お客さまがモノを選ぶとき、何を基準に選んでるんだろう?

こんにちは~ ♬
売り切る仕掛人 匠(たくちゃん)です。

今日、売場を回遊していて・・・
食品売場の入り口のサマーフルーツ!! おいしそう!!
カットスイカを中心にいろいろなサマーフルーツがいっぱい並んでいました。

桃も出始めたようで、あるスーパーでは、のぼりを売場につけてアピールして展開していました。その他、さくらんぼ、パイナップル、マンゴなどなど色がきれいなのと、みずみずしさがいい感じでした。

ふと思ったのですが、スイカでも種類があるし、桃でも産地なのか? 値段が違う? お客さまが商品を買う時に何を基準にして買っているのか? そんなことが改めて気になったので、ブログにまとめました。

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スイカを見たら、夏を感じる。スイカ売場を見ているとパックに入っているカットスイカ、1/8カット、1/4カットなどいろいろな商品と共に、ブランドスイカもある。

各社共通しているのは、どの店も入り口の平台には、気温も高いのでスイカが並べられていました。もう少ししたら、きっと桃に変わるんだろうなぁー?

おいしそうなスイカを横目に、らおがスイカを買う時って、

「甘そうに見えるモノ」

をこれって信じて買ったりするのですが、お客さまが商品を買う時って、らおのように意識的にせよ! 無意識にせよ! 何かの「違い」を基に選んでいる んじゃないかな? って思うのです。

もしかしたらそれは折り込みチラシもあるだろうし、TVやネットの口コミでこれはおいしいとなったら、それが記憶にインプットされていれば、そんな記憶を基にモノを選ばれるかもしれません。

ただ折り込みチラシは最後にご紹介しますがスイカの画像があって「石川産他すいか」「1/8切 298円」としか掲載されていないような 安いよ! 買って! というチラシですから、お客さまは売場に並んでいるスイカを見て、購入基準になっているか? というとなっていないと思うのです。

売場には「商品名」「プライス」しか掲載されていないプライスカードしかないわけですから、らおも今日、売場で現実にそうでしたが、たくさんある選択肢の中で、何を買ったらいいか? 困ってしまいした。

昔、お店に勤めていた頃、教育訓練の場で教えてもらったのですが・・・お客さまが商品を買う時に、こんなタイプがあるよ!!って教えてもらったのを裏覚えなのですが、記憶しています。

●直観で買うお客さま

売場で商品を見ていて、細かいことは考えずに「これ」って感じで買っていくお客さま。けっこうこんなお客さまは、新製品のCMなどに敏感で衝動買いしてしまう方。

●考えて買うお客さま

売場で商品を見て、それぞれの商品を見比べて、最終的に絞り込んで選択して、買われる方。

●感情で買うお客さま

けっこうこのお客さまは人の感情に左右されるし、売場のPOPをしっかり見て、好き嫌いで購入される。
ファンのスタッフのおススメの言葉などあれば、カゴの中にいつの間にか? 商品が入っている。

●感覚で買われるお客さま

商品の細かいことまでよく知っておられて、事実を重視して、商品を購入される方。

こんな感じで、教えてもらったような・・・

たとえば折り込みチラシを見てみると

●A総合スーパー

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お店のおススメで「山梨の桃」を展開されていました。これから広がってくる旬の商品ですがイメージ写真が今ひとつなのが残念でした。折り込みチラシのスペース的には大きくスペースを取って、告知されていました。

●B総合スーパー

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「生鮮大放出」というテーマで「商品写真」「商品名」「プライス」と言った感じで、他のお店がスイカなのに「小玉すいか・うりぼう」を訴求されているということは、うりぼうにこだわりがあるのかもしれません。そんなコピーがあればいいですよね。自転車で来店されている方が、1玉買っていくようなこだわりが欲しいですね。

●C食品スーパー

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この食品スーパーは「日替わり」訴求することによって、安さをだそうとしていると思います。ただ他のお店と比べても価格の大差はないです。桃のみ「山梨産」「和歌山産」の2種類が掲載されており、産地だけじゃない価格的な違いを告知した方がいいように感じました。

●D食品スーパー

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鳥取県「大栄」スイカというブランドで大きく打ち出し。他のスーパーが石川産などのけっこう価格的な商品メインで打ち出してきているのに、このスーパーではブランドスイカで訴求している。桃の「高糖度」というコピーを変えたいなぁー?

各社のチラシを上げてみましたが、折り込みチラシでは、やはり売場の商品の良さは伝わらないですから、お客さまが商品を選ぶ基準をしっかり考えながら、折り込みチラシの制作、また売場作りをしっかりやっていけばいいのでは? ないか?
と思います。

まず自分がお客さまになった時に売場がどう見えるか?
またパートさんなど第三者の声を聞きながら、日々、考えたいものですね。