「常磐黒牛」って、産地はどこなんだろう? | 売場を作っちゃう仕掛人

週末に総合スーパーのチラシで「常磐黒牛(じょうばんくろうし)」なるブランド牛かな? と思うくくりで。新聞折り込みチラシで訴求されていました。

「常磐黒牛」

って聞きなれないブランドだなぁー?
とふと思ったので、ネットで調べてみたけど「常陸牛(ひたちぎゅう)」では出てくるけど、わからなかった。
ちょっと売場で販売員の方にも聞いてみても、「さて?」という感じで産地がわからない?

新聞折り込みチラシという招待状で、お客さまにご案内されていながらどうなんだろう?
と思ったので、ブログにまとめてみました。

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先週末の新聞折り込みチラシで「ミートフェア」のメインで「常磐黒牛」が訴求されていました。あまり聞きなれないブランドなので、ネットでも調べてみました。これから出回ってくる産地なのかな?

世界中で、国名がけっこう変わったりして「アメリカ合衆国」「ソビエト社会主義共和国連邦」などの国名で教育を受けた  らおからすれば、新しい国名を聞いたりすると「それどこ?」って、よくなります。

今の若いスタッフに聞いても、日本の県名すら知らない方が多い。だから県名を勉強するがてら、チラシにも県名を表記してくれた方が勉強にもなっていい。

牛肉と言えば、2000年初めにBSE問題があったりして、それから牛個体識別情報検索」「産地銘柄牛肉システム」 がスーパーなどでも導入されたりしたので、けっこうわからないブランド牛を聞いたりすると調べちゃうものです。

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「常磐黒牛」とブランドが訴求されていて、その下の品名も「国産」って表示されていると思わず、調べちゃうものです。

と思って、その総合スーパーのその前の週の新聞折り込みチラシを見てみました。

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その前の週にも同じ品名「国産・牛肉焼肉用(バラ)<交雑種> 100g当り 698円」という訴求があります。これは使われている画像もいっしょですが、これは「常磐黒牛」ではないのかな? 「画像はイメージです」の告知もないのでどうなのでしょうか?

新聞折り込みチラシに掲載されている画像は、2週続けてまったく同じように感じました。
画像の単なる使い回しなのかな? と思います。

やはりおいしいモノを購入して食べる限りは、楽しむための情報がほしいなぁー

新聞折り込みチラシは、お客さまへの招待状と思えば、この総合スーパーのチラシへの取り組みはどうなんだろう? 

でも担当の方は、経費削減などの問題があってされたことかもしれませんねぇー?
でも食品の生鮮商品の魚、農産物はそのような画像の使い回しはあると思います。でもブランド牛? なら、きちんと撮影して、訴求告知してあげるべきだと思います。

だってファッションのブランドも楽しむだけの歴史やデザインがあるのですから・・・

ブランドという限りは伝える「理由」が必要なんじゃないかな?

ふと他のスーパーではどうなんだろうと思ったので、告知を見てみました。

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ある食品スーパーでは、「国産」ではなくきちんと「沖縄県銘産石垣牛」と県名表記されています。
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こちらもブランド牛には「宮崎産 霧峰牛焼肉セット5種盛り」と表記されています。ブランド牛は、価格的にも高いので、こうやって告知すればわかりやすいものです。ブランド牛でないものには「国内産」と表記されていたりもします。
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先週末の石垣牛の訴求の下にも、霧峰牛が訴求されていましたが、品名・売価は同じ形で訴求されていました。

新聞購読量も低下しているので、折り込みチラシを見てこられるお客さまって、少ないかもしれませんが・・・
チラシを折り込まれる企業もお客さまに来てほしいから、毎週毎週、チラシと言う招待状を送られると思うのです。

お客さまにきちんと伝わる!!
売場の方も産地くらい知っている

招待状を作りたいものですね。
単にルーチンで作るなら、わざわざバイヤーの方が、これから人気になるかもしれないブランド牛を発掘する必要もないと思うのですが・・・
お客さまにも

「○○県産の自然豊かな大地で、どんな専用飼料を与えて、育て上げられた」牛肉だから、おいしいんだよー!!
ここが違うんだよー!!

ってことをお客さまに伝える招待状にしたいものですね。

今回もブログにお付き合いいただきありがとうございました。

牛肉のこと書いていたら、焼肉でも食べたくなってきたー \(^^)/