今、旬の「梅」なら、こんな売場作るけどなぁー 

こんにちは~ ♬
売り切る仕掛人 匠(たくちゃん)です。

5月後半から食品売場農産売場エンド平台では、夏にぴったりなサワードリンクを作ったりする商材や梅酒を作ったりする「梅」が面を取って展開されています。

僕も家庭用品売場で、梅酒瓶、レードル、梅を干したりする網を販売していたので、多少、梅の知識があります。
毎週、チラシでも訴求されていました。
そんな経験もあるので、今、旬?の梅売場、僕ならこんな売場を作っちゃうことブログにまとめてみました。

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そもそも梅酒を作るのに適した「梅」って、あるのに、売場では、まったく告知されていないのが、不親切だと思うのです。どうせならお客さまにおいしい梅酒を作ってもらって楽しんでもらいたいものじゃないのかな?

梅売場を見ていると、5月中旬くらいから、ボツボツ店頭に並び始める「青梅」そして現在、並んでいる「南高梅」があります。
週末、売場を見ていても、また梅酒を作ろうというPOP訴求がされていました?

販売担当者の人知らないの?

この時期の売場を見て、こんなことをいつも思います。

まず先週もチラシでさかんに訴求されていた「南高梅」って、けっこう実が柔らかいので梅干しなどにはぴったりの完熟梅なのです。 と言っても、梅だから梅酒を作ることはできます。
それも青梅より早くできます。
でもお客さまにおいしい梅酒を楽しんでいただこうと思ったら、青梅がなくなった時点で、漬物などの訴求に変更すべきなのです。

梅酒作れるからいいじゃんー!!

って方はそれでいいと思います。でもホワイトリカー、角砂糖、梅を買うとけっこうな金額になるのに、やはり食を楽しんいただくような販売の仕方したいですよね。

そこにあるのは「お客さまの笑顔」!!

ただ青梅でも、アイキャッチ画像のような「硬いもの」がおススメです。
なぜかというとお酒に梅を漬けておくと柔らかい梅の場合、実がくずれてお酒に溶けてしまい、「濁り」が生じてしまうからなんですよ。 透明度が高く、濁りの少ない梅酒を作るためには、「青梅で硬いもの」でなければならないということなのです。

青梅で梅酒を作る場合、最低でも6ヶ月以上漬けておかないと梅酒としての味が出ませんが、「南高梅」のような熟した実で作ると、青梅で作るよりも早く梅酒ができあがります。

そんな表示をPOPなどを利用してしてあげるべきだと思います。僕が売場の担当なら、やはりお客さまに

琥珀色の梅酒をロックでおいしく楽しんでほしい!!

そんなことがわかるように、売場は導入展開期は、青梅主体の「梅酒」訴求メインの売場と成熟衰退期は、梅干しなどの漬物メインの売場に切り替えます。

だって、その方が売場に変化もあって、お客さまも喜んでくれませんか?

先週のチラシです。

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梅酒・梅干しの表示もなく、単に「和歌山産・南高梅」です。使われている画像も青梅に近いイメージで実際の売場の商品は、実が色づいていました。
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このチラシの画像も青梅のような、実際の売場の色づいた南高梅とは違いました。
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売場に並んでいる南高梅はこの画像のようなイメージです。箱売りでしたが、2Lサイズ、3kgなら梅干し作るなら梅瓶がどのくらいいるとか?塩の量などの情報を載せれば、売場を作っておけばわかりやすいですね。そんな情報もありません

やはりチラシでの訴求は、たとえば「南高梅」であれば

どんな人に?
どんな調理方法でおススメするのか?

明確にして上げた方が、お客さまもわかりやすいですし、そんなお店なら行きたくなりますよね。

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商品名は「青梅」。「6月10日は梅酒の日」の告知もありました。梅酒の日なら、青梅だけでなく、梅酒も売場で訴求すればいいのになぁー!! 片方は、しっかり訴求して、もっと梅酒などの関連商品も訴求すればいいのにと思います。
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いちおしマークをつけて、今年・申年に収穫される梅は縁起が良くいいんだというコピーがついています。せっかくチラシにそのような情報を載せているのですが、わかりにくいんですね。これはデザインの問題だと思います。

上のような訴求をしていても売場でできていなければ、もったいないですね。
新年の申年肌着などは、大々的に演出物をつけて、訴求しているのですが、売れていたのか?は知りませんが、けっこうスペースを取って展開していました。

せっかくお客さまが梅酒を漬けるのですから・・・

梅酒作りを楽しんでおいしくいただいてほしい!!

そんなことが伝わる売場作りたいですね。