今日チラシを見ていると、夏物のバーゲンに引っかけて、今週は各スーパの 「カード会員様・ご招待」 の販促企画が多いようです。
このカード会員様ご招待セールの一番初めの導入期から売場作りを経験してきました。ちょうど導入されたのは、現在、主流になっているPOSレジが導入配備された頃でした。
ちょうど同時に、事務所にあるパソコンシステムも変更され、POS用パソコンで、商品の売価変更、〇点よりどり〇〇〇円というミックスマッチ企画などが売場でも管理できるようになりました。
そんな頃からカード会員様限定、ご招待セールが始まったわけです。そんなことをブログにまとめてみました。
導入当初は「カード会員様特別ご招待セール」という企画は 年2回限定で、カード会員様に限定した企画 だったわけですが、すごい売上が確保できました。
でも今は、各社とも競うように毎月行われています。
当然、レジにて割引して販売しても、その割引額を「格下高」というのですが、売場の方に一括して最終時点で数値反映されるのです。
らおは今月、予算に対してこれだけ利益確保できた 「やったー!!」 って喜んでいても、このご招待セールの格下げで 利益=差益高 は低下するのです。でも売上は上がる。
その頃からよく店長やフロアーを管理するマネージャーに話していたのですが、
企業の追及する数字は「利益」じゃないんですか?
ってことです。当然、売上を上げないと利益は上がりません。
でもこれだけ回数して、売上に反映してこないとしたらどうでしょう? ただ惰性で毎月、展開しているだけになります。
それがいつの間にか?
売上を確保するという名目で、2カ月に一回になり、最終は、現在の毎月一回になってしまったわけです。
毎月1回になると、導入期のような爆発性もなく、お客さまからすれば、そんなに焦って利用しなくても、その他の割引セールもあるから、今回はもういいって形になっていくのです。
でも小売業は、折り込みチラシでもお話ししましたが・・・
どうして昨年と同じようなチラシを作らなければならないのか?
それは昨年実績に基づき、計画が組まれるから
とお話ししました。
昨年の数字に基づき、予算なども執行されるので、このように毎月・第〇週にこのような販促をしないといけないのです。
だから、らおはこの販促は、イヤでした。
こんな企画しかできないことに情けなさを感じました。
今年はNASAの発表でも記録的な暑さといわれるように、そんな環境に合わせた売場作り、仕掛作りもあるんじゃないか? と思います。
●A総合スーパー
これってどうなの? って思います。
●割引対象
●割引対象外
わかりにくい折り込みチラシって、お客さまもあまり見ないと思います。やはり朝忙しいモノですね。
価格競争が厳しくなる中、いつまでこんな繰り返しをするのかな? 毎月を隔月にするなどして回数を減らしていかないと、仕入原価を考えると商品価格の設定も難しくなっているわけですから、その辺に変わる企画を考えないと
お客さまも従業員スタッフも面白くない
ですよね。
B総合スーパーでは、割引に変わる企画として「カード感謝のポイント3倍進呈」 という企画を今日から5日間連続で立ち上げていました。
そんなことを模索する時期なんじゃないかな?
バーゲンで割り引いて、さらにカード会員様には、レジ割というのは、売場作りで工夫することもなくなるので、考えておられると思いますが、代わる企画の必要性を感じます。