人は相手を、自分の思うように変えられないんです!!

早いもので7月も終盤!!来週は、8月!!
来月は、会社の第四期の決算です。
決算の処理業務もしっかりしていかないといけないのですが、来期のビジョンをしっかり再確認していかないといけないと思い、日々、計画確認を進めています。

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準備を進めながら、ふと起業した頃のことを思い出しました。
今、振り返れば、起業した頃は、ほんとうに 人 で苦労したなぁ?と思います。企業は、「人」「モノ」「金」といわれるように、その中でも、人のウエートは大きなものだと思います。
会社は、いかに自分の考えている計画を、メンバーにお願いしながら具現化して、お客様から喜ばれ指示されるような成果を提供していくか? だと思います。

ただ、「具現化する」ということは、メンバーのその時の能力、今までの業務経験、生活習慣などにより、仕事の取り組み方が違うので、起業当初は、よく考えさせられました。

「このようにお願いしたのに、どうして?」
「これはこういうふうにしてほしかったのに?」

と、出来上がったデザインや資料を見ると感じたものです。
以前お話させていただいたお客様に喜んでいただく形というのは、私自身、いろいろなお客様とお話しをして、営業してきましたので、私なりに理解しているつもりでした。
だからなおさら 「こうあるべき・・・」 という方向に、制作物を修正しながら、仕事の状況を、変えよう、変えようとしました。

でもそれって、無駄なことだと、ひとりさんの本を読み進んでいくうちに理解しました。それは、仕事にからむことだけではなく、この世の中に、生まれてきて、今、生きていることは、それぞれの方が何かの役割を担って、この世に生まれてきているんです。当社に入社したからということで、持って生まれてきている役割ですから、変えることは出来ません。

「こうしたら・・・」 「こうしてほしい・・・」 ということを伝えても

「本人が内から変えていかない限り」 いくら言っても変わらないのはそんなことなんだ。 と思います。逆に内から変えようとしないのは、もしかしたら当社の仕事があっていないということを考えなければならないのかもしれません。
当然、指示した通りに、仕事を流してくれる人もいます。そんな人は、きっと当社の仕事が、「天職」 って、よく言われるような状況なのかもしれません。 そういう方って、まれですよね。 (^^)

でも、今、頑張ってくれているメンバーって、職人気質的な考えで業務を流される方、営業気質的な考えで業務を流される方、仕事の仕方や関係作りって、いろいろ異なるもので、それぞれの人を型にはめるのは、難しいものです。
起業当初は、一部、業務経験者でした。でも業務経験は、それほど深いものではなく、難しい部分もありました。 新しく入ってきた人も同様で、会社の業務の型にはめるのは、工場などの流れ作業で、一定のマニュアルがあるわけでもなく、ひとりひとりが考えながら、仕事を遂行していかなければならない環境でしたので、正直、我慢しながら、ストレスを抱えて、時に爆発して、難しかったです。

でも、起業して4期にもなると、それぞれのやり方が定着してきたので、それぞれの性格、仕事の仕方を考慮して、適材適所に配置して、業務を遂行して、成果を上げていく時にきているのではないか? と、5期を目前にして思っています。
適材適所と言うのは簡単ですが、人を適切な役割担当、ポジションに配置することは、とても難しいことです。
そこで適材適所を考えるにあたって、会社として考えなければいけないことを考えてみました。

1. 適材適所における必要なスキルを明確にすること。

会社内のそれぞれの役割を果たしていくために、この部署ならこんなスキルがないと難しい。逆に、人事評価で、この人ならこの部署でこんな役割でできるだろうという推測のような配置は、異動させられた人も困るでしょうし、○○部には、このスキルを持った人、○○部は、こんなスキルが必要だというような、配置に対する具体的明確な条件を設定をしておくべきである。

2. 人事評価制度を正しく運用する。

人材を見極めるために、人事評価を、多数の目でしっかり見て、評価することが重要です。

3. 適材適所を、部分的なものではなく、全体を見た時の配置で検討する。

会社の人員配置って、欠員が出てきたから、この人にやってもらおうとか? 今度、こんな新しい事をするから、玉突きで、こう動いて、うまく回していこうとか? 部分的な配置変更が多いのですが、やはり会社全体を見たうえでの配置が必要だと思います。
そのために人事評価制度を正しく運用していかなければならないと思います。

そんな形で、適材適所をしっかり考えながら、相手を変えようと思っても、私の経験上、クリエイティブな仕事では変わりません。

だって、人それぞれに、「価値観」があるのですから、価値観・役割・使命は、変えられないものです。

変わることがあるとしたら、それはその人が変わろうと思った時で・・・
そういう風に、相手がやる気が出るように、うまく心理誘導したらという話しもありますが、なかなか難しい話しです。

けっきょくは、人をしっかり判断して、その人にあった役割を遂行していただくのが、第5期に向けて、第一優先で考えていこうと考える事です。

今日も長々とお話しにお付き合いいただき、ありがとうございました。

パワスポ社長_感謝