オープン集客のための安物の安売り程無駄なことはない!!

11月19日に、大阪の万博記念公園に、EXPOCITYが開業して、いろいろな施設が入ったりして、話題を呼んでいますね。
多くのお客さまが一度行ってみようということで、混雑しています。

中に入っているお店の運営の仕方も様々ですが、私の経験もありますが、やはりオープンをどのような形で迎えたか? が大切だと思います。この印象が、お客さまにインプットされるわけです。
デザインで言えば、真っ白なキャンバスに絵を描いて、お客さまに、初めてみてもらう・・・ こんなうれしいことはありません。当然、それは人によって評価は違うものです。自分がやりたいことを、たった一握りの人でも気に入っていただけたら、そこから芽が出ていくものだと私は、経験上思います。

「オープンに勝る販促はない」

なのに・・・

「なぜ、安物の安売りするんですか?」

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ということです。未だに、こんなオープンをしている会社がある。
何枚も「198円」というPOPをつけなくても、「○○○ 198円均一」を 1枚つければわかるもので、たとえば、この肉のおいしさ、商品価値をお客さまに伝えて、こんなにおいしいお肉が、オープン限定で、198円ですと伝えるツールの方が重要だ と思うのです。
そうすればこのお店のステータスも上がり、こんないい商品を安く提供してくれる = リピーター につながると思います。

せっかくのオープン、安売り集客しか方法がないのでしょうか?
安売りは、お客さまを集客したいからするのは理解できますが、果たして、リピーターになってくれるでしょうか?
こんなに多くのお客さまがこの施設を利用されているのに、売上確保する方法が、安物の安売りしかないという企業は、寂しいものです。
そんなことを感じたので、私の経験から記しておこうと思います。

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新店オープンとか? 新商品の発売とか?
お客さまに利用してもらって、何とか? 自分の店、扱っている商品認知してほしいという気持ちが、まず優先されるんじゃないかな? と思います。また勤務していた頃は、開店セールの異常な予算の高さも、ずっと気になっていました。当然、設備投資をしているわけですから、それを回収しなければならない。それを含んだ予算をクリアするために、安売り商品が山のように入ってきました。
それが実績として残り、翌年も開店した時期には、開店○周年として、高い予算で、実績を追わなければならない。 そんなことの繰り返しでした。それも売上高を追いかけるので、差益高がガタガタになる。

予算は、売上ではなく、利益に目を当てるべきだと思いました。

私も大手小売業勤務の時は、大きな新店を2店舗、改装手直しは、何度となく経験してきました。
そして販促会社に勤務してからは、そんな大手小売業勤務の経験を生かして、私が勤務していた会社の競合会社の新店や改装業務で全国を走り回りました。

私が経験した新店、まず寝屋川のA店としましょう。
立地が、駅前だったので、けっこうアップスケールなファッション性の高い商品が、売場に並んでいました。ただ周辺をフラッと歩いて、リサーチして見ると、これは周辺のお客さまに不適合な品揃えだな? と感じていました。
オープンして、3日間は、チラシ集客効果もあって、ほんとうにすごいお客さまの来店でした。ただ、このお店は、駐車場もなく、この3日間で終わってしまったのです。そこからどうやって集客するか?
いろいろやってみたのですが、バレンタインとか? は、以上数値をたたき出せたのですが、その他は、けっきょくダメでした。このオープンで感じたのは・・・

周辺のお客さまの顔をしっかりみること

そして2店目が、京都の北のB店としましょう。
このお店には、オープンから半年して勤務したのですが、オープンの様子も見ていました。このお店は、集客チラシなど打たず、静かにオープンさせるという店長の考えで、オープン当初は、ほんとうにオープンしているの? というお店でした。私が着任した時も、お客さまの数は、そんなに多くないのに売上が行っているなぁ?

なぜ?

というお店でした。確かにA店比べれば、一人当たりお買い上げ単価は高かったのですが、地域柄いいモノが売れるなぁ? と感じました。
決して安売りしていないのに、モノ・・・ それもいいモノが売れる。こんな店があるんだと感じさせられました。

私は、家庭用品をその頃担当していました。
私が勤務していた時期は、ちょうど今くらいの時期から 「迎春器祭り」 ということで、お正月に必要な重箱、取り皿、年越しそばの丼などの食器を販売強化をするために、催事コーナーで展開していました。
これがモノが小さいために苦労するのですが、今でも破られていませんが、期間中に1000万超す売り上げを残したのです。
私もまさか1000万超すとは思ってもいなかったのですが、当時の画像などはありませんが、おすすめの食器には、京都ならではのお正月の料理が食器に盛られていることがイメージできるような手書きPOPをつけたら、けっこう高額な商品が売れたことが、この実績につながったことを覚えています。

話しが、少し横にそれてしまいましたが・・・

オープン = 安物の安売りをしても、次につながらなということなのです。

「オープンに勝る販促はない-!!」

いろいろな経験をこれからも語っていきたいと思いますが、これからオープンや起業を考えられている方に伝えたいのは、自分がそう判断したことには、理由があるはずです。またおそらく経験があるでしょう。

USP発見塾で気づかされたのは・・・

私は、モノを実際に売ることをした販売経験がある。
逆に、企業が新店オープンしたり、リブランディング=改装 を企画したり、デザインした経験がある。
新商品の市場導入デザインをした経験がある。
そして結果分析ができて、現状分析・これからの分析の経験もある。

私の会社は、その経験を生かして、支援するようなことができる会社なんだなぁ?

「気づき」 って大切だと思います。

これからもいろいろそんな話しを記していこうと思います。
今日も長々とお話にお付き合いいただきありがとうございました。

パワスポ社長_感謝