1899年(明治32年)創業 おはぎの玉製家

こんにちは~ ♬
売り切る仕掛人 匠(たくちゃん)です。

事務所を起点に歩いて行くと・・・
なんばにはけっこう長く続いているお店が多い。
戦時中は、焼け野原になった状態から立て直しているのだから
どのお店もすごい努力をされて立て直されているんだなぁー!!

なんばウォークを四つ橋線なんば駅から東にひたすら歩いて、15分くらい。B28出口の階段を上がって行くとちょうど玉製家の入口にあたる。

このお店は、14:00~オープンだが、たいてい13:30くらいから20人くらいの方が並んでおられる。

おはぎ3品で、開店前からこんなに多くの人が
並ぶってすごい。

いろいろな人のブログを拝見していると、この行列状態が普通みたい。おはぎは、こしあん、粒あん、きなこの3品だけ。
どんなおはぎ何だろう? って楽しみにしてた。

14時少し過ぎたけど開店した。

つぶあん、きなこ各4づつ購入した。少し小ぶりだったけど、味は甘すぎずちょうどいい味だった。

14時に開店ーー!!
でもなかなか列が前に進まない。
どうなってるんだろう? と思って
外から店内を覗いてみると狭くて、5人くらいしか入れない。

行列が30分過ぎてもなかなか前に進まなかった。
ひとりの方が、数をまとめて買っていたからだった。
一応、ひとりの方が60個までという限定になっているようです。

いただいたおはぎはこんな感じ。

あんは甘すぎず、ちょうどいい感じの味でした。
大好きなきな粉のおはぎ。少し小さめでしたが、瑞々しくておいしかったです。

このお店は初めは法善寺あったそうです。
空襲で焼けてしまって、現在の千日前に・・・
そして1970年に大阪万博に合わせて千日前通りを拡幅した時に、現在のお店に移転して落ち着いたそうです。その頃は、甘味処として営業したそうです。

そしておはぎ一筋に絞ったそうです。

絞られた理由に興味津々・・・

現在のように人気したのは、11年ほど前に、お彼岸の前の日に
テレビ番組で話題に上がってからとのコト。

このお店はご夫婦ふたりで運営されています。
奥様がカウンターで注文を受けて、ご主人が奥で、握る。

普通の和菓子屋さんは、作り置きのお菓子が、棚に並べられている。玉製家さんは、注文を受けてからご主人が握って作る。

ご主人が握るとおはぎにほどほどの空気が入るので、瑞々しくてふんわかしたおはぎをお届けできるそうです。

おはぎを食べてみると、やはりふんわかしていて
箸を入れても、すっと切れる感じでした。

● 長く続いているのは・・・

玉製家では『おはぎ』!!

扱う商品をあれこれ広げられず、一品に絞っていること。
お届けするものを絞ることで、作って届けるもの、接客する言葉、クロージングなどが至ってシンプルになり、お客様に価値を一定レベルに保ってお届けできる。

おはぎを詰める箱も4種類から選択する。

6個入り、8個入り、10個入り、15個入りの箱で購入する。
また今回購入させていただいた8個入りの場合、きなこを4個、こしあん2個、粒あん2個という箱の詰め方は出来ず。
きなこ4個、つぶあん4個という詰め方になった。
そんなことまで味を一定にするために、クロージングルールとして決められている。

女将さんの接客マニュアルも絞られる。

だから細やかな言葉で接客していただけるので、注意するポイントがわかりやすい。

包装にはテープを使わない。

セロテープは使わず、輪ゴムで閉じるだけ。

箱の種類も4種類なので、それに合わせた紙で包装する。
いただいた箱も、お店の名前が表札のように見えるように包まれている。包装もきちんと折り目をつけて丁寧にされている。

やはり他のお店同様。
玉製家さんでもこれというものが『 おはぎ 』ということで確立されていて、絞られているので応対も至ってシンプル。
また時間があれば、スタッフに楽しんでもらう一品で準備したいものだ。

ケイがまとめたブログもあるので、ぜひ~♬

長続きの秘訣は シンプル&丁寧

スタッフも長く続いているお店に興味を持ってもらって
秘訣を伝えられるよう学び進めています~ ♬