お店の商品に好きなことをプラスして届けましょう!?

はいさ~い !! おじさん ♬
はいさ~い !! おじさん ♬ 

こんな歌が昔、流行ったっけ。
売り切る売場仕掛人 伊藤 匠です。
沖縄で大河ドラマ税理士こと山本先生のセミナーに参加して帰ってきました。

大阪は週末から寒い日が続いていたようですが、風邪を引かれていませんか? 沖縄もちょっと肌寒かったです。

今週20日金曜日は 『大寒』!!

冷え込みが厳しくなるとやはり鍋が食べたくなるものです。 鍋と言えば、土鍋を中心としたうつわが楽しめる ので、私は大好きな季節です。

うつわと言えば、私がスーパーに勤務して、2年目くらいから担当した家庭用品売場です。
スーパー勤務の場合、ジョブローテーションで、2~3年くらいしたら、担当する売場が変わっていくので、その都度、商品のことについて学んでいったりします。 
消耗雑貨売場から家庭用品売場に異動した時は、日々使っている商品ですが、いざお客さまにお届けするとなるとそれなりの商品知識が必要になったりしました。そんな経験からブログにまとめてみました。

沖縄読谷村 「やちむん(陶器)の里」 は、やきものの窯元がたくさん並んでいる地区で、販売店の横にある食堂で、沖縄そばを食べました。

売場が変わった時に、いつも困ったことは・・・

この商品どうやって使うんだ?

ってことです。
たとえば一番困ったのが、調理小物です。
りんごの芯抜き、味噌こし、ピーラーなど、担当した当初は、どうやって使うのか? わからなくて、売場のパートさんに聞いたり、担当営業の方に聞いたりして、勉強させていただきました。
鍋、フライパンなどは、よく自分で買って、母に使ってもらったりして使用感などを聞いて勉強しました。

異動当初は、お客さまから質問されてもわからなかったことも
そうやって担当している売場の商品を購入したりして、実際使ってみると楽しくなるもので、扱っている商品が好きになっていくものです。
振り返ってみると・・・

扱っている商品が好きになることが大切だなぁー!!

そんなことを考えていたら、先週末から行った沖縄でのことをお話ししようっと!!

私が、沖縄に行って、いつも楽しみにしていることがあります。
それは沖縄の食器を扱っている雑貨屋さんをまわって見ることなのです。 特に 国際通り」「壺屋やちむん通り」「読谷村やちむんの里」 って、大好きなスポットです。

沖縄にまで行って、どうしてうつわなの?

って思われるかもしれません。
それは 「土物」 と言われるどっしりした重厚感とデザインが素敵だからです。
大阪でお店で扱っている食器って、有田焼、瀬戸焼、美濃焼 などの食器が主に売られています。
私も家庭用品売場でそのような商品をお客さまにお届けしてきました。
担当していた頃、「うつわ祭」 という催事が、年2回ありました。

・9月に「秋の産直うつわ祭」
・11月に「迎春うつわ祭」

がありました。
特に私は 「秋の産直うつわ祭」が好きでした。
なぜか? というと、催事の 「産直」 という名前の通り、関西では通常扱いが少ない 栃木県益子焼、兵庫県丹波立杭焼 や、当時人気の 山口県萩焼 が並んだりと各地の焼き物が売場に並んだからです。

読谷村 「やちむんの里」では、こんな窯が、多くの窯元が立ち並ぶ中央の場所に 「読谷山焼き共同窯」 はどーんとあります。 好きなスポットです。

好きになるとうつわの良さをお伝えしたくて、演出に工夫したくなるもの。

だから自然と焼物の産地を覚えながら、売場を作る工夫も行ってきました。そんな思いが残っているので、どこに行っても、うつわを楽しむ時間を作っています。

好きになると、使っていただきたくなるもの。

たとえば、ご飯茶碗などであれば、どういう風に演出したら、このうつわの良さがお客さまに伝わって、ほかほかのご飯を楽しんいただけるか? 好きなイメージをプラスします。

・POP
・演出物

を考えたりします。
だから、扱っている商品に興味を持って、その商品の良さを知って、お客さまに届けてほしい。 

そこには、笑顔で楽しく売場を作る自分がいるのです。
商品に興味もなくやらされ感でやっているとそんな売場になっちゃいます。 それってお客さまに、元気がないという形で伝わったりするものです。

それはどんなビジネスでも一緒!!

湯呑、汲み出し、泡盛グラスなどの器でも、どっしり感があって、関西で扱っている食器と違うデザイン感が新鮮です。
横の食堂で、沖縄そばセットを食べて、口元にあたる丼の口当たりの良さを感じました。 今回も食器をたくさん購入したので、「丼」 は次回のターゲットです。 (笑)

単価も安くはないです。でもうつわの形状、デザインなどで、ついつい買ってしまいました。 (笑)

やっぱり扱っている商品を好きにならないとお客さまに、思いは伝わらないと考えます。 特に、私の場合は、アドバンス寝屋川店時代に、店仕入れを経験させてもらいました。
長崎の有田焼、波佐見焼、伊万里焼。岐阜の美濃焼。愛知県の瀬戸焼。 とそれぞれの産地に行って、商品の買い付けを行っていたので、うつわに興味が深い。

でも家庭用品の後、家電売場に異動した時も、まず黒物家電と言われるテレビ、オーディオなどは使っているので、理解できたのですが、白物家電、冷蔵庫、エアコン、調理小物などは、苦労しました。
だって使っていないからです。

でも調理家電などは、家庭用品時代と同じで、買って、母に使用感を聞いたものです。家庭用品と違って、お金が掛かりましたが、使用感がわからないと接客も出来ないので、この異動時期は苦労しました。

そんなことを考えて・・・現在の売場を見ると

商品名、価格だけのプライスカードだけが氾濫して、お客さまに特別伝えるものがなければ、扱っている商品の思いは届かないと考えるのです。

扱っている商品をまず使ってみて下さい。
食べてみて下さい。

そうすれば、ちょっとしたことを感じるはずですから。
そんな思いをお客さまにお伝えするべきだと考えます。
だから取り扱っている商品を好きになってほしいなぁ!?

最後までブログをお読みいただきありがとうございます。
お店への思いを大切にして、お客さまにお届けしたいものですね。