売り切るコトが出来なくなった大手百貨店、スーパー

こんにちは!! 売り切る売場仕掛人 伊藤匠です。

ゴールデンウィークは、休みが続く。

・お客様がいっぱいのお店
・お客様がいなくて閑散としたお店

がある。
私が、お店にいた頃から・・・
ゴールデンウィークとか?
お盆とか?
お正月など国民的な休日は、お店の売上確保でビジネスチャンスでもある。だから新聞折り込みチラシも多く入る。

でも同じような商品、サービス、品質、価格、売場作りなのに、片やお客様がいっぱいのお店と閑散としているお店が存在するのか? そんなことをブログにまとめてみました。

お客様の買いやすいお店を作るのは最低条件。子ども靴も同じ、子供服売場と靴売場と店によって場所が異なる。

私がお店に勤めていた頃、よく言われていたのが・・・

『アメニティ』

と言う言葉だった。
アメニティって、「快適性」「居心地の良さ」「楽しさ」などの意味で、当時、使っていた。
ゴールデンウィークのような季節には、お店にアメニティがないと利用されないなぁ~!! ってよく話していました。

最近、それだけじゃないなぁー!! って感じるのが・・・
特に、大手スーパーの衣料品売場、生活関連用品売場を見て、食品売場と比較した時に、そのふたつの売場って、どこに行っても閑散としている。

●どうしてこうなってしまったのか?

って、考えた時に、百貨店、大手スーパーは、

大きな『ご婦人様専門店』

になってしまったように感じる。

●なぜって・・・?

・少子化ということで、子供ファッション関連を撤去ならびに大幅縮小した。
・紳士ファッション需要がロードサイドのカテゴリーキラーに取られたということで、非効率なビジネスを大幅縮小した。

紳士ファッションも、どのお店に行っても、展開商品は変わらない。でもほしい商品ではない。

要は、紳士、子供ファッション、生活用品商品の大幅なカットをした。

そこが原因のように考える。

大手スーパーって、昔は、売場のあっちこっちで会話があふれていた。別に遊技機がなくても、ご近所さん、親子、おじいちゃんおばあちゃんと孫、笑顔で話していた。
それが楽しさにつながっていた。

でも、これは食品売場でもそうですが・・・

売場に会話がない。

だって、ご婦人様専門店になってしまったから・・・
こんな売場なら当然、カテゴリーキラーのようなお店の方が専門性も高いし、品揃えのレベルも高い。

だから大手スーパーの入っている「モール形式のお店」ならテナントスペースには、お客様が入っているけど、

核店舗には、お客様がいない

そんな現象が起こっている。
絞ったのは戦略だからいいんだけど、百貨店、大手スーパーの役割を忘れたお店構成ってことです。
レディースファッションの品揃えのレベルも今ひとつ。

●単的なものさしは・・・

自分のお店のパートさんが購入されているか?

ってこと。きっと購入されていないんじゃないかな?
ということは 『魅力がない』 ってことです。

そんなお店だから、当然、昔のようににぎわいのあるお店を急に作るのは難しいこと。

●でも、お父さんやお子さまが集まる・・・

・イベントを強化
・商品の品揃えを強化
・サービスの強化

をすれば、簡単なコト。
お父さん、お子さまが売場に戻ってくれば、会話があふれる売場が作られる。当然、客数はアップするし、お店の滞留時間も長くなる。

買物しながら感じたことまとめてみました。
最後までブログを読んでいただきありがとうございます。