「クッキングパパ」連載30周年!!

先日、新聞を見ていたら、今日のタイトルの「クッキングパパ」連載30周年という記事が掲載されていました。もう30年も漫画家のうえやまとちさんは、このマンガを描き続けているんだ・・・すごいなぁ?
コミックも現在130巻で、今月の23日に、131巻が出版されます。

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私が、「クッキングパパ」を知ったのは、テレビアニメが始まった1992年でした。
同じファミリーをテーマにしたサザエさん、ちびまる子ちゃんなど、また当時流行っていたグルメ対決マンガの味一番や美味しんぼなどとは、まったく違って、上のコミック表紙画像のしゃくれた下あごが特徴の主人公・荒岩パパとその家族や仲間の日常や食を描いた一話完結のストーリーで、アニメを見終わった後、ほのぼのとした温かさを感じました。
ただこのマンガは、タイトルの「クッキングパパ」が示す通り、荒岩パパが、作る料理が実においしそうで、当時、ビデオに録画しながら、テレビのレシピや作り方を見ながら、料理を作った事も思い出され、30年という月日、感慨深いものがあります。

レシピは、コミックだけではなく、文庫や「クッキングパパのクッキングブック」などの書籍で紹介されていました。このレシピは、高価なものから庶民向けのレシピさまざまで、うえやまさん自身が、クッキングパパで紹介されるレシピは、実際に作って試食して、味を確かめた上で描かれているそうです。

クッキングパパの影響を受けて、料理をした方もおられたかもしれませんが、このアニメが放送されていた頃は、今に比べると、料理をする男性やパパは少なかったのではないでしょうか?
現在は、速水もこみちさん、向井理さんなど人気男性芸能人が、料理コーナーや料理をテーマにしたドラマに出演しているので、影響を受けて、けっこうキッチンに立たれている男性も多いのではないでしょうか?

ストーリーの背景の中で、この当時は、珍しかった奥さんが新聞記者という仕事で、働いて、帰宅が遅かったのも、このような家庭環境も今では多いと思いますが、当時は少なかったと思います。
これはうえやまさん自身もそうだったようで、「マンガを描いても売れるかどうかわからなくて、妻が働いていた。二人とものんきな性格で 『金を稼ぐ方が偉い』 という価値観はなかった」とインタビューで言われているようです。
現在では、共働きの家庭は多いですが、それをマンガで描ききったうえやまさんは、先見の目があったのかもしれませんね。共働きの家庭・・・うえやまさんが、クッキングパパで描かれているように、ほのぼのと温かい家庭であればいいですね。

まだまだ続いてほしいマンガのひとつです。
クッキンパパのファンとして、温かい料理のレシピももちろんですが、日本らしいこのマンガのようなほのぼのとした家庭像を描き続けてほしいものです。

最後に、連載30周年おめでとうございます。
ファンのひとりとして、このマンガがまだまだ続いていくことを期待します。
今日も、私の長々とした話にお付き合いいただきありがとうございました。
明日も楽しく笑顔で過ごしましょう。
感謝~!!