初売りの売場を見て思った「マーケティング」って何だ?

新年明けましておめでとうございます。

毎度、思っているのですが、なかなかBLOGでお話しを記していく時間が作れないことを反省しています。私が、BLOGを記すことが、嫌いなら頓挫しているかもしれませんが、時間をうまく調整できず、お話しできていないので・・・
今年の目標は、時間をしっかり作って、アップしていくことを目指していきたいです。

さて、今朝、日経MJのマーケッター3トップの記事を読んでいて・・・
改めて、マーケティングの大切さを痛感しました。

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「マーケティング」って、言葉、最近では、日常茶飯事のようにつかわれていますが、「何だ?」って方もおられると思いますインターネットで調べてみると・・・

「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその商品を効果的に得られるようにする活動の全てを表す概念」(Wikipedia)と難しい堅苦しい言葉になります。

私は、学生時代に、商学科を専攻していましたので講義で学んだのは・・・
「お客様のニーズを充足させること」

そのために市場調査・分析、価格設定、広告・宣伝・広報、販売促進、流通、マーチャンダイジング、などなどいろいろな手法をミックスさせて、お客様のニーズを達成させることと学びました。
最近では、膨大なデータを分析して、分析結果から導き出すこと= 「市場調査」 を、マーケティングと感じさせるような報道もありますが、

簡単に言えば・・・
「お客様に喜んでもらうために・・・何をすればいいか?」 だと思います。

元旦・2日と初売りの売場を福袋を探しながら歩いて見たのですが、お店によって、お客様の入りは、ほんとうに雲泥の差があると感じました。それは、立地やいろいろな専門店や映画館が併設されているモールなどの外的要因はあると思いますが、お客様が入っている店、入っていない店は、両極端でした。
入っていない店は、逆に経費も掛かってくるわけですから、元旦から営業する必要ないのになぁ? って感じました。

「どうしてこんなことになるのか?」

百貨店の福袋や商品は、今日の日経新聞、MJ新聞のように、ニュースで報道されるように、ひとりのお客様が、いっぱいの袋を下げて歩く姿を見ましたし、お客様の多さに慣れている私でも、人酔いするくらいすごいお客様の数・・・!!
逆に、スーパーの福袋は、どっかんと山のごとく積まれていましたが、実際売れているか?というと、私は、売れていないような感じを受けました。

それは、どこに行っても同じパッケージと同じような中身のメーカー主導の福袋であるため、福袋に魅力がないのではと思います。
また同じスーパーでも、 「オリジナリティのある福袋」 を、毎年作って売っている奈良にポツンとあるスーパーは、福袋売場だけは、毎年、すごいお客様で、ごった返しています。
きっと 「この店に福袋を買いに行ったら、おもしろいものが、今年もあるじゃないかな?」

「オンリーワン」 この店でしか販売していない。
それってお客様からしたら、「ほしい」 商品になちゃうんじゃないかな?

毎年、そんな商品を品揃えしているから、
「見て選ぶ楽しさ」や「買う喜び」
がお客様のこころに蓄積され、おそらく「今年も行ってみよう?」っていうことで、利用されているのではないか? と福袋の売場を利用されるお客様の数は、ほんとうに驚くほどです。

また、この店も販売員が売場に張り付いて販売していましたが、他の店でも販売員が張り付いて販売している福袋のコーナーは売れていました。

これがマーケティングじゃないかな?

ただ、福袋をどっかんと積んで、圧倒的な量感を出して、「欲しいお客様は、安いから買っていって下さい。」という売場で、ただ単なるプライスPOPをつけただけでは、お客様には、喜びは生まれないので、売れないのではないでしょうか?
そこにコトPOPをつけただけでも、元旦という「日」は、ダメだと思います。
逆に販売員が、売場に張り付いて
「おめでとうございます。この福袋、残りがあと2個です。」
「この福袋のこのダウンは、お正月寒波の今、使えますよ」
なんて・・・呼び込んでいる売場は、よく売れていました。
この違いは、 「販売員」 なのです。販売員の、説明が、お客様のこころに響き、お客様も 「なら、買ってみようかな?」ってなるのです。

この販売員の声が 「サービスを付加している」 のです。
お客様も販売員の説明に、喜んで、こころに共感を生むから売上につながる。マーケティングなんて、難しく考えなくても、簡単なのです。

お客様に喜んでもらうために、
何をすればいいか?

初売りの売場ではないですが・・・
お客様に、たとえば私の会社に仕事を依頼すれば、こんな形でやってくれるだろう。お客様にお見せする時に、予想以上のことをしていれば、お客様は喜んでくれます。やはり 「慣れ」 がありますので、慣れてくれば、「欲」が生まれて、それ以上のものを求めてきます。
それを少しづつでも改良しながら、業務が出来れば、お客様からの指示も、奈良のスーパーのように感動を蓄積していくわけですから、指示につながるものではないか?と思います。

「喜んでいただける」
この会社は、言ってもいないのにここまでやってくれるのか? という「感動」 を、もう一度、原点に戻って、やっていきたいと思います。

当社のメンバーも、今朝、朝礼でいろいろな抱負を2分間で語ってもらいましたが、それぞれの言葉を集約すれば・・・
当社のメインの役割を認識して・・・

お客様のことを考えて、昨年より「見え方」「資料のフォーマット」を変更したりして、お客様に当社が考えているデザインや企画が、少しでも改善して、伝わって喜んでもらえるよう頑張っていきたい。

メンバーは、マーケティングについて考えてはいなかったと思いますが、間接的に会社におけるマーケティングについて考えていたんだなぁ? って感じながら、明日も、続きを記していきたいと思います。

今日は、長々とお付き合いいただきありがとうございました。
明日も楽しくガンバ~!!