もうすぐ新製品ラッシュの月、展開注意点三ポイント (笑)

こんにちは!! 売り切る売場仕掛人 伊藤 匠です。

2月も後半になってくると『三寒四温』
気温も高くなったり、寒くなったりで、乱高下するので、着るものには気を使うものですね。来月のこの時期には、さくら便りが届いて楽しみな季節が、一歩一歩近づいています。

お店では、春になれば・・・
新商品が多く発売される季節になります。
催事コーナーやエンドなどで商品を固めて展開されたりします。
そんな時期を目前に、新製品のお店の展開の仕方について、ブログにサクッとまとめてみました。

「新製品」「新発売」という差し込みヘッダーを使って、売場を作っているお店が多いですね。でも新しく出た商品の「価値」はこれじゃ、お客様に届かないものです。

新製品って、季節の変わり目『春』『秋』に発売されます。
●なぜ季節の変わり目に新商品が発売されるのか?

衣替えのことを考えれば、簡単に理解できます。
・冬から春=「長袖」から「半袖」
・秋から冬=「半袖」から「長袖」
と大きな視点でとらえるとそんな感じになります。
それはファッションだけでなく、お家の部屋のインテリア商品もそんな感じで変化する時期です。

そんな時期なのでお客様のニーズも上がって、必要性を感じて、お買い上げいただけるからです。

特に冬から春という季節に、寒さに眠っていた草花が芽吹くように待ってましたとばかり、新製品やリニュアル商品がお店に多く並ぶものです。

・お客様の新しい商品を使ってみたいというニーズ
・メーカーでも新製品のCMをメディアでも強化して告知する

時期なので、お店での売場作り、POPなどで商品の動きが大きく変わる楽しい時期でもあります。
売上を確保しやすい時期なので・・・

●『仕掛人』というフィルターからお届けできる展開ポイント
・メーカー販促物の使用は最低限に!!
・「商品名」「プライス」だけのPOPはやめる
・ネットのお客様の声を利用しよう!!

ってこと三つがポイントです。

以前にブログでもお話した

商品と抱き合わせで入ってくるメーカーツールを単に使用した売場で満足しないこと (笑)

この売場って、メディアでもCMが流れているので、売場はきれいに見えるのです。でも近隣のお店でも同じツールを作っていたらどうでしょう?

あなたのお店で買わなくてもいい理由ができちゃうのです!!

これがコモディティ(均質化)
どこのお店も同じに見える。だからあなたのお店で買わなくてもいいじゃん!! ってことにつながるのです。
せっかく送ってきたんだからって思うかもしれませんが、あなたのお店を作りたいなら使わない方がいいです。

でも私の経験から言えば、メーカーや問屋の営業が来て、いつの間にか? 売場が変わっているかもしれません (笑)

●次のポイント・・・『売場についているPOP』

「商品名」「プライス」だけというのは無意味。

だってことです。
お客様もCMなど見て、商品内容を知っているだろう?
だからこれでいいんだ!! っていう人が多いかもしれません。

私が新商品が売場に並んだ時にしたのは・・・
商品を購入して、自分で試すつもりで

『使ってみる』『食べてみる』

ことです。私がお店で勤めていた頃は、現在のようにネットを見れば、お客様の口コミなんて書かれていない時代でした。
実際自分が使った感じをPOPのキャッチコピーに使っていました。

その方がメーカーのキャッチコピーをそのまま使うより、実際使ってみた感じが伝わるものです。

●ネットに掲載されているお客様の声を参考にする

これは二つのことで参考になると考えます。

・POPのキャッチコピー作成
・追加仕入れの判断基準

新商品の追加仕入れって、判断が難しいことがあります。
売れているのですが、動きが思ったより鈍い。
でもメーカーはガンガンCMを入れている。そんな時に、口コミサイトを見てみると、素直なお客様の声も上がっているので追加仕入れに迷っている場合は、参考になるものです。

新商品の展開の私もお店の時に一喜一憂しましたが、売れているからと言って、追い過ぎても失敗することもあるし、ゲーム感覚で楽しんでみるのもひとつだと考えます。

最後までブログをお読みいただきありがとうございました。
このブログがお店で働かれるみなさんのお役に立てればうれしいですね。