あなたの売場、お店の前を通るお客さま、数えたことありますか?

こんにちは、売り切る売場仕掛人ラオです。

「もう売ろうとしても売れるもんじゃないって」言われるようになってから久しいですね。
でも考えてみると毎日、売場、お店の前には、お客さまが通っておられるのです。

売上=客数×客単価

と言われます。

現在は、客数は伸び悩み、客単価は下がり続けているから売上が苦しい。
でも毎日、売場、お店の前にはお客さまが通っているのです。
そのお客さまに振り返ってもらうようなお店での アイキャッチ努力をされていますか?

たとえば200人のお客さまが通っているとしたら、1割の20人でもキャッチできればいいわけです。そのための仕掛けをお店に前でしているのかな?
ってことを、ブログにサクッとまとめてみました。

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オープンしてすぐの事務所の近くのOCATの様子。お客さまは、絶え間なく、通っておられますが、通路をまっすぐ見てこられるお客さまばかりです。

お店って、今の場所に出店されるのに、新しい商品陳列用什器、家賃などの経費を初期投資されて、お金を使われたのではないでしょうか?
お店を出されたばかりの頃は、毎日が楽しかったんじゃないかな? 今日は、どんなお客さまがお店、売場を利用していただけるだろうとワクワクこころを踊らせていたと思います。

いつも間にか?

今の環境に慣れてしまって、お店の売場の変更、商品の見せ方の工夫がなくなってしまったのでなないでしょうか?

効果がないから、いくら変えても無駄ーー!!

とあきらめていませんか?
ラオが、フラッと歩いきながらお店を見ていて感じるのは、お店の中では、いろいろな仕掛けを作って工夫されているのに、お店を利用していただきたいなら、もっと入口にこだわるべきだと考えます。

なぜって?
いくらお店の中で、仕掛けをしても入ってもらわなければ、何も生まれないから・・・

一日にあなたのお店、売場の前を通るお客さまの数、どんな年層、性別の方が通っているか? 知っていますか?

ラオもお客さまの数をカウントしたことはありません。
多いなぁ? 少ないなぁ? は、売場で品出しをしながら感じていました。

お店の前の通路は、少なからずお客さまが前を通っておられるはずで、その1割でもお店を利用していただけるよう仕掛けを作る。

●その時、たいせつなのは・・・

「誰に」「どんな」!!

価値をお届けするのか?
そんなことをA型看板、ウィンドーディスプレイなどで絞り込んで告知しながらお届けすればいい。

ターゲットを絞らず、闇雲に仕掛けを作っても、お客さまに思いは届かないのです。そこにつながりがあれば別でしょうが・・・

まずお店に入っていただく工夫をすることが、売り切る売場で一番大切なコト。お店の売場に入っていただかないと、いくら商品を安く使用が、品揃えを変えようが、お客さまに伝わらないのです。

気温も冷え込んできたので、各お店とも冬物を通路面で演出して展開されています。

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通路面でコートを演出して展開されています。コーディネートして展開されていました。
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こちらはメンズ。B4サイズのPOPでキャッシュバックキャンペーンの告知がされていました。

コーディネートは、メンズのお店も、レディースのお店もきちんとされていました。
ラオがファッション音痴なので申し訳ないのですが、どんなシーンで、それぞれの着装が楽しめるのか? コトPOPなどで告知訴求してもらえれば、ちょっと足を止めてみようかな?
ってなると考えます。

お客さまにそのコーディネートを楽しむ価値を届ける

ような仕掛けが必要ではないでしょうか?

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こんなメンズのカッターシャツの売場って、よく見かけます。

メンズのカッターシャツって、消耗品みたいなものですから、

●売場にランキング表示する
●ネクタイのトレンドを押さえて、トレンドのネクタイとマッチするカッターの価値をお届けする。

そんなことを考えれば、売場もちょっと手を入れるだけで変わってきます。

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フレームを二段使いして「Knit」の訴求をしています。入口は低くして、奥が見えるようにしたいものです。 どちらかをコーディネート演出の前で、イーゼルに入れて訴求したら、可視率が高まります。

入口は低く、天井からのPOPも最低限にしてお客さまが入りやすいように工夫しましょう。

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たとえばレディース、飲食のお店の並びにポツンとメンズのビジネスのお店があると・・・

お店の入口もおしゃれでいつも入りたいと感じます。
でも通路から見ていると、敷居が高くて入りにくい。

入るとピタッとお店の方につかれて、服を見にくそうなのです。

横のウィンドウディスプレーもされているのですが、興味はあるけど入りにくい。お店の並びからしてもちょっと損をしているような・・・

一回入れば、違った印象を持つのでしょう。
ビジネス街も近いので、そんなお客さまも多いのではないでしょうか?

コートフェアなどの告知ではなく・・・

お店の方の言葉で

「最近、冷え込んできましたね。
北海道からは雪の便りが届く季節になりました。
今年のコートは〇〇〇な機能を持った商品を揃えていますよ。
長期天気予報で、今年の冬は例年に比べ『冷え込む』と言われているので、この時期に一着いかがですか?・・・」

のようなPOPをイーゼルに入れてセットすればいいと考えます。

たいせつなのは、お店の間口は開放的にして、お客さまに、商品の価値をお届けする。
そしてお客さまが入ってきたら、我先に接客するのではなく、まずゆっくりお店の商品を見ていただく。

売り切る売場仕掛人と言っても、売場に入っていただかないと、仕掛けが生きてこないので、そんなことを朝、フラッと歩いていて感じたので、ブログにまとめました。

つたないブログにお付き合いいただきありがとうございます。
お店を変化させるって、面倒くさいと思うか? 楽しく思うか? どっちの思いで売場を作るか? 違ってくるものです。
まずは楽しんでみませんか!!