初売りで感じた『同じような商品、同じようなサービス』を提供してるのに、どうしてにぎわいに差が出るのか?

こんにちは!! 売り切る売場仕掛人 伊藤 匠です。

ニュースで初売りの各社の様子が放送されていた。
百貨店は、福袋を求めて、オープンを待っているお客さまの行列。
毎年、テレビニュース、新聞などのメディアで紹介され見る風景です。

今年から梅田阪急百貨店本店では、混雑緩和のため人気ブランドの福袋をインターネットでの事前予約に切り替えたようですが、それでも7,000人が並ばれたということで、やはりすごいですね。
これだけのお客さまが、百貨店では初売りとか? 特別な仕掛けには並ばれるのに、通常営業時でも、指示されるような仕掛作りって必要ですね。そんなことをサクッとブログにまとめてみました。

ファッション専門店では、予定数量完売の商品がありました。主通路側にコーナーをまとめていたのがよかったのかも?

●初売りって・・・

百貨店、アメニティを併設しているモールなどは、ほんと多くのお客さまが広範囲の商圏から押し寄せる。

でも、百貨店より一歩先の元旦に初売りをしている単独GMSスタイルの店舗は、物販は、今一の感じがする。
そんなお客さまを見ていると、初売りの福袋、目玉商品より食品売場のお正月の見切り処分商品を買いに来ている ように思えてしまう。
それか? 初詣の帰りに 「お茶でも・・・」 って感じで、一服がてらにファーストフードや喫茶店に立ち寄っている人の方が多い ような?

12月31日の大みそかに遅くまでかかって、翌日の元旦からお店を初売りで開けて、お客さまには 「買ってほしい」 というのが、本音ではないでしょうか? チラシは、12月31日に入って、元旦オープンの予告をしているのに・・・ がっくりですよね。

●私もお店に勤務していた頃は・・・

年の初めの初売りに、売上予算を達成して、商品もスカッと売れて完売して、新年を迎えたいと何度も思いましたが、家庭用品の福袋、均一商品は計画しているようには売れなかった。

衣料品系福袋も当時から今一で・・・

どちらかと言うと、衣料品、食品、住生活と言った業種企画ではなく、お店全体で企画していた

・商品券付福袋
・千本引き  などなど

の企画が好評だった。
現在でも一部店舗で展開されているようですが、経費や人の関係で、展開されていないお店が多い。そんな店は、クリスマス、年末と普段より多くの機会にお店を利用してもらったのに・・・

「新年からモノ売りに徹している」

初詣の帰りなどに立ち寄って・・・

お店に楽しさがなくて 「買って買って」 の押し売り

のようなムードがお店に漂っていては、お茶は飲んでくつろいでも、モノは買って帰らないです。

売場はサラッときれいです。でもメーカー福袋は、どの競合店で買ってもそんなに大差ないもの。

百貨店、モール店舗のように楽しいアメニティがあるなら、お店で遊んで、ついでに福袋でも買って帰るか? ってなるのでしょうが・・・?

●逆に考えれば・・・

アメニティがないお店は、郊外の食品スーパーが年始の3日間を休まれるように、元旦くらいは休みにした方がいらない

・在庫は膨らまない
・運転経費も下がる
・社員はリフレッシュしてモチベーションが上がる

いいことずくめのように考えます。
そんな思いっきりも必要なのではないでしょうか?
そんなお店の元旦の売上って、ほんと知れているような金額。
それは私自身が経験しているから・・・お客さまも少なくてすることがなかったから・・・そんなことを勝手に考えてしまいます。

『同じような商品、同じようなサービス』を提供しているからこそ

●お正月の初売りの売場って、お客さまが楽しいと感じる

「アメニティ」を作ること

たとえば、ハロウインの時の店内の仮装行列でも、お客さまはけっこう子どもさんの仮装の姿を見て楽しんでおられました。
そんなファミリーで楽しめる 「元旦スペシャルアメニティイベント」 を模索すればいい。

お正月三が日くらいは、モノを売るのではなく、お客さまが楽しまれる仕掛け作りをしませんか?

そんなこと今年の11月くらいには一緒に考えたいものですね。

最後までブログを読んでいただきありがとうございます。
正月だから楽しくお金を使って、楽しいモノ買いたいですね。
明後日から仕事!! スタッフもお正月、楽しんでるかな (笑)