昔は、人から技を盗めとよく言われたもんですね。

昔は、プロ野球選手などの話しでもよく 「技は教えられるものではなく、技は盗むもんだ」 という話しを聞いたりしました。 当時は、自分で技術を取得して、少しでもいい生活をしたいという上昇志向があった のではないでしょうか?
現在では、プロ野球選手もすべての方とはいいませんが、サラリーマン化したというか? 個性がなくなったというか? コーチが手取り足取り教える姿が目につきます。

それはプロ野球選手だけではなく、社会人でも同じで、自ら道を開くために勉強することがなくなりました。

「教えてくれるのを待つというか?」
「自ら人生を切り開けないというか?」

そんな人が多くなったなぁ? と思いながら、こんなことを記してみたいと思います。

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飛行機の中からいつもと逆の風景を見ていると、実におもしろかったです。いつもは頭の上に雲があるのですが、飛行機に乗っていると、下に雲が見えて、その雲の波からぽっかり顔を出している雲は、個性的です。
画像のようにコアラの顔のように出ているモノもあって、実に面白いものです。

昔はプロ野球選手に限らず、どんな仕事でもここぞという時に、個性的な人が現れて、問題を解決させていたのですが、最近は、個性がないというか? 学校教育で、フレームにはめられたというか?
個性のある人って、ちょっと異端に見られたりしちゃうこともありますが、実は、自分なりの人生を歩んでいる人だと私は思います。

私の会社でも、しっかり目的を持っている人は、上からモノが落ちてくるのを待っているわけでもなく、自分なりに考えて、対応をしてくれています。そんな人がほんとうに少ないというか? そういうことを考えるともっと考える力を養う教育をしていかないといけないように感じます。

そんな目的意識を持っている人って総じて自分から必要なモノを得ようとするので、自分なりに人のいいところを吸収して、逆に、自分の肉にしてくれています。
私もそうでしたが、いいところを見たら、すぐに真似しようと思っちゃうのです。よく言われることですが・・・

「教えられたものは忘れるもので、逆に、自分が必要だという意識で盗んだものは忘れず、自分の肉になっているもの」

だと思います。
学生時代、算数、理科、社会などテストに備えて、必死に暗記したりしましたが、今、役立っているか? というと、役立っていないのが現実です。またそんなことは、すっかり頭の中から消えていませんか?
逆に、そういう勉強方法を教育されているので、私が自分の業務に必要なことは、自分で勉強しなさいと言っても・・・

「何を勉強したらいいか?わからない」

という返答をする方が多いです。
そんなことまで、教えるつもりもないので、それは個人に任せています。
最近、お話ししているように、日本で生活していると言うことは、いろいろ便利なモノやサービスが整っているので、そこまでする必要がないと思っているのかもしれません。 幸せな環境にゆでがえっている ということでしょうか?

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そんな方が会社に多くなると、当然、成長速度が落ちます。
やはりどんな状態だとしても

「自分にプラスになるエッセンスは盗んでやるぜ!!」

と、前向きに自分の意志に基づいて動いた方が、当然、自分自身に吸収しやすくなると思います。教えられて学ぶ教育に慣れているとしても 「自ら」 行うと言うこと、吸収しやすくなっちゃうものです。

たとえばお客さまとの打ち合わせや会社内での打ち合わせでもそうですが・・・

「こういう風に話しの流れを作れば、わかりやすいなぁ?」
「同じ失敗をしたりするので、リスクヘッジのためにこんなおさえ方をするのか?」

など、私も先輩営業担当の話しの進め方や話法などを聞きながら、自分に吸収しようとした時期がありました。
ただ人によっては、そんなことまで教えられるのを待っている姿もよく見かけます。それはその人が悪いのではなく、そういう 教育方法を進めてきた環境が悪い のだと思います。
人が現在持っている自分のフレームは、そんな環境で作られたもので、それにいかに早く気がつくか? そして自分なりの人生を歩むか?

そんなことを最近、ふと考えると、年に関係なく、自分の力として、身につけていきたいなぁ? と思いました。
また会社もそのような人の集団になれば、強いのになぁ?! って

今日も長々とお話しにお付き合いいただき、ありがとうございました。

パワスポ社長_感謝