企画限定商品を売り切って、次の企画に売場スイッチするポイント

こんにちは~ ♬
売り切る仕掛人 匠(たくちゃん)です。

記念日企画の商品の展開って、らおも売場をスイッチするタイミングについて、いつも悩んでいました。

11月、12月って、どんどん売場が変わる時期です。

この時期は売場の担当の方は、昔ほどではないと思いますが、商品の入荷量が増加したり、レジが混雑すれば、レジのサッカー応援に入ったりで何かと忙しい時期になるのです。
そんなことプラス、売場を変更していかないといけないので、売場在庫が多くあると売場変更するのもたいへんな時期です。

どうして知ってるの?

らお自身が、売場で18年間経験したから、特にこれからの時期の売場の担当の方のたいへんさがわかるのです。
ハロウィンも約10日後に迫ってきたので、企画商品を売り切って、次の売場にスイッチする方法を、ブログにサクッとまとめてみました。

haro04
ハロウィン商品の展開って、9月くらいから売場に導入、10月初めに催事コーナーに拡大して、現在も拡大のままのお店が多いのが現状です。

先週末、非食品売場では、ハロウィン仮装ファッション、パーティ用品などは、価格の値下げ見切りをして商品の追い出し展開をされています。
食品売場では、催事コーナーなどで、ハロウィンパッケージのお菓子などの商品が、面を拡大して陳列されている状態です。
今週末くらいからパーティ用のごちそうを狙った企画が展開されそうですね。どんな売場になるか?楽しみです。

haro05
売場には、B6サイズのこんなPOPがつくのでしょうか? ただ商品だけでなく、どうしてサーモンをおススメするのか? ちょっとしたワンポイントを挿し込みたいものです。

ハロウィンが終われば、クリスマス⇒年末年始 とそんな流れで大きく売場は変化していきます。

年間でも、売上の高い企画の連続なので、このひとつひとつの企画の売上を確保するか? しないか? は、管理数値面では、マイナスになれば計画に対して大きな影響があります。

そんな企画の連続なのです・・・

でも売上が大きいということは、それなりの在庫を抱えて販売しないといけないということなのです。

いつも困るのが、売場を変更する時に在庫をどうするか? ということです。

簡単なのは、変更する売場の商品を新たに展開する商品の箱に詰め込んで後方ストックにひくことです。

らおは、この方法は大嫌いです。
入りたての頃は、そこそこ期間が終わっても、端境期などに売場に出せば、売れていたのですが、最近は、期間が終われば、ピタッと動きが止まります。
だから後方にひくと デッドストック につながるのです。
デッドストックというのは、不良在庫です。

だって一回後方に入れてしまうと、売場に出すのが億劫になってしまうものです。

●らおがこんな企画商品を売り切る仕掛けは・・・

①導入時に売れ筋を把握してしまうこと。

たいていの商品は、売場に陳列して、初めの週末に動いた商品が売れ筋です。これは売場の品出しをしているとつかめます。
売れ筋を把握して、逆に、まったく売れなかった商品を、お客さまの目にとまりやすいゴールデンラインに並べ替えます。
そして少しでも在庫を減らしながら、面を短縮していきます。

②展開期に売れ筋商品の面を拡大して、死筋商品の追い出しを図る。

この時期って、ほぼ売れている商品がわかってくるので、売れてない商品などは、問屋などが値段を下げて売り込んでくるので、不必要であればトークに負けないコト。
大手スーパーのバイヤーもそうなのですが、契約数量の問題などもあって、売れていないと本部一括送り付けで、在庫を処理する連絡表がまわったりするものですが・・・

らおは、ずっと本部送り付けは、不必要なら「NO!!」

と意思表示していました。
だっていらないものを引き受けると、格下げなどで、自分の売場の利益管理に影響するのですから、おいしい話しには乗らず、自分の考えで判断することがおススメです。

非食品の動きの悪い商品は、売場から追い出しのために見切りします。非食品の商品は、商品によっては1年バックストックに寝かせるより、売場から追い出しのために売り切ることがたいせつです。

③企画パッケージ商品を追いかけない

飽和成熟期・ハロウィン商材では、今週末くらいでしょうか?
ハロウィンパッケージ商品は、この時期になると問屋さんも商品が切れてくる時期ですが、そんなパッケージ商品はこの時期は追加発注しない。
ハロウィンパッケージと同じ、普通パッケージ商品があるはずですから、その商品を同じ売場に並べる。ただ展開する場合は、価格に注意が必要です。
そんなノーマルパッケージ商品の面を広げながら、ハロウィン限定パッケージ商品の面を固めながら展開していく。

haro02
今週末くらいは、パーティで楽しむ鍋、ステーキ、寿司などのごちそうメニューが演出され、訴求強化されそうです。
④島を分けて、次の企画商品の顔出ししていく。

ハロウィンは今年は月曜日なので、30日・日曜日にパーティをされるお客さまもおられると思いますが、現在ハロウィン商品で大きく取っている島を分けてしまいます。

まず後方に残っている商品はすべて出してしまうこと。

これポイントです。追加品出しを止めて、品薄感で販売していく方もおられるのですが、売場の管理上の手間を考えると、売場に品出しして売っていった方がいいです。

それと関連して、これからの時期であれば、気温も低下していくので、鍋つゆ関連を「ハロウィンパーティで鍋を楽しもう!!」
とかのタイトルをつけて訴求すればいいと思います。

もうひとつは、食品売場に非食品の商材を同時展開するスペースを設けて、クロスMDで販売することです。
最終は、値段をさらに下げて処分してしまうこと。

こんな商品の展開ポイントは・・・

●販売時期を意識して在庫調整を行う。
●お客さまに気持をお届けできるコトPOPを展開する。
●商品に関係なくスペースがあればクロスMDを行う。
●最終、見切り価格で処分する。
●後方ストックにぜったい引かない。

そんな感じをイメージして展開することです。
これは企画の大小に関係なく、イメージをしっかり持って売場を作っていくことです。

つたないブログにお付き合いいただきありがとうございます。
ハロウィン 盛り上がっているので楽しみたいですね。