仕事には相応の価格必要!何でも安くすると必ずしわ寄せがくる!

こんにちは!! 売り切る売場仕掛人 伊藤匠です。

最近新聞を読んでいるとヤマト運輸さんの問題の記事をよく見ます。この問題はインターネット販売の拡大で、取扱量が急増して人手不足で運転手が十分に確保できず現場の疲弊が深刻化している。それとサービスに対する『対価』が合わなくなっているというニュースでした。
そんなことから均質化社会の中、企業経営においても横並び意識が強い中、この問題から考えて、ブログにまとめてみました。

先日、Amazonの商品をヤマト運輸さんに宅配していただいた。思わず「ご苦労様です。頑張って下さい」って声をかけてしまった。

ヤマト運輸さんの問題は運べば運ぶほど利益が出ないという問題。残業未払いの問題も聞こえてきて、私はそれだけは絶対にしないと決めているので、余程価格合わないんだなぁ? って感じた。

今の宅配は、ほんと至れり尽くせりだ。

・時間指定はできる。
・再配達してくれる。

それも海外では有料サービスも、日本では無料だ。

『サービスが先、利益は後』

という考えの基、競走が厳しい中、売上確保の展開されてきたのだが、やはり無理をすると必ずしわ寄せがくるもの。
ヤマト運輸では、価格の見直しを検討しているようだが、残業費未払いになる前に、きちんと会社として取り組み展開の改善をしなければならなかったことだったと感じる。今後宅配便を続けようとすると適正価格を反映した展開。他サービスの検討を考えなければいけないんだろう。

これは、宅配業界だけの問題じゃないと考えます。
どの業界もあることで、コモディティ化の中、横並びの

『価格を安くすることしか』

考えることができなかった。経営企画貧困が招いた結果。

例えば私がお店に勤務していた頃、入社当初は元旦営業って言うのはありませんでした。入社当初は、新年は3日から営業と言うことで 元旦、2日はお休みでした。

ただ他のスーパーが売り上げを確保するために1部限定店舗で元旦営業始めました。そしたら売上が、確保できた。そんな声を聞くと「うちの会社も元旦営業をしなくっちゃ」ってなる。

元旦からの営業は、現在は当たり前。でも昔はきちんと休んでいたんだけど。

やはり競合店が、元旦営業体制になるとどうしても横並びの戦略をとらざるおえない。
私が入社して、3年目くらいかな?
突然来年から元旦営業するからと言う話がありました。
当初は元旦、2日に出勤すれば、給与も割増しで、シメシメと感じていました。元旦営業しても売り上げの低下し始めて、手当てがいつの間にかなくなっていました。こんなことを考えてみるとヤマト運輸さんの仕事によく似ているなと感じます。

どこもやっている当たり前になってくると『対価』が支払われなくなる!!

会社でお受けしているデザインの仕事も然りです。
いくら修正を繰り返しても単価はいっしょ!!
当然、会社は人件費、残業費はスタッフには支払っているのです。ただ親元のクライアント様では、価格が決められているので下請け孫請けとなるとけっきょく合わない価格になってくる。

こんなことは横並び社会の中、他にもたくさんあるんじゃないかな?

ヤマト運輸さんの問題って、会社が運営展開方法を見直して、価格をリセットするのにいい機会だと考えます。
大きな会社だからできる。でも中小企業なら死活問題。
今しないと日本中のサービスはいずれは崩壊すると考えます。
どっかの学校のこと、国会で大事な時間を費やして話している場合じゃない。

価格が合わないビジネスは長続きしない!! (笑)

日本の会社は、昔からの名残でサービスを重視します。
それがどの会社も合わなかった「デフレを是正する」と宣言していく年経ったでしょうか? お店の売り場では変わらず、横並びの価格競走をしています。お店はもうそろそろ売り方を変えるべきです。チラシのもしかり。
安売りじゃなくて価値をお届けする形にシフトして行くべきだと思います。ただその価値のお届けの仕方をしっかり考えないといけないと感じます。

やはり価格ばっかり追っている会社は、働いているスタッフも面白くないし、やりがいもない。
だからスタッフのUSPの打ち出しを私の会社では優先した。

・デザイン制作して楽しい。
・企画を組んでいて楽しい。
・後方管理していて楽しい。

楽しみながら仕事を進める会社に変化をしていきたい。
そんなことを日頃考えながら、価格の見直しと業務を天秤でしっかり考えながらスタッフの『やりがい』を追求していきたいなぁ!!

最後までブログをお読みいただきありがとうございました。
そんな思いのお客様と今後もお付き合いを広げていきたいと考えます。