初めてのお客さまをもてなすことが大切なのです。

新しく会社を起業したり、お店を作ったりした時に、来てもらったお客さんと今後、どうお付き合いしていくか? やはり考えながら、やっていくものですが、ある蕎麦屋さんの店長がおもしろいことを言っていたので、そんなことを記したいと思います。

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冬のこの時期になると、いっぱい引っかけて、帰りがけに、私もそばでもサラッと食べて帰ろうってなることがあります。
そばが出てくるまで、ちょっと口寂しいので、それまでのお酒の勢いもあって、ちょっと一杯とおでんで盛ってとなることって、よくあるものです。

私は、たかがおでんと思ったのですが、その店長は、「適当にお皿に盛ってよ!!」といわれた時に、お客さまの好みがわからないので、逆に念入りに聞くそうです。
お店によっては、5点盛り とか? 言って、店長おまかせで、出てくるまで何が盛られて出されるか? わからないことがあるのですが、この店では、そのメニューは、掲載されていませんでした。

「おでんって、やはりこれが食べたい」

というものが、必ず、みなさんお有りの料理だと思うとのことでした。そんな期待している具材が入っていなかったら、どうでしょう? おまかせのようなメニューを依頼されているので、依頼したお客さんがはっきり言わなかったからということになります。

「食べるということは、楽しさを求めてこられる」

はずなのに、おまかせのような料理であったとしても、お客さまが食べたかったものが入っていなければ、不満足になってしまう。楽しんでほしいから、あえてそんなメニューは、掲載していないとのことでした。

やはり「おまかせ」というお客さまは、「一見さんのお客さま」で、また来るかといえば、お酒のついでに来られたお客さまなので、再度、来ることは少ないといってました。
逆に、具材を「これと、これと・・・」 というお客さまは、食べながらでも批評してくれるので、料理していてもお客さまの声として、勉強になるし、言葉を交わすうちに気心も知れて、嗜好もわかって、たとえばこんなんあるんですけど、っておすすめもしやすい。

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お出しするそばも、味を濃くしたらいいのか? またどう調理してお出しすれば喜んでいただけるか? 判断が多少なりともできるとのことでした。このお客さまが一回限りのお客さまか? これからもお付き合いできるお客さまなのか? ぱっと見分けることなんてできません。

でも初めてのお客さまをきちんとおもてなしできて、満足してもらって、初めて、「おいしい蕎麦屋知ってるから・・・行かへんか?」 って、また別のお客さまと来店していただける。そして常連になっていく。

だから初めてのお客さまには、おでんでも好きな具材を食べてもらいたいから、おまかせというお客さまのお出しの仕方をしていないというお話でした。

なるほどなぁ!?

って感じました。起業しても、新しいお客さまが来られらた時って、相手も不安なもので、きちんとお客さまの希望や内容を確認して、最高のものをスピーディーにあげていけばいいものです。

やはり起業したて、新しいお店を出された時は、初めは、緊張しながらも、感謝の気持ちを大切にして対応するものですが、いつまでもそんな気持ちを忘れず、お客さまの対応をしていきたいものです。

そんなことを蕎麦屋さんで感じたので、記しました。
やはりそんな蕎麦屋さんは嗜好に合わせて出していただけるので、とてもおいしかったです。

お客さまの喜ばれる姿って、最高ですもんね。
今日も笑顔で楽しんじゃいましょう!!