恐怖とは幸せを阻害するもののこと (ヒント8)

10月から間が空いちゃいました。
「しあわせはどこにある」の映画のヒントから幸せを考えてみようと思い、ヒントもあと4つになりました。今回は、幸せを阻害する恐怖について記していきたいと思います。

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8月初めて行って、また先月、ラオスに行ってきました。
8月は、首都ヴィエンチャンと避暑地のヴァンビエンに行ったのですが、今回は、少しビジネスのことも考えて、ルアパバーンの織物の村にも足を運びました。
先月と同じように、ゆったりした時間の流れを感じました。
首都ヴィエンチャンでもホテル外ではそうだったのですが、ルアパバーンに行って、ネットにまったくつながらない環境に遭遇して、数日過ごしました。

何と不便なこと・・・!!

日頃、情報をネットから得る習慣が身についていたので・・・

● 会社に連絡がつかない
● 現在、起きている情報が入らない
● 英語の通じない地域もあったりして、翻訳ができない

などなど、不安要素を抱えてしまいました。
特に・・・

情報が入らないことは、会社で、何か? あったらたいへんだ
病気を抱えているおやじに何か? あったらたいへんだ

という、恐れがこころに発生してきました。

それだけ、スマホ生活にどっぷり浸かっている ので、どうしようと思いました。また帰国して会社のメンバーから、何か?事件に巻き込まれていないか? 心配したとのことです。

日頃、慣れている生活から生活が変わると 「怖い」 という気持ちを抱き、それがどんどんこころの中で膨らんでいって 「恐怖」 につながっていくのです。そんな気持ちを、ラオスにいながら抱きました。
ほんとうに煩悩というのでしょうか?
あーでもない、こーでもないとこころに浮かんでくるものです。

「どうしよう?」

と思って、何とか? ネットにつなげないか? Wi-Fiなどにつなげることを、現地の人に聞きながら試みたのですが、つながりません。
これが国内であれば、開き直ることはできず、とりあえず帰ろうということが出来るのですが、ラオスとなると帰ることもできないので・・・

● 会社で頑張ってくれているメンバーを信じよう。
● スマホはつながらない。 だからしょうがない。

最終的には、「引き寄せの法則」で、遠山温子さんに教わった

「まぁ、いいか?」

と思うようにしました。そうするとスーッと悶々としていたものが消えて、少しスッキリするものです。こんな経験をしました。

そんなことを考えると・・・
日本で生活していることって、とても幸せな生活をしているんだ と考えるようになりました。そんな生活をしているのに、毎日、不満を持って、かつもっといい生活がしたい と思っている。

相変わらず、私は 「アホ」 だなぁ?

ラオスのルアパバーンにいて、日本の生活の幸せを、再認識するなんておかしな話しです。ラオスでの生活を卑下するつもりはまったくありませんが、今、日本での生活は、欲しいものが欲しい時に手に入って、めちゃくちゃ幸せなのです。

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お店も日本のように衛生面を考えて、パッキングされて売られているわけではありません。画像のように、屋外の屋台のような店に、お皿に惣菜が盛られて、売られているのです。
惣菜の前は、人が行きかうのに、日本のようにラップがかけられているのでもありません。

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一番イメージしやすいのは、日本の祭りなどの出店をイメージしていただければわかりやすいと思います。そんな屋台を出して、お店で作って販売している。
一部の店では、食べるところも併設されているので、日本の居酒屋のようにビールを飲みながら、楽しそうに語らないながら、食事をされているのです。また、そこで友達になったりもして、みんな楽しそうなのです。
ラオスの人も、この環境の中で、生活を楽しんでいる。

日本での生活も、現状の不安や将来の不安を感じることによって、「怖い」 という感情を抱くようになると、こころが不安定になるので、幸せを感じる機会を、きっと逸してしまうのですね。
そんな風になってくるとどんどん不安がこころに広がってきて、今日のテーマではありませんが、幸せを阻害してしまうのです。

不安があると、新しいことや自分がやってみたいことに、怖がって先に進めないものです。だけど、その先にもしかしたら幸せがあるかもしれません。何があるかもわからず、「怖い」 という気持ちだけで、機会を逸するのはもったいないことですね。
逆に・・・

「今、幸せなんだ」

と、不安も感じれば感じるほど、泉のごとく湧き出てくるものです。
でも、「今、幸せなんだ」と、逆にこのように思うようにして下さい。
この平和で、あらゆるものが揃っている日本って、ほんとうに幸せなんです。そして

時には、一歩踏み出す勇気も必要です。
ただ私のように、一歩踏み出して、その道は違うということに気づかされるのも、「幸せ」だと思います。

以前、紹介させていただいた アントニオ猪木さんの 「道」 という詩を再度、紹介させていただきます。

この道を行けば、どうなるものか
危ぶむことなかれ、危ぶめば道なし
踏み出せば、その一歩が道となり、その一足が道となる
迷わず行けよ、行けばわかるさ

長々と話しにお付き合いいただきありがとうございました。

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