大阪都構想、民間企業ならマイナスからプラスに転じるなら、一歩踏み出しますよね!!

昨日の「大阪都」構想について考えて、記したBLOG投稿について、たくさんの「いいね!」「シェア」「リツィート」をいただきありがとうございました。
今日も大阪都構想のつづきの話しを会社経営に置きかえて記したほうがわかりやすいのでは? と思い、記させていただきました。ただ、時間の限られたタウンミーティングでの、おふたりの話だったので、まだまだ、事実を知りながら、考えていきたいと思います。

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昨日は、同じ機能を持つ施設を、「大阪府」「大阪市」で作り、それが両方とも負の遺産につながっている二重行政について話を記させていただきました。
橋下市長の言動は、歯に衣を着せないので、何かと話題になります。
タウンミーティング中も、橋本市長の話し方について、聴講者が指摘して、笑いながら会話を修正するお茶目な表情もお見受けしました。
聞いていても話し方の歯切れがよくわかりやすかったです。

昔、戦国時代には、大阪には豊臣秀吉が、江戸(東京)には、徳川家康が存在し、諸国に、数々の有名な大名が存在しました。
ただ、このふたりの力は、いろいろな書籍を読んだりしますが、突出していました。
現在は、大阪も橋本市長になってから経済数値は、改善されつつあります。ただ東京にすべてが集中している 「一極集中」 は、変わりない問題で、地方への役割の分散が南海トラフ大地震の問題を踏まえて、リスク回避含めて、改善しなければいけないといわれています。
でも・・・そのような報道を時々、見たり聞いたりするのですが、実際、改善に向けて動いているか? というと、「?」 です。
もし東京に何か? 起これば、国の受けるダメージは、計り知れない大きなものになります。

そんな環境の中、 大阪をニューヨーク、パリ、ロンドン、東京と同じ 「メトロポリス」 と評価される位置づけに大阪を再生させ、東京と並ぶ都市として 「東西二極」 として 「強い大阪」 を復活させたい話が 「大阪都」 構想の説明でありました。豊臣秀吉時代は、 「強い大阪」 でした。でも、いろいろな要素が絡み合って、現状は、地盤沈下しています。 「東西ダブルツインカム」 で日本を盛り上げていくのはいいと思います。

現状のマイナス面をきちんと把握して、改善するために一歩踏み出す。

演説の話しを聞いていて・・・ 「メリットは?」
① 現在、「大阪府」「大阪市」という立場で、同じ案件をお互いの立場で、処理する 「行政の非効率=二重行政」 を、お互いの役割を明確にすることによって解消し、 「行政の効率改善・向上」 する。
② 現在、大阪市という大きな器で、1人の市長が、大阪市人口268万人を統治する。
私など10人の会社でも、毎日、業務報告、意見具申で、ひぃひぃ言いながら、業務を進めているのに、268万人などまず無理であるし、大阪市会議員のみなさんでも、統治することは無理な話です。だから当然、いきわたらない部分もあるし、チェック機能も大きなザルの目になってしまいます。

区長制をとることによって、地域の住民の方に身近な行政サービスを提供したり、地域の特色ある事業展開ができる。

たとえば会社組織でお客様のニーズに応えられるように、お客様に応じて、組織を設けるようなもので、私の会社であれば、営業担当、デザイン担当、オペレーター担当がいる新たな組織を作れば、よりお客様の声に応えられる。もし問題があれば、それぞれのセクションからトップにフィードバックすれば、お客様に満足いただけるよりよいものが提供できる。
この区長制は、賛否両論あると思いますが、現状のままでは、民意が行政に届けることが出来ないのだから、コミュニケーションシステムのパイプを太くすると考えれば、取り組む必要があると話しを聞き、感じました。

逆に、「デメリット?」
特別区設置に伴う庁舎建設・システム改修などのイニシャルコストは約600億円~680億円発生するということでした。
会社でも、新しいことをしようと思えば、パソコン、ソフトを買ったりして、環境を整えるものです。どんな会社でも、新しい案件には、環境を整えるために、投資します。
それは、環境がいい大手企業では、気にせず投資するでしょうが、中小企業ではいろいろな条件を、天秤にかけ、従業員の働く環境や待遇をより良くしたいという思いを込めて、環境を整えます。
これをデメリットとしてとらえるなら、過去の大きな負債の「りんくうゲートタワービル」の659億円、「ワールドトレードセンタービル」の1193億円に比べれば、現状を改善し、よりよい大阪を作るために投資して、一歩前進する投資としてとらえればいいと思います。自民党大阪市議会議員がデメリットとして訴求していることが報道されていますが、二重行政を解消し、役割を明確にすることによって、この投資は、回収できると考えられるのではないか? と感じました。

「ワン大阪」を実現する。

一歩を踏み出すために・・・

「5月17日・住民投票」

で、民意を聞いて進めていくと考えておられる橋本市長の考えを踏まえ、この投票には、ひとりひとりの思いを込めるべきであると思います。
橋本市長も、住民投票の結果、民意でダメと判断されれば、「自分の考えが間違っていたということで、辞職する」といわれていました。
ただ私が思うに、そんなに簡単に辞めて身を引くより、考え方を民意に沿う形に修正して、将来的に、「大阪都」構想を実現されればいいと思います。

本日も長々と話しにお付き合いいただき、ありがとうございました。
大阪都構想は、自分の身近なことのお金の使い方などに置き換えれば、なるほどと考えられる部分もあるのでは?
ガンバ~(^^ ♪