POP、チラシで大切なことは伝えることじゃない

こんにちは!! 売り切る売場仕掛人 伊藤匠です。

今回はチラシやPOPの役割についてお話ししたいと思います。折り込みチラシや売場を見てると、できるだけ多くのコトをお客様にお伝えしようと言う気持ちは10分経験者としてわかります。でもお客様立場から見ると伝わってないんじゃないかな?と感じることがあります、そんなことをブログにまとめてました。

あるスーパーの春野菜売場で展開されているPOPは、いろいろな情報があっておもしろい。でも文字が小さくて残念ながら見づらくて伝わりにくい。

朝新聞を広げて折り込みチラシを見たり、売場を買物しながら歩いてるとお店の販促ツールは、この状態では伝わらないなぁと感じました。

ある家電専門店の折り込みチラシ。商品名、プライスだけならすっきりするでしょうが、『スペック情報』が細かすぎて、見たいと感じない。

それはどういうことか?

●皆さんも一生懸命・・・

●折り込みチラシでお客様に興味を持ってもらって、お店に来てほしい。
●売場のPOPで、商品を手に取ってお買い上げしてほしい。

そんな思いを伝えようとしてるのですが、やはり売上を確保したいという思いから、情報が満載!!

●でも折り込みチラシもPOPもお客様が見て初めて役割を果たすもの

要は読まれなければ、役割を果たさないということ。

読んでもらうにはどうするのか?
折り込みチラシであれば、商品画像、商品名、プライスだけではない。また売場のPOPも同じように商品名、プライスだけという売場になっている。
いかにも売り上げが欲しい!!
だから買ってって言う思いが見え見えの販促ツールになっている。だから役割を果たさない。

通販の折り込みチラシ、プライス訴求もされているけど、商品の情報がわかりやすく告知されています。

たまたま通販のチラシが折り込まれていたので、家電専門店のチラシと比較して見た時に、やっぱ文字が大きいのとチラシの点数も大幅に少ないので、見やすいので見てしまいます。

やはりお客様の立場に立って、この商品を買ったら、こんな楽しみがある。

って伝わるように考えて、制作しないといけないんじゃないかな? 商品名とプライスだけではその商品の価値がまず伝わらないです。

よく折り込みチラシの話しをすると「写真さえ見れればいいじゃん」って言う話しもありますが、売場の商品=写真 にはなってない。売場のPOPでもお客様に

その商品が、楽しみと同じようにどんな価値があるのか?

ってことも伝えないといけないと思います。

ただここで考えて欲しいのは、それぞれの販促ツールの役割を考えてほしい ということです。当然、制作には高い経費が掛かっているわけです。だから効果を出してほしい。

ただ単に伝えるということなら、現状でいいのかもしれません。
●でも売り切る売場仕掛人としては・・・

販促ツールには役割を考えた仕掛けが必要!!

販促ツールの大切な役目っていうのは伝えることかもしれないですけど、考えることの基本は

販促ツールにお客様が目を通して読んでいただくこと。
そんな興味をいだくものじゃないといけない。

お客様に折り込みチラシを読んでいただいて、まずお店に「行ってみよう」と言う気持ちにさせるチラシ制作をしないといけない。同じようにPOPもお客様に商品のプライスを伝えるだけじゃなくって、まずポップを読んで読んでいただいて商品を手に取っていただく。

それぞれの販促ツールの最終目標はお客様に買っていただくこと。でもそれが出過ぎて、伝わっていない。またお客様は、お金を使うのがイヤですから、逃げてしまう。

売場の前をお客様は、1秒で通り過ぎてしまいます。
そんなお客様に足を止めていただくには、やはりお客様から見えないとPOPで足を止めることなんてありません。

やはり販促ツールの役割をしっかり考えて作る。

●チラシは、興味を持たせる。そしてお店に来てもらう。
●POPは、商品を手に取ってもらう。

そんな役割をしっかり考えて作れば、今より商品を売り切ることは出来るんじゃないかな? (笑)

最後までブログを読んでいただきありがとうございました。
せっかくお金を使うのですから、費用対効果をしっかり考えたいものですね。 (笑)