好きなコトに気づいて、次の一手を打てば圧倒的に輝ける(笑)|3月のライオン

こんにちは!! 売り切る売場仕掛人 伊藤匠です。

『3月のライオン』を見てきました。

この映画を見に来られている方って、ほんと幅広い年齢層のお客様の映画だなぁーーー!!
将棋を楽しんでおられるおじいちゃんもいれば、高校生の女の人もいる。でもこの映画の感じ方は、きっと違うんだろうなぁ?

この映画は・・・

好きなコトに気づいて、次の一手を打てば圧倒的輝ける!!

後編はそんな感じで見ると、とても面白い映画。
そんなことをブログにまとめてみました。

クライマックスは、((+_+))と言う感じ(笑)

~March comes in like LOIN・March goes out like a lamb~

3月はライオンのように荒々しい気候で始まり、子羊のように穏やかにおわる。(春の訪れを表すイギリスのことわざ)

このことわざのように

前編は『戦い』、後編は『開放』をテーマに描かれているようにふと感じました。

将棋をテーマに今、失っている人間臭さを感じる映画だった!!

前編は、主人公・17歳の将棋のプロ棋士桐山零と個性あふれる騎士たちとの戦いが描かれていました。

一手一手にこめられた想いが、渦巻く心理戦ー!!

映画で対局シーンを見て、一手一手を相手の心理を読みながら打つ想い・・・

会社経営と同じだなぁ? 

将棋、囲碁など、相手の心理を先読みしながらするゲームなので機会があれば、楽しんでみたいなぁー?!

この映画のストーリーは知らなかったので
前編を見た時は、桐山零の成長する姿が描かれ、後編は、名人になってめでたしめでたしと話しが流れるんじゃないか?
と勝手に思ってました。

後編を見て、読みが違っていて・・・
それがさらに感動したもとかもしれません。

この映画は、昨年から今年にかけて、USP発見塾に参加して、学んだ

『フィルター』

でこの映画を見れば、めちゃおもしろい映画。
後編を見終わって、あらためて自分のUSPに気づくことが大切だなぁー!? って感じる。

USP(ユニークセリングプロポジション)、個人の『独自の価値』

後編は、人の交流を中心に、それぞれのこころの葛藤を描いていました。これが実に、おもしろく演じられていました。
桐山零に超えたいけど越えられない「壁」がある!!
その「壁」をぶち破って、しがらみから開放される映画。

最終的に・・・

自分の好きなモノを発見して打ち込む!!

そんなことに桐山零は気づく。

●前編では・・・
・幼い時に交通事故で家族を失い、父の友人である幸田柾近に内弟子として引き取られたが、自分のせいで幸田の家族・親子関係にひびが入ってしまい、家を飛び出て、ひとり暮らし。
・零は、近隣の町に住む明るい川本3姉妹と出会い、にぎやかな食卓に、家族へのあこがれを感じ、こころを開いていく。
●そんな形で迎えた後編・・・
前編とは違って、ドロドロした人間関係が描かれる。
・川本3姉妹の次女・ひなたが、学校のクラスでいじめにあう。
⇒ひなたは「後悔なんてしない!! しちゃダメだ! だって私のしたことは 絶対間違ってなんかない!」と言う。
⇒零は、そんなひなたを守ろうとする。
・川本3姉妹を捨てた父親が、突然現れ、今の妻と娘を連れて、いっしょにここで住もうと言ってきた。
⇒零は、3姉妹を守ろうと前に出る。
姉妹から、
これは私たちの問題だから「零くんは帰って」と言われ、大きく落胆する。

この気持ち、すごく共感した(笑)

あこがれていた家族から、シャットアウトを突然くらった。
遊びにいくことでこころが和んでいたのに、また一人の世界に戻る。そして『不安』という壁。
人はいろいろな不安を抱えながら生きていることを描かれる

・義父の幸田は、息子とけんかして頭のけがで緊急入院する。
・ライバルの後藤は、奥さんの様態にこころを痛め、トーナメントに臨んでいる。途中、奥さんは亡くなる。
・神の子と言われる宗谷名人も身体に重大な問題を抱えていた。

そんなそれぞれの不安を挿し込みながら・・・

そして零は

「将棋が好きなんだーー!!」

って気づく。零が将棋にひたすら打ち込む姿が描かれる。
師子王トーナメントの決勝戦の神木くんの演技、すごくよかった(笑)

この映画は、壁を作った後に、こころの開放をする言葉が散りばめられている。

●あらためて将棋って・・・

義父の幸田が、新人王に輝いた零くんとの記念対局として宗谷名人と戦う前に
『相手は人間だ!! 自分で作ったバケモノと闘うんじゃない』と伝える。
相手が強いほど、人は、相手を意識するほど不安を持つもの。

島田からは・・・
『宗谷と戦うと真実が暴かれる・・・自分の本当の姿に、容赦なく向き合わされる・・・』

将棋は、人間の本質が現れるものと描かれる。
そして・・・

・師子王トーナメント決勝では
『生きるためにすがりついていた・・・暗闇の中の僕の命綱。今まで暗すぎて、気づかなかっただけだ』

・いっしょに住もうと言ってきた父に川本家の3姉妹は・・・
『ちゃんと、向こうの家族と幸せになってね!ずーっと元気でいてね!』

と問題からの開放が描かれ、クライマックスを迎える。

USPを発見できると、まさに今抱えている問題から解放され、
個を発信することにより、上りつめていく人生!!

AIのと対局などが話題になる時代であるが、
やはり将棋、囲碁とか?
とかは、人間臭さがあるから面白いんだなぁーー(笑)

将棋とそれぞれの人生を描きながら・・・

あきらめなければ、次の一手は必ずあるーー!!

ってことだろう。ほんとにいい映画だった。

最後までブログを読んでいただきありがとうございます。
やはり映画はいいですね。