コンビニ「行きつけがある」67%の数字をみて考えました (^^)

先週末の日本経済新聞を読んでいて、「コンビニ 行きつけがある 67%」 の数字が気になったので、本日は、そんなことを記しておこうと思います。
最近、コンビニエンスストアのM&Aに関するニュースが、紙面をにぎわせています。企業によっては、会社を成長させるために投資して、規模を一挙に大きくするようなものですから 「時間を買うようなもの」 ですが、消費者からすれば「新製品・サービスの開発が進みさらに便利になる」という前向きな声が多いようです。
私からすれば、コンビニエンスストアは近くにあって、便利でなければいらない ので、看板が変わっても、根本的に品揃え、サービスなどの要素が変わって、使い勝手が悪ければ、そこのコンビニエンスストアは利用しなくなるだけだと思います。

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「コンビニは近くて、便利!!」

コンビニエンスストアに入るお客さまを見ていると、朝は朝食に必要なパンやサラダを購入している人をよく見ます。
逆に夕方は、夕食に食べるような惣菜を買い求めるお客さまを見かけます。特に、夕方に利用されているお客さまは、シニア層の方が利用する姿を多く見かけます。
日経リサーチの集計数字が示す通り、昔、よく利用するスーパーに、少し離れているので自転車で買物に行った時代がありました。そのスーパーは、今のように大きなスーパーではなく、食品を中心にした買いたいものが揃っているスーパーでした。
コンビニは、お客さまからすれば、その位置づけに、今はなっているのではないか? と思います。 ただシニアの方なので、「自転車はちょっと・・・?」という方が増えてきているので、近くの店を利用され、それが 「行きつけの店」 になっているのではないか? と思います。

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私がよく利用する店は、家の近くには「セブンイレブン」、会社の近くには「ファミリーマート」があり、利用しています。
ただ・・・これが逆になると、「よく利用する店」=「行きつけの店」になるか?というと少し考えます。
それは、今回は、詳しく記しませんが、商品を買う目的が、違う からです。
コンビニエンスストアは、ドミナント戦略という出店戦略を取っています。ドミナントは、「支配的な」「優勢な」「優位に立つ」という意味です。
コンビニエンスストアがチェーン展開をする場合に、地域を特定し、その特定地域内に集中した店舗展開を行うことで経営効率を高める一方で、地域内でのシェアを拡大し、他小売業の優位に立つことを狙う戦略 です。
よく交差点などで、交差点の角にセブンイレブンがあって、対面の角にローソンがあって、その対面にファミリーマートがあるなどのことが最近よく目につくと思います。それぞれのお店を中心に、少し離れたところに同系列のコンビニエンスストアがある。これがドミナント戦略です。
離れていないのに、なぜこんなにたくさんあるのかな?と思われるかもしれませんが・・・お客さまに、

「ぜひ、うちのコンビニエンスストアを使って下さい」
「商品、サービスの提供は、どの店も変わりませんから、安心して使って下さい」

という思いを込めて、出店されています。当然、その地域内のシェア確保です。
そんなコンビニの展開が、モールを備えたショッピングモール型のお店やスーパーを苦戦させているように言われていますが・・・
コンビニは、お客さまの立場に立って、商品やサービスの供給をされています。
たとえば、話題になった コンビニコーヒー もひとつです。
近くで安くておいしいコーヒーが飲める。
そのことを理由のひとつとしてマクドナルドを中心としたファーストフードが苦戦しているように言われていますが・・・

コンビニエンスストアすべてが、そうなっているとは言いませんが・・・

「利用されるお客さまの顔をしっかり見て、ビジネスをされている」

と私は、思います。
だから行きつけのお店ができるのではないか?
最近のニュースでは、健康に配慮されたお弁当や惣菜を強化されると報道されていましたが、ネットなどでは、すでに展開されていて、目新しさは、感じませんが、利用されるお客さまの顔をみると、そんな品揃えは必要だ思います。

ただ・・・コンビニの人にお願いしたいのは・・・

鮮度を意識した品揃えをする中で 「欠品率」 を低下させてほしい。

夕方に利用されるお客さまは、入荷・品出し時間を知っておられるので、集中して買物されます。 その後の売場は、欠品だらけという状態なので、利用するものとしては改善してほしいと思います。

今日も長々とコンビニエンスストアの話しにお付き合いただき、ありがとうございました。
今日も楽しくガンバ〜 (^^ ♪ したいと思います。