商品って、導入期が競争がないから「一番、もうかるんだ」よね!! 

こんにちは~ ♬
売り切る仕掛人 匠(たくちゃん)です。

やっと冬物バーゲンが終って、春物が売場に出揃う季節になりました。

梅田のあるファッション施設などは、2日間も休んで、商品入れ替えをやっていたようなので、またのぞきに行こうかな?
でも、二日間休業して、売場変更と棚卸し
大胆だなー!! なんて思っちゃいました。

でも、季節商品の導入期って・・・
演出などもきちんとすれば、バーゲンのような安売り乱売合戦じゃないから、きちんと利益も取れて売れるんですよね。

でも、必要なことがあるのです。
それは、きちんと自分の言葉で思いを伝えるような売場を作ることなのです。

伝わらなければ、絵に描いた餅なんですね。

春物ステージ04

あるスーパーの紳士カジュアルの春物の展開。
「春物入荷しました」 だけじゃ・・・ 売場を作っている人が、何を提案したいのか? 通じないのに買いたくなるのかな?

総合スーパーの非食品の売上が悪い、苦戦しているといわれて、もう何年経つのかな?

その間、当然、商品政策、販促政策などいろいろ手を打たれてきたけど、最終的には、人が減り過ぎて、売場に手が入っていないのが、現状じゃないかな?

そんな売場って・・・楽しくない-
お客さまは、楽しくにぎわっているところに集まるもの

専門店が、春のイメージにガラッとチェンジして、春物の展開を強化していく時期に、総合スーパーでは、まだ冬物の売りつくしに売場の半分以上が、費やされている。
当然、価格を安くして処分しているから薄利。でも、専門店では、春物の販売に力を入れて、当然、導入期だから、価格競争もそんなにないから利益が確保できる。

これからの季節の春物はというと、画像のようにサラッとしか、品揃えされていなくて、

● おすすめのコーディネートスタイル
● この春のおすすめトレンド

などの告知がなければ、やはり専門店に行っちゃうと思うのです。だって、コーディネートして、ファッション提案してくれるんだもの・・・
やはり、お客さまは、共感して、自分がこの服を着たら、どんな風に楽しめるんだろうって、想像するものですね。

それが商品を購入する楽しみなんじゃないかな?

そんなことが伝わらないから、売上も戻らないように思う。

春物ステージ01

演出のステージは、昔の総合スーパーと違って、きれいにコーディネートされています。ただ7体あって、それぞれがどんなスタイルを伝えたいのかな? きれいだねぇー? で通り過ぎてないかな?

春物ステージ02

女児の売場には、「NEW ARRIVAL 旬を先取る最新アイテム勢揃い」というPOPがついていました。
でも「旬」を先取る最新アイテムって・・・? 「何?」

表現はきれいで、サラッとしているのですが、自分がお客さまとしてみたら・・・

この売場で、伝わりますか?

ってことを、もし自分が買う立場になったら、伝わっているか?
考えてみる必要があると思います。

今の総合スーパーの売場を週末、見て歩いても、売上が悪いのは当然で、商品は、品揃えしたから、ほしい人は、買ってね!! という売場にしか見えないのです。

ファッションを販売しているんだから!!

● この服は、春の花見にぴったり!!
● カラーは春色ですが、生地が厚いので、今の季節でも大丈夫!!

とか? お客様がこのファッションを利用した時に、シーンを想像できるPOPなどをきちんとつけて思いを伝えたいものです。

そして商品のライフサイクルは、昔ほど、なだらかでないので、売れ筋をきちんと見つけて、死筋は売り切りしていけば、利益も取れないバーゲンは、不必要になってくるように感じます。

まず季節品の導入期は、しっかり見定めて、売上だけのバーゲンよりも、利益の取れるように売場を作っていきたいものですね。