減るものがなければ、安売りが悪いわけじゃない(笑)

こんにちは!! 売り切る売場仕掛人 伊藤匠です。

デザインや企画などの制作の打ち合わせをしていると・・・

「この見積価格なんとかならんのか?」

と言われることがあります。
作業が減ったわけでもなく、品質も維持で、時間だけかかる。
そんなことを考えると、一生懸命頑張ってくれているスタッフに申し訳ないと感じる。

ただ、ただ「価格」だという。

無理というと、相見積もりまで取られる。
こんな打ち合わせからは真っ先に脱却することにしました。

お客様に「価格」だけじゃないものお届けしたいから(笑)

これと同じようなことがお店の売場にも起こっている。
そんなことをブログにまとめてみました。

商品の価格はほとんど変わらない。最近、コンビニも価格を崩し始めました(笑)

お店の売場の商品、サービスの価格って・・・

『毎日、安い』というテーマで販促ツールなどを店外、店内につけて強化演出しているお店を、表現の差はありますが、また増え始めました。

これでお客様のお買物のモチベーションがあがればいいのでしょうが、上がることもなく、下がることもない。

『価格が安いことは、お店選択のポイント』

であることは理解できます。
でも自分の店が一番安いと考えていても、周辺の競合をリサーチしてみれば、ほとんど価格は変わらない。

「価格も品質も売場の作りも変わらない」

よくこのブログでお話しする均質化の時代。
打ち合わせをしていて、よく感じることがあります。
打ち合わせで『価格だけを重視している会社』って
売場を見てみると手が入っていないし、
演出も商品を平台、棚に置いただけって感じ。

・売場の販促ツールも使いまわしばかりで何年も同じ。
・劣化して、色が薄くなっていたり、破れている。

そんなお店の売場を見ていると、このお店で買いたいなぁー!!
って、理由付けがなくなる。

やはり本質のところを詰めないと、ただ単に価格が安いだけでは?

お店全体もチープだなぁーー!!

販促ツールだけならいいのですが
そんなお店って、経費削減の中、人も減っている。
だから悪循環が起きていると感じます。

価格を安くするのは、競合対策で必要なことかもしれませんが

お客様の目に、お店の売場、提供しているサービスがどう映っているか?

考える必要がある!?

価格安くで、圧倒的な差があるならまだしも
どこも価格も品質も売場も変わらない時代なのですから・・・

それより、日ごろお店で買い物していて
お客様に与えるマイナス要素の方が大きいなぁーー!!

・質問しようにもスタッフがいない。
・販促ツールも使いまわしだから売場のイメージに変化がない。
・破れたり、折れ曲がったプライスカードが放置されている。

売場は、荒れ放題!!

だから減るモノがないんだったら、どんどん価格に挑戦すればいいと考えるし、減るモノが大きいなら、安売りも考える必要があるのでは?

もうそろそろ横並びの「価格安く」から脱却して、利益を圧縮して商品を提供するより適正利益を確保して、お客様に十分なサービスが提供できる体制を作る方がファンが作れる時代じゃないかな?

ヤマト運輸さんの問題がそれを物語っているのでは?

最後まで、ブログを読んでいただきありがとうございました。
適正な価格で提供するには、どうすればいいか?
考えた方が、毎日が楽しいですね(笑)