たったひと言で大逆転!お金を生み出すキャッチコピー!

11月5日に放送された 川上先生出演の 「ビーバップハイスクール」 やっと見る時間ができました。先生は、「1行バカ売れ」 の本のヒットで、全国を走り回っておられるといううわさをお聞きしました。
ふと思ったのですが、最近、深夜の時間帯で放送されている番組って、けっこう勉強になる番組が多いですね。毎日放送の 「おとなTV」 もけっこう勉強になって参考になります。

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川上先生と言えば、先日、大阪産業創造館で行われた 「起業するなら、アホから学べ」 の3回シリーズの2回目のセミナーで、「1行バカ売れ」 というテーマでお話しを聞かせていただきました。 セミナー参加させていただきブログにも、先日記させていただきました。

この番組の内容も歯切れがあって、セミナーと違った楽しさがあり、とてもわかりやすかったので、そんなことを記そうと思います。
やはりセミナーというのは、先生の話しを聞きながら、頭の中で画像を描きながら、理解していくのですが、テレビはその画像が出るので、やはりわかりやすいですね。

テレビ番組は、SNSなどネットの世界に推されて、苦戦しているという話しをよく聞きますが、見る人のニーズが多様化している現在、それを分析して、把握しているのかな? とも思ったりします。 現在、テレビというメディアに対して、お客さまが何をもとめているか?

私は、今回、放送されて見たこの番組の内容もわかりやすく勉強になったと思うのですが、テレビのそれぞれの番組の告知をする方法を見出した方がいいのではないか? と思います。
テレビのチャンネルも、CSも含めれば、いっぱいあるのです。そんな中から選ぶ効果的な方法を考えないとスポンサーからもお金を引き出すことは出来ないと思います。

さて、番組のテーマは・・・

「たったひと言で大逆転! お金を生み出すキャッチコピー」

という内容についての話しでした。キャッチコピーの法則として、5つのポイントを番組では説明していました。

● 「弱点を利用しろ!」

東京、上野の二木の あん入りドーナツ が、売れなくて困っていた事例を取り上げられていました。 「素朴で懐かしい味。40年間変わらずこだわりの製法」 というコピーでは、お客さまに、昔の味を気に入ってもらうように伝わらないので、これじゃ難しい。
ある社員が、「懐かしいな。昔は甘いものは正月しか食べなかったのに・・・」 と話された内容にヒントを得て、コピーを作成して、商品POPにつけて販売してみると・・・

「今となっては素朴だけど、昔はこれが贅沢だったんだ。」

というコピーをつけると売れるようになった。ただ、一店舗だけ売れていない結果が出て、「なぜ?」 と思って、売場に行って、チェックをしてみると・・・
「昔懐かしい味、今も昔も変わらぬ贅沢を」
というコピーに、店側で勝手にアレンジして展開していたので、戻すように指示をするとドーナツが、他の店と同じように売れ始めたそうです。
言葉は、難しいもので、ちょっとした言葉の変更で、売れるモノも売れなくなる事例を知り、コピーもしっかり考えないといけないと感じました。
またこのテーマで、ブラックサンダーのバレンタインの義理チョコの話しもされていました。

● 「機能を隠し、イメージを売れ!」

1980年、一人の青年がエナジードリンクは、巨大ビジネスにつながるとして、エナジードリンクをヨーロッパで売ろうとした。コピーはたくさん集まったのですが、腹にはまるコピーはなかなかなく、これだと決めたコピーが・・・

「レッドブル 翼をさずける」

というコピーで、力強さと自由なイメージを醸し出し、それがバカ売れつながったということで、自動車のクラウンの例も取り上げておられました。

● 「ドキとハを使え!」

ハーゲンダッツのチョコレートブラウニーのCMコピーから、説明されていたので、You Tube から動画を転載すると

大好きな柴崎コウさんが出ているCMだったので、私もときめきました。

「キスより濃厚」

というコピー・・・ 番組でも説明されていましたが、ドキッとさせて、ハッとさせるギャップ がありました。このCMの効果もあったので、映像とコピーで商品に官能的なイメージがついたので 「大人のアイスクリーム」 という代名詞もつきました。

また百貨店の伊勢丹のファッションのコピーも紹介され・・・

「着やすい。つまり脱がせやすい」
「恋が着せ、愛が脱がせる」

というコピーも、ドキッとするコピーでした。

● クスッと笑わせろ

東京の質屋さん、NANBOYAのコピーで・・・

「元カレはサンタクロース」

元カレにもらったモノを、質屋に・・・ というパターンで、けっこうタンスの肥やしになっているものの利用と表現でうまいなぁ? って感じました。

● 商品名こそ最高のキャッチコピー!

このテーマについては、ネピアの 「鼻セレブ」 というウェットティシュの話しとリンゴの話しをされていました。リンゴの話しに感動したので、リンゴの話しを記載しておこうと思います。

リンゴの話しというのは・・・
津軽地方に大きな台風が、リンゴのまさに収穫寸前の時に、襲来し、大打撃を受け、ほとんどのリンゴが落ちてもダメになってしまったそうです。また落ちなかったリンゴも傷だらけという状態で、販売できない時に考えられたそうです。
何を考えたか? というと、神社に傷物リンゴを持って行き、祈祷してもらって、商品名を

「落ちないりんご」

として、販売したところ、合格祈願の受験生が購入に訪れ、1個1,000円で、15,000個完売したそうです。傷物になったリンゴが人のこころをつかみ、商品化につながり、 有限会社”落ちないりんご” を設立したということで、コピーも大事ですが、お客さまに伝わる商品名やストーリーが必要だなぁ? って感じました。

番組を見ていてもとてもわかりやすく、よかったので、こんな番組を作りながら、テレビメディアとしてどうやって告知していくのか? 大切なことだと感じました。

私が番組を見たのは、偶然ではなく、川上先生が、セミナーで説明されたからで、興味があれば、やはりテレビはおもしろくないと言われながらも、見るものです。

今日も長々とお話しにお付き合いいただき、ありがとうございました。

パワスポ社長_感謝