人生もリノベーションしてみませんか? | ニューヨーク眺めのいい部屋売ります

最近、巷では、「ブルックリンスタイル」 という言葉、トレンドワードのように静かに流れています。

ブルックリンスタイル? といっても、ネットで検索していても、具体的なことが、記されていませんでした。
インテリアデザインでは、多少、記事もあったので、こんなイメージということが、薄っすらとわかりました。でも、いったい何?と問いかけても、わかりませんでした。

そんな興味もあって、この映画は、ブルックリンという街を舞台に作られた映画だったので楽しんじゃおう!! と行きました。
内容は、不動産の売り買いのストーリーと思っていましたが、内容の深いストーリーでした。

この映画のキーワードは・・・

「ニュースって作られるモノさ」

ってことじゃないかな? って勝手に思っています。

映画の予告編でーす!! 素敵な二人に感激!!

●ニューヨーク眺めのいい部屋売ります公式サイト

サイトには、ブルックリンの地図やロケ場所も告知されているので、わかりやすいですよ。ブルックリン行ってみたいな!!
これも人生のリノベーションかな \(^^)/

「ニューヨーク眺めのいい部屋売ります」

この映画・・・どこでやっているのかな? と検索してみると・・・
テアトル梅田・・・ この映画館、どこにあるんだろう?
さらに検索してみると、梅田LOFT地下 って、告知されていました。

IMG_1032

梅田LOFTの地下に映画館があるだなんて、まったく知りませんでした。今後もストーリーの面白そうなラインナップが案内されていました。

梅田LOFTって、雑貨が大好きなので、けっこう見たりするのですが、そういえば、地下には、行ったことがないなぁ? と思いながら、行ってみると正面玄関の横に地下に下りていくらせん階段がありました。

初日に行ったので、映画館は、満席一歩前の状況でした。
それも最前列の席しか空いていませんでした。首が痛くなりそうと思いながら・・・小さな映画館だったので、まさに席の前がスクリーンでした。

IMG_1033

帰りがけに、告知POPを見ましたが、次も満席。
内容のいい映画だから、当然かも・・・!!

この映画は、超ロングセラー小説が、モーガン・フリーマンとダイアン・キートンとの共演で、映画化されたものでした。小説の内容も知らず、ただブルックリンって街のことに興味があって、見た映画でした。

マンハッタンというと、摩天楼のように高層ビルが立ち並ぶイメージがあって、橋を渡ったブルックリンとは?

ブルックリンが今注目されているのは、ファッションの発信地として人気が高まっているようです。
1990年代以降は、画家などアーティストが、マンハッタンの家賃高騰を嫌って、家賃などが安く、環境も住みやすいので移り住んだ街のようです。映画でもレンガ作りの落ち着いた風景の画像が流れていました。
現在では、ブルックリン発のブランドも増えている街のようです。

おしゃれ-!! って・・・感じ

って感じです。当然、この映画のタイトルのように、目の前にマンハッタンに向かう橋の見える眺めのいいアトリエと屋上に菜園のある住み慣れたブルックリンの最高のロケーションだったのですが・・・

唯一の欠点は、エレベーターがないこと

エレベーターがないので、最上階の40階に住んでいるので、老齢の二人にとっては、階段の昇降がつらく感じられる毎日。
愛犬のドロシーもヘルニアで急病になり、二人は、この家を売却して、エレベーターのあるところに移り住もうと、不動産交渉を進めていきます。

最終的に二人が気づいた言葉がステキだなぁ?

この映画の 「人生も、リノベーションしてみませんか?」 というテーマ。
「リノベーションって」・・・

●既存の建物に大規模な工事を行うことで、性能を新築の状態よりも向上させたり、価値を高めたりすること。
●再開発。既存のシステムの一部を利用したり,それを創造的に破壊することによって新しいシステムを構築すること。

などの説明がネットを検索いくと出てきます。
二人の家を、オープンハウスにして内覧をするのと同事に、マンハッタンに向かう橋で、タンクローリー車の事故が発生し、それがテロ事件へと発展していきます。
同事に二人も新聞などを見ながら、新居候補を見ながら、最終の一件に絞り込みました。これでちゃんちゃんだと思ったのですが・・・

テロリストに仕立て上げられた無抵抗の犯人逮捕の模様が映し出され・・・ 映画のクライマックスは、深かったです。

ローラーコースターのような日々を過ごして、自分たちの人生を見つめなおせた!!

それがこの映画のテーマだったんだと気づきました。
この不動産の選択を、人生に考え直すと、毎日、毎日、あーでもないこーでもないと不満だらけの毎日を過ごしている自分に気づかせてくれます。でも時間が経過して振り返ってみると、その時に感じていた思いではなく、感情の起伏もそうでもないものです。
ふたりが最終結論をどうしたか? は、映画をこれから楽まれる方に申し訳ないので、記しませんが、

今、過ごしているこの時間は、ベストな時間を過ごしているんだ!?
それ以上は、「欲」 なんだなぁ?
不満だらけで生きるより、今を楽しめば、自ずと次の扉が開くよ!!

って、ことでしょうか?
映画の中で見るブルックリンの風景もとてもよかったです。
少し家の中を、ブルックリンスタイルにしてみようかな?

映画って、別の世界が見えるので、ほんとうにいいですね。
この映画は、時間があれば、もう一度、見たい映画ですね。