ゆでガエルにならないために、日ごろが大事!!

先日、「逆境はまたよし」というテーマで記させていただきました。これは、日経新聞の「春秋」コラムにとてもいいことが書かれていたので、そのコラムから考えて、ブログを記させていただきました。
今日もその続きで、「貧すれば鈍する」という言葉のように、私の会社も小売業の販促企画やツールのデザイン制作をしていますが、小売業といえば、昨年消費税が8%に上がり、2017年4月には、さらに税率がアップして、10%になるとのこと。今でも企業間格差が広がる中、2017年には、さらにM&Aが進むようなことも想定されるので、今月末には、創業して5年目を迎えるのを機に、今までの経験を生かして、ちょっと違ったことをしながら、「業態変換」 を図っていこうと考えています。

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日々、「会社でやっている業務は何のためにやっているか?」「いかに行っていくか?」 会社のメンバーは、どれだけの人がわかっているだろうか?
メンバーの中には、「働かないと収入がないから・・・ 」程度のことしか? 考えていない人も中にはいるかもしれません。
でも会社って、そんなもんじゃないと私は思います。
クライアント先の業績不振による経費削減進行、それは当然、商品が売れていないわけですから、無駄な経費支出を削減するのは当然のことです。

ただクライアント先が、そのような状況で、今までと同じような仕事をやり方をしていたら、逆に、会社への影響が大きくなります。
それがわかる人がどれだけいるか? また発奮できるか?

松下幸之助さんの言葉に 「不況はちょうど大暴風雨にさらされているようなもので、少しも濡れないでいくというようなもので、少しも濡れないでいくというような、そんなにうまい方法はない。
ここはやはり濡れるのもしかたがない、そう覚悟を決めて、とにかくあわてずうろたえないこと、そうでないと出るべき知恵も出ず、かえって深みにはまりかねない」

不況や業績が悪化してくる前に、トップが、おそらくこうなるだろうと想定して手を打ってくる会社でも、働いているメンバーが、「忙しいから、新しいことは無理」 を理由に、危機を認識して動かなければどうしようもない。

●「ゆでガエル」 という言葉を知っているだろうか?

ゆでガエルというのは、カエルを熱湯に入れようとすると当然のごとくびっくりしてすぐに飛び出します。
しかし、これが水の中にカエルを入れてその状態から沸かしていくと、カエルは温度の変化に気づかず、やがて気がついた時にはそのお湯から抜け出せなくなっていて やがては茹であがって死んでしまう、ということです。これを会社の仕事として考えれば、「ずっと環境の変化に気づかずぬるま湯の中に浸っているといつの間にか致命的な状態に陥ってしまう」 ということなのです。

・「うちの会社はクライアント先と古くからのつきあいがあり、太いパイプがあるから大丈夫」
・「ずっとこのやり方で儲けてきたから」
・「顔で話を通していけば、注文はくれるよ」
・「今のままでそこそこイケてるから、多少売上が落ちても、別に何も変える必要はないよ」

などなどと言っていた会社が、クライアント先で起きた大きな組織改革によって取引内容を見直された結果、 急激な取引縮小を強いられたり、取り扱い商品が少しずつ時代の流れから取り残されやがて売上げが伸びなくなってしまったり、と、少しずつ少しずつ会社としての活力を失っていき、転落していく。そのようなことは日常茶飯事のニュースで流れています。
ゆでガエルになっていて、最終は、カエルと同じ運命を歩む。そんなことはしたくないですよね。

決まりきった思考・方法・スタイルに頼りきって「日々改善」の心を忘れてしまい、「変化」 を避けてきた業者様の多くが、けっきょく転落の道を歩む。 しかも、ずっと 「お湯が茹であがっていくのに気がつかなかった」 分、気がついた時には、松下幸之助さんが言われるように、あわててうろたえてしまうので、知恵も出ないし、立ち直る手だてを打つのはほぼ難しい状態になっちゃうものです。

そうならないためにも日々業務の改善をしながら、日々をたいせつにすることがたいせつではないでしょうか?
そのために 「アンテナをどれだけ張れるか?」 「どれだけ多くの引き出しが作れるか?」 = 経験年数 が長ければ、それだけの蓄積もあるはずだと私は、思います。

松下幸之助さんの語録を最近、本屋さんでよく見ますが・・・
先日の逆境ではありませんが、こんな時こそ 「革新」 なのです。

●景気の悪い年は、ものを考えさせられる年。だから、こころの改革が行われ、将来の発展の基礎になる。
●不況のときこそ会社発展の好機である。商売は、考え方1つ、やり方1つでどうにでもなるものだ。
●かつてない困難、かつてない不況からはかつてない革新が生まれる。それは技術における革新、製品開発、販売、宣伝、営業における革新である。そしてかつてない革新からはかつてない飛躍が生まれる。
●「苦労は買ってでもせよ」というが、不況とはその貴重な苦労が買わずとも目の前にあるときである。

ひとつひとつが深い言葉ですね。
さて新たなチャレンジですね。ガンバ〜 (^^ ♪

今日も長々とお付き合いいただきありがとうございました。
パワスポ社長_感謝