採用面接で感じた好印象を残す面接官から見たポイント10

6月の初めから営業の強化で、営業企画部の営業担当の採用募集をしていました。
驚いたのは、今回、募集告知で利用していない会社からの問い合わせの電話攻勢・・・ これは、電話を受けるメンバーも一時的に仕事の手を止めなければならないし、私の携帯に直接、電話してくる会社もあり、営業につなげようという思いはわかりますが、もう少し相手を思いやった営業のアポイント対応を考えた方がいいように感じました。
あまり感じのいいものではありませんでした。
そこで面接に来られた方の対応などを含め、感じたことをまとめてみました。

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今回は、ほんとうに多くの方にご応募いただきました。
まずそれぞれの方の履歴をまとめたレジュメを拝見させていただき、書類審査をさせていただき面接につなげていくのですが、レジュメを拝見しながら感じたのは・・・

1.  レジュメは、あなたが伝わるものを作成しよう。

多くの方のレジュメを、一通り拝見させていただき、面接につなげるのですが、相手にあなたの履歴で自慢したいスキル、またこんな失敗をしましたが、こんな対応で乗り切ったなどのことが「箇条書き」で、短文でもとめて書かれているとわかりやすく、相手に伝わりやすくなります。
また経験業種とまったく違った業種を受けられる方は、自己アピールの欄に、もし採用していただければ、こんなふうに頑張りますというようなアピールが書かれていれば、一度、お会いしたいなぁ? ってなると思います。
次のステップに進めるか? どうか? の書類審査ですから、このレジメの自己アピール欄は、受ける企業をイメージして書かれた方がいいと思います。どこでも共通では、相手にも思いは伝わりません。

2. 第一印象は大切です。

来社されて、初めて挨拶する時の第一印象って重要だと思います。
ただ私の場合と言うより、他の面接官も同じだと思いますが、服装って、みなさんきちんとされてくるので、ネクタイの色が? スーツの色とか? 別に気になりません。
季節柄、クールビズスタイルで来ていただいても、私は、そんなことで判断しません。 やはり面接で判断したいのは、あなた自身なのです。
今回は、営業担当ですから、きちんと挨拶がはきはきと出来るか?
名刺の受け方はどうか? 応対はどうか? が重要になってきます。
やはり面接ということで緊張されると思いますが、笑顔とはきはきした応対は、心がけたいものです。

3. 自分を飾る必要はありません。

なぜなら営業は、最前線に立って、クライアント様とお話をするわけですから、もし自分が出来ないことを「できます」と話して面接を通って採用となった場合、社内も混乱しますし、お客様にも逆に迷惑をお掛けしたりする可能性があるからです。
「わからない」「できない」 ことは、面接を突破したい気持ちは、わかりますが、はっきりあなた自身の姿を伝えるべきだと思います。
いざ、採用して出来ると言っていた業務が出来なければ、せっかく期待して採用した企業にとってもつらいですし、配属された職場で働いている本人もつらいものです。
ちょっとダメなところを面接で見せることは、誠実であることの証明にもなるし、人間味が感じられるのでいいのではないでしょうか?

4. 質問に対する答えはポイントを簡潔に伝えよう。

質問に対して、私が感じたことは、私の会社は、現在存在する出来た商品を販売するわけでもないので、応対質問に対して、その時の対応を中心に返答していただき、判断しています。
商品がなく、お客様と話しながら、こんなものはどうですか? とお客様の意見を参考にしながら煮詰めていくわけですから、前向きで、クリエイティブな姿勢が、きちんと話さなければならないポイントを押さえて話されていればいいと思います。
採用していただければ、こんな働き方をするよ!!というのが、イメージできる返答は、お話を聞いていてもよかったです。

5. スキルはしっかり伝えよう。

今まで経験したスキルは、どんなことで活用できるか? わかりませんので、面接企業に合わせた形で、自分の持っているスキルは、御社のこんなところで使えます。
逆に使えない場合でも、持っているスキルは、説明してしっかり自己アピールしましょう。

6. 間つなぎの言葉は使わない。

緊張されると面接で「えーっと」「あのー」などの間つなぎの言葉を乱発される方が、時々おられます。
そんな時は、「そうですね」など相槌を打つような言動で、返して、話しを続けるようにしましょう。

7. 質問は、わからないことはきちんと聞きましょう。

面接は、お互いをまず知ることだと思っています。
面接官も入社してからのあなたのことを考えるように、あなたもわからないこと、知りたいことがあると思うのです。
面接必勝本の書いてあるような質問をせずに、話しを聞いて思ったこと、確認したいことをどんどん遠慮せず、聞くべきだと思います。
内定を出してから、「これはどうなってますか?」とか? 今回は、メールなどで確認してくる人が多かったのですが、募集の役割から考えると逆に 「?」 を感じてしまうこともあると思います。

8. 自己アピールでは、将来的な「野心」を語ろう。

自己アピールも同じで、面接必勝本に書いてあるようなアピールでは、他の人も同じようなことを言っている場合もありますので、自分を面接で差別化して光らせることは出来ません。
やはり面接は、自分をアピールして、この仕事を将来的にやっていきたいということを伝える場ですから、自分を採用してもらえれば、自分の持っているスキルを活用して、この会社をこうしたいという大きなことを言ってもいいのではないか? と思います。

9. 緊張する必要は、ないですよ。

面接官と言えども、同じ人間です。私も昔は、面接といえば、ガチガチに緊張して、後半言葉が出なくなるタイプでした。また話したかったことがきちんと出来なかった経験が何度もあります。
今では、場数も多く踏んでいるので、そういうことは少なくなったのですが、緊張すると言うことは、自分の伝えたいことが半分も伝えられなかったりして、あまりいいことではありません。
私は、面接の場で、その人の本来の姿を知りたいので、緊張をとくように雑談をすることが多いのですが・・・ ?

10. 感謝を忘れずに!!

これは自己アピールするのに重要なことだと思います。
面接が終わって、メールなどでお礼のメールは必ず送った方がいいと思います。今回の私の検討項目の一番、重要なポイントでした。
私自身もそうでしたが、学生から就職する時に、会社訪問して、試験を受けたり、面接を受けた時には、官製はがきにお礼を書いて送っていました。それも現在のようにメールなんて便利なものがない時のことです。現在は、メール一本でそのような思いが通じるのです。

以上、面接をしながら、感じたことをツラツラと面接側の目から記してみました。参考になればいいですね。

今日も長々とお付き合いいただきありがとうございました。

パワスポ社長_感謝