効率視点から商品を絞り込むと売場から楽しさがなくなる。

「売り切るチラシセミナー」で使うペンを買いに、心斎橋を歩きながら感じた。

心斎橋と言えば・・・
百貨店を中心にいろいろなお店が立ち並ぶ商店街が広がっている。お店の改廃も

「新しいお店が出たな?!」

今度、立ち寄ってみようと感じて、間が開いてしまうが、行ってみると変わっていたりする。
けっこうインバウンドのお客様を対象にしたお店が、現在は人気しているように感じる。

こんにちは!! 売り切る売場仕掛人 伊藤 匠です。

目的の東急ハンズ心斎橋店は、そんな商店街から少し外れたとこにある。東急ハンズに行って、感じたことをブログにまとめました。

東急ハンズには、COPICのペンと絵手紙の練習でもと思って、はがきサイズの画用紙を買いに行った。

東急ハンズエントランスを入ると、イベントコーナーでは、6月18日(日)の父の日の対象ギフトを集めて展開されていた。
やはり百貨店、大手スーパーとギフトのテイストに

「楽しさ」

があるので、見ていてもおもしろい。

こんな売場なら本人買いもあるだろうなぁーー(笑)

大手スーパーやお店の販促企画を提案していると、扱っている商品も限られていて、本人買い需要の話しも出るのですが・・・

いつも 「?」

を感じる。
なぜか? と言えば、通常扱っている商品と変わらないから。
東急ハンズにしても、先日、Facebookの投稿で紹介させていただいた事務所近くのホームセンターダイキさんの「グリーンインテリアフェア」も、通常と違った品揃えをするから、おもしろい!!

平台数も、導入時、展開台数が、5台だったのが、今週で終了なので3台に絞り込むほど、グリーンが売れている。

●これから梅雨時期って・・・

雨でジトジトしてうっとうしい季節ーー!!
そんな時期に部屋にグリーンを置くことによって
不快な季節が楽しくなる!!

それと希少植物が売場に展開されているので、グリーン好きからすればついつい手を出して買ってしまう。
その売場には、ホームセンター内の他の売場のようにプライスPOPはついていないのです。

イベント売場コーナーって、私が大手スーパーに在籍した頃は、催事コーナーの取り合いをした経験がある。

●でも大手スーパーのイベントコーナーって・・・

現在では、自社催事の展開は少なく、業者さんがスケジュールに組み込まれて入っていることが多い。

業者催事なら、売場も作ってくれるし、在庫が残る心配もなく、消化仕入れなので、売上に対する利益も確保できる。

まるで短期間テナント!!

のようなもの。
お客様からすれば、もしかしたら、同じような催事を競合店で展開していることもあり、売場で買い物をしていてもおもしろくない。だから催事コーナーも閑散としている。

●どうしてこうなったか?

ただただ効率を追求したから、おもしろくない売場になった。売場がおもしろくないから、お客様も回遊もせず、必要なモノだけ買って帰られる。

今の売場はそんな感じかな?
商品も改良されて、品質はどんどん改善されている。
でも私はよく考えるのですが・・・

その機能って、お客様に必要なのかな?
ただメーカーが改良で競い合っているだけにしか見えない。

売場も、商品開発も

「誰に」が不在!!

だから売り切るコトができないと考えました。
そんなことを感じたのは、東急ハンズの

カエルのフィギュア、ぬいぐるみなど平台に集めてありました。

梅雨ということもあり、昔、田んぼでカエルが泣くのをよく聞いた。そんな思い出がよみがえってきて、年甲斐物なく、この売場に立ち留まってしまいました。(笑)

この売場のキーは「縁起物」。
でもこの売場を見て感じたのは「なつかしいなぁー!!」
10分くらい立ち止まっていて、カエルのおもしろいフィギュアを見ながら、買っちゃいました(笑)

今日から事務所の入口で、お越しになったお客様をお迎えします。

「WELCOME」カエルです(笑)アマガエルのようでかわいい。

こうやって考えると・・・

効率追求して・・・
POSデータ、売上データで商品を絞り込むから、どこに行っても同じ売場になっちゃうんだなぁーー(笑)
それが問題になっているコモディティ!!

お客様もおもしろくない

小さなお店、大きなお店も売れ筋商品は当然必要。
でもそこにそのお店ならではの商品を品揃えした売場の方が楽しい。お客様も集まることになり、売り切るコトにつながる。

おそらくお父さん商材、子供さん商材を効率でカットしてしまって、お客様が欲しいのに、売っているとこが少なくて、不自由している商品が眠っているように考える。

売り切る売場は、お父さん、子供さん商材の品揃えを見直すこと・・・!!

やはり効率尺度のお店は楽しくない。
最後までブログを読んでいただきありがとうございました。