とっとり花回廊に行って、ブランド化の重要性を感じた!!

土曜日は、ライオンズクラブCEPセミナーに参加させていただきました。ライオンズクラブの「クラブの在り方」「会員増強の在り方」についてお話しを聞き、現状をいかに改善して、会員満足・会員増強を図っていくか?を主目的に、説明があり、ブレスト法による意見出しもありました。そんな会議に参加させていただき、その後に、人にお会いして、ちょっと業務の摺合せをしました。
翌早朝、自分のいろいろな悶々とした思いもあって、日本中の神様が大集合して、「神在月」の出雲の国に向けて出かけました。
途中、江府 ICで下りて、休憩がてら、まだ行ったことのない「とっとり花回廊」 に立ち寄りました。

とっとり花回廊1

江府 ICから下りて、川沿いの道をしばらく走って、こんなところに植物園があるの? というところに 「とっとり花回廊」 はありました。
それも けっこう山奥なのに、駐車場、お客さまはいっぱい!!他府県ナンバーの車も多い!!
失礼な話ですが、鳥取県の施設で、こんな不便な場所に位置するのに、こんなに多くの方がお見えになっていると予想もしていなかったので、驚きました。

他植物園なども行ったことがあるのですが、こんなに多くの方が来られて楽しんでおられるのには、きっと何かあるんだなぁ? って思いました。入場して感じたのは、中央のフラワードームを中心に、しっかりコンセプトを組んで園内演出や各コーナーが作られていました。
時々行く植物園なら、昔からの歴史もあったりして、自然の姿を見せているイメージが強かったのですが、この 「とっとり花回廊」 は、メンテナンスなどの手入れをされている職員も多く、しっかり管理しているなぁ? と感じました。時間もあまりなく、急いで歩いたのですが、こんな不便な位置で、これだけのお客さまに来客いただくパワー、このメンテナンス力はすごいと感じました。

開演されたのは、平成11年4月と書いてあったので、16年経過したところで、地道にマーケティング活動をなされてきたのではないかな? と思います。
この施設の特徴は・・・

●中央のフラワードームを中心に、回遊する通路にも屋根が取り付けられているので、天候や季節に左右されず、楽しめる。
●大山を間近に望む広大な園内。
●幅広い年齢層に対応した植物配置、優しい施設。

ということで、ほんとうに気軽に、お年寄りでも楽しめる施設に仕上がっています。

とっとり花回廊2

この施設を 「ブランド」 という観点から考えてみると、しっかり確立して出来ていると感じました。
現在、市役所、学校、病院・・・などの公共団体にもしっかりマーケティングの概念が入っている中、この施設を見て歩きながらふと感じたのですが、昨日、会議でお話しを聞いた社会奉仕団体であっても、マーケティングのフレーム概念が必要だ と感じました。

マーケティングと言うのだから、市場のことではないのか? と思われる方もいるかもしれませんが、 マーケティング=「物を売る」 というのは、いささか古い考え方です。

MARKETING (マーケティング)
1.0 いかに良いモノを作るかが重要だった時代。売る側の製品の機能的な価値中心に考えられた。 ・・・ 製品中心志向
2.0 お客さまにも製品がある程度行きわたり、お客さまにいかに満足していただくか?1.0の製品の機能的な価値+満足と言う感情的な価値が考えられました。 ・・・ お客さま中心志向
3.0 製品→お客さまと進んできて、対象が、モノやサービスがどういったマインド・ビジョンで作られたか?どういった社会貢献ができるのか?に変化してきました。 ・・・ 価値主導志向
4.0 そのモノやサービスを利用した結果、どのように自分が変わるのか? ・・・ 自己実現志向

マーケティングは、上記のような状態で、進化してきていて、コトラーは、現在、4.0の段階に入ってきていると話されています。この4.0の状態は、マズローの欲求の5段階に当てはめれば、最上級の 「自己実現欲求」 まで現在、社会は、高まっていると言うことなのです。
たとえば・・・

「会員の満足を高めるには?」
「地域の方にアクティビティを満足してもらうには?」
「若い会員を増強するには?」

考えていくには、いろいろな手法の説明はありましたが、説明いただいた手法では難しく、目的=ターゲットは、達成するのは、個々ではできるかもしれないけど、団体としては難しいないなぁ? って感じました。
まさに クラブのメンバーの自己実現のためにどうするか?
実現することによって、「例会」 も楽しくなり、「アクティビティ」 も楽しくなり、楽しければ、人も集まってくると思います。

社会貢献はしているのですから、マーケティング3.0をしっかり行って、外部にもっとクラブのことを発信していくべきだと思います。個を発信しながら、同じように発信をしているクラブと交流していきながら、輪の結束を固めるべきだと思います。

まずは 「クラブのブランド力」 を高められたらなぁ? と感じています。そのための発信力を強化する。関係が作れれば、いろいろなマーケティング手法を取り入れ 「クラブのイメージ」 を高めることも出来、自然と情報も集まってくるのではないか? と感じます。
だって世界でも評価されているクラブなのですから・・・

一地域に、数クラブもある時代・・・ それぞれのクラブの個性を発信して、このクラブなら、こんなことで、自己実現してもらえそうだと利用される方にイメージをいだいてもらえれば、奉仕活動をしていても評価され、口コミも広がるわけですから、楽しいのではないでしょうか?
やはりせっかくアクティビティを行っても、評価されなければ、楽しくないものですし、楽しみながらやっていきたいものです。またこうすることによって、お互い刺激になっていいものができるのではないでしょうか?

「とっとり花回廊」 を見ながら、こんな難しい場所なのに、こんなに多くの人が集まり、訪れておられる。
マーケティングは、目標を定めて、しっかり取り組んでいけば、自ずと結果はついてくるものだと思いました。

今日も長々とお話しにお付き合いいただきありがとうございました。

パワスポ社長_感謝