風がほんとうにゆっくり迫ってきています。
今回の台風は、大きな台風だと報道されているので、ゆっくり来ると逆に不気味に感じます。
JR西日本も明日16時以降の運休予定を発表されました。早くから発表された事に対しては、賛否両論あると思いますが、お客様を安全に目的地まで運ぶ役割からすれば、安全面から考慮されたことですから、いいのではないか?と思います。

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今日は、毎回、「いつもプラスで考えましょう!!」 と話しているのに、「マイナスから考えると楽になっちゃうよ!!」 って・・・?

「いったい何を言いたいんだろう?」 って思われた方が、おられるかもしれません。それほどの数の読者はおられないと思いますが、” いいね!! ” が、10件超えて、20件に届きそうになってきたので、私のしがない話しにお付き合いいただいていることに感謝しています。

「ありがとうございます!!」

いつも横道に逸れてしまいますが、私も若き頃は、小売業の会社に勤めていました。新入生当時、配属された店が、大きな規模の店でもなかったので、右も左もわからない新入生ながら、三ヵ月を経過した頃から、自分の担当売場の数値管理を任されてしまいました。
売上、仕入れは当然わかりますが、その他の数値はちんぷんかんぷんの状態でしたが、まず上司が組まれた数値の達成に日々頑張って、「今日はクリア!!」 次の日は「ちょっと足らなかったなぁ?」と思いながら、楽しく勤務していました。

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三年経過して、担当からチーフと言う役職に昇格し、数値計画、数値管理をさらに求められました。40歳で早期退職するまで、売場作りと数値管理で四苦八苦してきたのですが・・・

「予算って、昨年の実績主義で組まれることがいいのか?」
「売場の販売計画って、昨年売れたから、また同じ売場でいいのか?」

って、感じていました。ちょうどバブルが弾けた時期で、経済状態もマイナス成長に転じながら、昨年実績に基づいて、売場計画を組んでいく。
取り巻く経済環境は、あまり良くないが、売上を達成して、元気を出していこうって感じでした。
勤務していた小売業は、量販店でしたので、量を売って、多少の薄利でも売上を作って、評価されると言う感じでした。当然、経済環境も良くなく、量が売れなくもなってきました。
私は、この時・・・昨年実績に基づいて計画を組むことは 「違う」 って感じていました。
昨年実績に基づく管理で運営していくと利益が確保できないし、また昨年もさほど売れていない売場を同じような商品で作っても、お客様が満足されず進歩がない。
その頃から昨年実績で考えれば、昨年のいろいろな要素が含まれた上に、さらに上乗せの数字で計画して、販売計画を立てなければならない。それは不可能だろうと考え・・・

昨年実績の中で今年の要素に当てはまらない要素を、経済環境、競合環境から引き算します。そして今年、考えられる数値計画を考え、戦略を組みます。

そうしないと昨年実績にさらにプラスでは、半沢直樹の「倍返し」では、ありませんが、そんなことは、なかなか難しい時代ですから予算は、立てたけど、未達と言う、実際の経営からかけ離れた数値管理になってしまいます。

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現実からかけ離れた数値を管理する事は、達成する事もないので、単なる「数字遊び」
そんな数値を達成させる努力は、こころが無理だと思っているので、テンションも上がりません。だから今日も達成しなかった。でも本部は数字を達成させるよう言ってくる。

でも本部の方も数字クリアしないことはわかっているのです。
だから、まず昨年実績数値や行ったことから、今年は、これは実現不可能だと言うことをマイナスして、計画を組めば、考え方も目標もしっかり見えて、ラクになると思います。
そこから・・・

「体制を考える。」
「運営方針を考える。」

少し考え方を考えるだけで、前向きになれるものです。
私も第四期・・・ さらに頑張ろうと思います。
この会社のメンバーに迷惑を掛けないようにするには、会社はどうすればいいか? やはり経営者のみなさんが、10人超えると急に重くなると言う言葉の意味がやっとわかりだしました。

まずは、引き算から!!

今日も長々と話に付き合っていただきありがとうございました。 (^^)


自分と向う時間を大切にしよう!!

こんにちは~♪♪♪
アンディーンノア社長 伊藤です。

今週末は、また台風19号が、来襲するようで、先週の台風18号より大きい台風のようなので、気をつけなければならないですね。

街中の木々も少しづつ部分的に、紅葉が始まろうとしています。
パワースポットに行って、自然の美しさを楽しめることを考えるだけでワクワクします。今年も時間を調整して、楽しみたいものです。

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3年前は、まさに事務所の業務を本格的に立ち上げる一週間前でした。
採用の最終面接も終わりました。
私と共に起業開設に行動を共にしてくれたメンバーが、macの立ち上げなどに仕事帰りに立ち寄ってくれて、急ピッチで職場体制作りと言う日々を過ごしていました。
こんなメンバーの協力が積み重なって、今があります。

今日は、「自分と向き合う時間を大切にしよう!!」と言う私自身の勝手な論理のお話をさせていただこうと思います。
起業当初は、共にしてくれたメンバーも日頃の業務プラス新規の方に業務を教えながらの日々だったので、かなりきつかったと思います。
また起業時期も、これから繁茂期の年末と言う季節でしたので、普通でも忙しいのに、それが倍以上になる忙しさの中、毎日、深夜残業をしながら、きちんと業務をこなしていました。ほんとうに感謝です。

私はそのような時期に事情があって起業したものの・・・
「メンバー自身の時間が取れない」ことに申し訳ないと日々感じていました。
かなりハードになって、忙しいのはわかっていたのですが、

「どうしたらメンバーが早く帰れて、自分の時間や家族との対話の時間が取れる?」

のだろうと、毎日、メンバーの業務を確認しながら、今日も残業か?
早く上がらせてやりたいなぁ?と感じていました。
私が、残業のことを気にするので、サービス残業する方も出てきました。残業に関しては、私自身も以前お話ししたように、苦汁をなめてきましたので、このサービス残業に関しては・・・

「業務をしているのだから、残業時間をごまかすようなことはするな!!」

と時間管理をする総務と本人に、「時間をごまかすような業務をするなら、さっさと上がりなさい。しっかり管理しなさい」と怒ったように思います。気持ちは、会社に負担を掛けたくないと言うのは、わかっていました。でも私は、残業に関しては、自分が過去経験していたので、きちんと管理させていただきました。

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少し話が横道に逸れてしまいましたが・・・

「ワークライフバランス」

と言う言葉があります。
ワークライフバランスとは、「仕事と生活の調和」と言うことです。現在でも業務を見ながらよく考え込むことが多いです・・・
一生懸命、業務をこなしてくれるのは、ほんとうにありがたいことです。
でも業務に打ち込んで・・・

「自分の趣味を楽しむ時間」
「友達と会って交流する時間」

「家族との対話の時間」

などが、少なくなることは良くないとよく思います。
やはり業務で緊張して時間に追われる時間と気を抜いて、楽しむ時間のバランスを崩したらいけないと思っています。
どうやったら、業務がスムーズに流れるのか?
仕事のシステム上、現状いろいろ考えると難しいですが、メンバーの能力も3年経過して、伸びてきていますので、将来的に、調整していきたい部分です。
デザイン・企画と言う業務が中心と言うことで・・・

「新しいもの」
「トレンド」
「技術」など

の話題を知らないと、クライアント様の納得するものは仕上がらないと言う面も気になったりしています。
机のパソコンからの情報もあるでしょうが、外に出て、自然の美しさに感動したり、友達と話して世間の話題を知ったり、業務を切り上げて、勉強できることもあります。
メンバーのスタッフブログにも記載されていたように、メンバーそれぞれのワークライフバランスを考えた職場環境作りをしっかり考えたいと思います。
そんな環境になれば、もっといいモノやサービスが、この会社から提供できると思います。またメンバーが若いので、まだまだ広い海に進んでいけるのでは・・・大きな可能性があります。

一番、重要なのは・・・

「自分自身と向き合って、自分と話をすること。」

たった一回の人生ですから・・・
自分と向き合って、楽しい時間や毎日を過ごすこと。
そんな時間を大切にして作ってあげたいと考えます。

今日も長々としたお話にお付き合いいただきありがとうございました。
週末は、台風が接近しそうなので、気をつけて下さい。

 


与えることは最高の喜びだ。他人に喜びを運ぶ人は自分自身の喜びと満足を得る。

こんにちは~♪♪♪
アンディーンノア社長 伊藤です。

今日は、昨日に引き続きセミナーで勉強してきました。
メインテーマは、CS (Customer Satisfaction)・・・ 顧客満足のお話しでした。 私も、実際売場に立っての小売業の経験がありますので、このCSと言うテーマは常に考えていました。
特に、ベッツイ・サンダースの「サービスが伝説になる時」と言う本がベストセラーになったりした時代でしたので、売場では、お客様満足のために挨拶やお客様を優先した動きをするように教育を受けたりしていました。私としてじっくり聞きたいセミナーでした。

ディズニーの絆力
~喜びを運ぶ人をつくる、最高の組織の作り方~
  株式会社ヴィジョナリー・ジャパン 鎌田代表取締役IMG_3764

 

ディズニーランドと言えば、私も、小売業勤務の若き頃に、アメリカの小売業を勉強する研修の途中のスケジュールで、ロサンゼルスのディズニーランドに行ったことがあります。言葉の通じない中、ミッキーやドナルドといっしょに写真を撮ったりして、楽しい思いをしたことがあります。

鎌田先生は、このCSをいかに企業に落とし込んでいくか?について、セミナーでお話しをされていました。
CSと言えば、簡単ですが、人によって価値観が違うので、自分自身、ベストな対応をしたと思っても、人によって受け取る意味が違います。

「あの人の対応は、よかった。またあの人にお願いしよう」
「あの人の対応は、普通だったな」
「あの人の対応は、別の人に比べれば、今一だなぁ?」 など

同じ対応でも、人によって、様々です。
ただ会社としては、お客様に提供するメンバーのサービスレベルは、出来る限り統一しておきたいものです。会社を起業した時に、「あの人は、きちんとするのに、この人は、できない」などの話しを、時折、聞きました。 やはりお客様も、当社のメンバーを比較される。

でも、最低限のサービスレベルは、合わせておきたいとよく思いました。

そのために・・・
まずお客様に満足していただくために、会社としては、こうしてほしいことを、従業員に伝えました。
それは、起業時に 「クイックレスポンス」 を心がけるようにしました。
やはりデザインや企画と言う業務は、他社を見ていると「なぜこんなに時間がかかるのか」のか? 私には理解できなかったからです。
逆に、お客様も待っておられるわけですから、「鉄は熱いうちに叩け!!」 と言うことで、メンバーには、スピードを求めました。
今振り返れば、デザインや企画の引き出しも、持っていなかったのによく対応してくれたと感謝しています。そして現在では、いろいろな面でメンバーも成長してくれました。

次に、スピードを上げるために、組織化を強めました。
すべての面の知識を上げるのは、経験も積み上げていなかったので難しい状況です。「この役割は、あなた」と言う形で、分業を進めて、システマッチックな組織作りを行いました。

そして業務をこなしながら、お客様の声を聞くようにしました。
声を聞き、微修正しながら、少しづつお客様に応えられる組織を作る。

「まずCS達成のため、風土(ベース)をしっかり作る。」

風土がしっかりできば、お客様の喜ぶ顔が見え、こんなに早くこのレベルの「デザイン」「企画」までやってくれるのと・・・
ありがたいことに、リピートをいただいたりしました。

そして将来的には、鎌田先生も言っておられたのですが・・・

「カスタマーサティスファクション」
「カスタマーディライト」 →お客様の期待以上のサービスを提供する。
「カスタマーロイヤリティ」→このサービスをなら、当社と指名される。

最終的に、「カスタマーロイヤリティ」を目指していきたいと思います。
また今後、入ってくるメンバーにも同一のレベルや風土への理解を図っていかなければなりません。

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画像は、新しくした名刺の裏面です。
お客様から喜ばれて「ありがとう」って、お話しいただけるのは、うれしいことです。どれだけたくさんメンバーから、この話しを聞けるか?
経営者として、楽しみです。

今日も長々とお話しにお付き合いいただき、ありがとうございました。


育てていくものではなく、育っていくもの

こんにちは~♪♪♪
アンディーンノア社長 伊藤です。

今日は、大阪産業創造館で行われた

「逆境経営」
~山奥の地酒「獺祭」を世界に届ける逆転発想法~
旭酒造・桜井社長

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のセミナーに参加してきました。
「獺祭」と言えば、現在、なかなか手に入らない美味しいお酒ですが、そんな「獺祭」も苦労して編み出されたお酒であることをセミナーでお聞きしました。
桜井社長が、お父さんである前社長から会社を引き継いだときは、売上が前年比85%、最盛期と比べると売上も1/3に落ち込んだ酒蔵だったそうです。なので、市場の負け組からのスタートとのことでした。
業界的にも、日本酒市場は、40年間に売上が、1/3くらいの市場に縮んでいる中、現在、旭酒造さんは、伸び続けていると言うことでした。
この話を聞いていて、やはり先日のBLOGの話ではありませんが、「ピンチはチャンスなんだ」と言うことが確信出来ました。
ピンチを何も手をつけず、放置していれば、ピンチのままですが、工夫したり、アクションを起こせば、チャンスに切り替えられるとお話しを聞きながら感じました。

伸びてきた理由として・・・
1.山奥の過疎地だから
2.県内で米が入らない
3.杜氏がすぐれていなかったから
4.杜氏にFA宣言されたから

「え?」って理由なのですが・・・
説明を聞いていて、すごいなぁ?って、感じました。
山奥の過疎地だから、地元に市場がないので東京に進出し、県内で米が入手できないので、近隣地区から入手されたとのこと。
また杜氏さんがいないので、初めは社員4人で試行錯誤しながら、

「自分のやりたい酒」
「自分の作りたい酒」

を目指して、作っていかれたそうです。
過去10年間売れなかった商品を売れなかった取引先を通して、売れなかったお客様に一生懸命売る努力をしても売れないわけですから・・・

商品を、お客様を、売り方を変えないと自分が変えられてしまう

やはり過去のしがらみや経験で変えられないことが多いのですが、桜井社長は、宅急便の出現、コピー機、ワープロの低下価格化、お酒のディスカウンストアの出現やスーパーに酒販売免許がおりたりした経済背景を考えて・・・

「杜氏個人の技術ではなく、システムによる酒作り」
「頑張る良い酒ではなく、良い酒の出来る酒造システム」

を目指されたそうです。
そこで販売ルートも、既存の市場にこだわらず、売れる酒屋さんだけに販売される。また製造と小売りの垣根を越えて、常にマーケットの中心を攻める販売方法に変えられたそうです。

日本酒の市場は変わらず縮んでいるそうですが、縮んでいると言うことは、市場が変化しようとしている。そんな時、「負け組にはチャンス」の時である。

日本酒は、日本の歴史と文化により洗練された素晴らしいお酒であるが、根本的な変革は、不得意の分野である。なぜかと言うと、日本酒は細部の手法とその研磨にこだわる日本的な弱点を持っている。
伝統の「手法」と言う考え方は、原点に通じるが、ほんとうは日本の伝統の手法などはなく、杜氏個人の能力とのこと。

そんな古来からのしきたりなどを意識してお酒作りをしていないので、お年寄りからは「今の若者は・・・」と言われるが、逆に「今の年よりは・・・」と言いたいとのことでした。
当社でもそうですが、起業した3年前は、私自身、会社でお世話になっているお客様の満足を充足させるためにガチャガチャ・・・口やかましく、若いメンバーに言っていました。
でも、今は、よく考えると言っていないなぁ?

桜井社長も言っておられましたが、「今の若者は、ほんとうにまじめ」なんです。コツコツ業務をこなしていく。
当社でも、逆にそれ以上の年の方の動きの指示や指導の仕方が難しい。
負け組といわれた旭酒造さんの初期の頃と同じで・・・

負けを切り返そうと工夫しない。」
「ピンチをチャンスに変えれない。」

でも、きっと若いメンバーに刺激されて、年配の方が頑張れば、当社も年齢バランスのもっといい会社になるのではと楽しみにしています。
これは、桜井社長も社員の戦力化で言われていましたが・・・

「社員は、育てていくものではなく、自分から育っていくもの」
「自分で必要な知識を取得したり、業務の工夫したりするもの」

それはきっとどこの会社でもそうだと思いますが、そんな方しか生き残れないのではないか? と思います。

もういっぺんやってみよう!!
人生には何度でもやり直すチャンスがあるのですから・・・
それを獲得するか? は、本人次第です。

今日も長々とお話しにお付き合いいただきありがとうございました。

最後に・・・山田錦を生産されている農家さんが読まれていれば・・・
桜井社長が、山田錦をもっと必要にされていたので・・・
連絡してあげて下さい。