美と数字の深い関係って? 

こんにちは~ ♬
売り切る仕掛人 匠(たくちゃん)です。

今日は台風8号の被害が、ニュースでいろいろ報告されています。
台風の被害にあわれた地域の方に、お見舞い申し上げます。
また早く復興することをお祈り申し上げます。


今日は、仕事に近い話をさせていただこうと思います・

美しいと感じる比率とは?

私たちが美しいと感じる芸術作品や建築物には、実は数字が隠されています。

黄金比率

たとえば・・・有名なミロのヴィーナスは、あらゆるものを美しく見せる黄金比率という数字が絡んでいます。
ミロのヴィーナス
黄金比率とは、相似(対応する辺の比と角が等しい)の中に現れる数字で、タテとヨコの比率は、1:1.618です。
人間は、バランスを常に、視覚から様々な五感を通して感じていて、アーティスト自身が直感で、「これでいいだろう!!」と適正で作ったモノの中に多く含まれている場合があるようです。
ミロのヴィーナスは「頭からヘソ、ヘソからつま先までの長さ」が、
1:1.618になっています。また「胸と腰の幅」も、1:1.618になっていて、いくつもの黄金比率が散りばめられています。


ギリシャのパルテノン宮殿やパリの凱旋門も黄金比率で作られています。
パルティン宮殿

凱旋門

また有名なレオナルド・ダ・ヴィンチのモナリザも、上半身、顔の輪郭、目の大きさなどいくつもの黄金比率を利用して描かれています。
モナリザ
私たちが美しいと思うものには、数字・・・特に、黄金比率の羅列が含まれているのかもしれません。
また美を生み出す黄金比率は、現代の建築にも取りいられ、住みごこちも満足感も得られやすくなっており、活用されているようだ。特に、建物の外観に黄金比率を気にして建てている家は、建物の中も黄金比率が活用され、使い勝手がいいようである。

白銀比率

黄金比率と並び使われているものに、白銀比率があります。

比率は、1:1.414で、わずかに正方形に近い形です。
たとえば・・・東京スカイツリーも高さ634mで、第二展望台までが448mで、1.414:1の比率で出来ています。
東京スカイツリー

白銀比率は、古代から日本人に好かれ、多くの建築物に使われています。法隆寺のの金堂、五重塔も建物の中に、1:1.414が使われています。
法隆寺

またコピー用紙も白銀比率になっています。
白銀比
白銀比率は、日本の美意識を解き明かす鍵が隠されています。日本の建築物の角材は、正方形で作られており、曲尺の表裏の縮尺の裏側には、1.414の目盛になっています。
また茶室も、正方形を多く取り入れたデザインです。


 

POPは?

POP

私たちが、仕事で制作しているPOPも黄金比率や白銀比率を考えて制作するとお客様も見やすく、思いが伝わるツールになるのではないでしょうか?売場で使われる販促ツールは、売場の方の思いが伝わって、共感を呼び、商品を購入していただけるもの、少し、それぞれの比率を考えて制作すれば、アイキャッチ度の高いツールになるかもしれません。

生活の中で黄金比率と白銀比率を探して、見え方を考えてみるのもいいかもしれません。

本日も長々とお話にお付き合いいただきありがとうございました。