マイナスから考えると楽になっちゃうよ!!

こんにちは~♪♪♪
アンディーンノア社長 伊藤です。
台風がほんとうにゆっくり迫ってきています。
今回の台風は、大きな台風だと報道されているので、ゆっくり来ると逆に不気味に感じます。
JR西日本も明日16時以降の運休予定を発表されました。早くから発表された事に対しては、賛否両論あると思いますが、お客様を安全に目的地まで運ぶ役割からすれば、安全面から考慮されたことですから、いいのではないか?と思います。

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今日は、毎回、「いつもプラスで考えましょう!!」 と話しているのに、「マイナスから考えると楽になっちゃうよ!!」 って・・・?

「いったい何を言いたいんだろう?」 って思われた方が、おられるかもしれません。それほどの数の読者はおられないと思いますが、” いいね!! ” が、10件超えて、20件に届きそうになってきたので、私のしがない話しにお付き合いいただいていることに感謝しています。

「ありがとうございます!!」

いつも横道に逸れてしまいますが、私も若き頃は、小売業の会社に勤めていました。新入生当時、配属された店が、大きな規模の店でもなかったので、右も左もわからない新入生ながら、三ヵ月を経過した頃から、自分の担当売場の数値管理を任されてしまいました。
売上、仕入れは当然わかりますが、その他の数値はちんぷんかんぷんの状態でしたが、まず上司が組まれた数値の達成に日々頑張って、「今日はクリア!!」 次の日は「ちょっと足らなかったなぁ?」と思いながら、楽しく勤務していました。

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三年経過して、担当からチーフと言う役職に昇格し、数値計画、数値管理をさらに求められました。40歳で早期退職するまで、売場作りと数値管理で四苦八苦してきたのですが・・・

「予算って、昨年の実績主義で組まれることがいいのか?」
「売場の販売計画って、昨年売れたから、また同じ売場でいいのか?」

って、感じていました。ちょうどバブルが弾けた時期で、経済状態もマイナス成長に転じながら、昨年実績に基づいて、売場計画を組んでいく。
取り巻く経済環境は、あまり良くないが、売上を達成して、元気を出していこうって感じでした。
勤務していた小売業は、量販店でしたので、量を売って、多少の薄利でも売上を作って、評価されると言う感じでした。当然、経済環境も良くなく、量が売れなくもなってきました。
私は、この時・・・昨年実績に基づいて計画を組むことは 「違う」 って感じていました。
昨年実績に基づく管理で運営していくと利益が確保できないし、また昨年もさほど売れていない売場を同じような商品で作っても、お客様が満足されず進歩がない。
その頃から昨年実績で考えれば、昨年のいろいろな要素が含まれた上に、さらに上乗せの数字で計画して、販売計画を立てなければならない。それは不可能だろうと考え・・・

昨年実績の中で今年の要素に当てはまらない要素を、経済環境、競合環境から引き算します。そして今年、考えられる数値計画を考え、戦略を組みます。

そうしないと昨年実績にさらにプラスでは、半沢直樹の「倍返し」では、ありませんが、そんなことは、なかなか難しい時代ですから予算は、立てたけど、未達と言う、実際の経営からかけ離れた数値管理になってしまいます。

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現実からかけ離れた数値を管理する事は、達成する事もないので、単なる「数字遊び」
そんな数値を達成させる努力は、こころが無理だと思っているので、テンションも上がりません。だから今日も達成しなかった。でも本部は数字を達成させるよう言ってくる。

でも本部の方も数字クリアしないことはわかっているのです。
だから、まず昨年実績数値や行ったことから、今年は、これは実現不可能だと言うことをマイナスして、計画を組めば、考え方も目標もしっかり見えて、ラクになると思います。
そこから・・・

「体制を考える。」
「運営方針を考える。」

少し考え方を考えるだけで、前向きになれるものです。
私も第四期・・・ さらに頑張ろうと思います。
この会社のメンバーに迷惑を掛けないようにするには、会社はどうすればいいか? やはり経営者のみなさんが、10人超えると急に重くなると言う言葉の意味がやっとわかりだしました。

まずは、引き算から!!

今日も長々と話に付き合っていただきありがとうございました。 (^^)