お店に商品を並べただけで終わってませんか? (笑)

こんにちは!! 売り切る売場仕掛人 伊藤 匠です。

春の足音は、もうそこまでーー!!
そんなことを考えていると、つい春物に目がいっちゃいます。

春は、寒い冬の中、冬眠していた虫が動き出しして、そして植物からも新芽が出る。冬のちょっと寂しかった風景から一気に躍動感がある季節になる。だからいろんな食材がお店の売場に並びます。

ふと農産売場の野菜売場を見るといろんな『春野菜』が並び始めました。その売場を見て、考えたことをブログにサクッとまとめてみました。

春野菜売場を見てみたら「ふきのとう」「こごみ」「たらの芽」についているのはプライスカードだけだった。お客様はお買い上げになるだろうか?

『プレミアムフライデー』の予告告知展開などを見て、お店をフラッと歩きながらウォッチングしていると『春野菜』の展開で気になったことがあった。

お店の商品が

『売れない!!売れない!! 助けて・・・』

って声をよく耳にする。
でも売場を見て思ったのですが・・・
お店の売場に単に『品揃え』している商品が多いなぁーー?!
本部から送ってきたので・・・

ただ売場に置いただけ!!

これじゃー せっかく春の旬な商品を売場で展開しているのに気持ちが伝わらない。またお店の方も、本部から送り付けで商品が入ってきたので、売場に出さないと『ロス』につながるので、ただおいただけって売場になっていると考えました。

そんな売場では、お客様は、手に取って商品を見ない!!

たとえば今日のお題の『春野菜』であれば・・・
まず年配の方は、昔、料理して楽しんだ記憶があると思いますが、スーパーにメインで、買いに来られる主婦の中には、料理の仕方を知らない方も多く存在するのです。
だからそんなお客様は、

・調理の仕方を知らない。
・味を知らない。

だからせっかく品揃えしても、売上につながらないのです。

・お客様は知らないから必要性を感じない!! (笑)

そんな商品のことを『春野菜』の売場を例にとってお話ししましたが、他の売場にも多くあります。
食品売場でもあるし、非食品の売場でもあります。

先日の日本チェーンストア協会だったかな?
1月の売上が前年比1.5%↓ で、理由が、「お客様の財布のひもがかたかった」 って発表していた。新聞で見てあきれた。

もっと売場を見るべきだと感じた。
こんな売場を是正するわけでもなく、不調要因を『お客様』『天候』『スタッフ』のせいにしているようでは、

いつになっても売上の改善はされないなぁー♬

もう何年、単体で昨年実績を割り続けていんだろう?
私が勤めていた頃は楽しかったけど、大手スーパーも華やかな時期から一転して、どんどん衰退し続けている。そして再編成。
でも再編成して、ベースが壊れているから『無意味!!

答えは、現場に転がっている!!

ってずっと考えています。

お客様に

「お店を知ってもらってお店に来ていただいたら」

お客様にお店の方の気持ちが伝わるようなPOPをつけませんか?

そして「商品を手に取って見てもらう」
そこからお買い上げにつなげる。そのためのPOP!!

『コトPOP』

●お客様に気持を伝えませんか?

うすいえんどうもこれから売場に広がってくる商品ですが、豆ごはんの分量の目安などあれば、豆ごはんを作ったことがなくてもわかります。

 

ふきの料理の仕方と「アク」のポイントが告知されれば、わかりやすい。イラストも煮物風の伝わりやすい。
若ごぼうも売場にただ置かれているだけではわからないもの。加工の方法が告知されていれば、調理もわかります。大阪もんで「八尾市」の銘産品です。

大切なのは、お客様にこの商品を売場に並べている理由をきちんと伝えること。
それと売場にオブジェを置くお店が経費の関係で少なくなっていますが、画像のように「菜の花」をいっしょに演出に使うだけでイメージは春になるものです。

最後までブログを読んでいただきありがとうございました。
今回お届けしたいのは、商品にお店の人の気持ちをつけてお客様にお届けしましょう!! ってことです。

このブログを通してお店の方がお客様と楽しんで仕事をされるお役に少しでもなれればいいなぁーー♬♬