新聞折り込みチラシ見てもらうには『チラシ点数』減らそう (笑)

こんにちは~ ♬
売り切る仕掛人 匠(たくちゃん)です。

昨日は、折り込みチラシの反応率についてお届けさせていただきました。ただ勘違いしないでいただきたいのは 『折り込みチラシ』『ネットチラシ』『ポスティングチラシ』 が要らないと言っているのではないのです。

経費使うなら見てもらえるチラシを作ろう!!

なんですねーー (笑)
昨日の日経MJに、ユニーの「アピタ新守山店」のニュースが掲載されていました。その記事の中に、次期社長の現在、伊藤忠商事副社長の高柳氏の言葉が紹介されていました。

『GMSは業態や店舗の改革も必要だが、一番大きいのは(従業員の)意識改革

だとコメントが紹介されていました。この言葉には、大手スーパーに勤務して、業務もしていたからこそわかるのですが、「共感」しました。
新聞折り込みチラシ、お店の価値をお届けするために、折り込んでいます。
こんなこと考えたことありますか?

うちのお店のチラシ見てもらってるんだろうか?

そんなことから チラシの点数について ブログにサクッとまとめてみました。

インテリア専門店のチラシですが、部屋にセットした場合のイメージを紹介して、紙面を制作されているので見やすいです。

折り込みチラシは、昨日の「チラシ反応率」のことをまとめたブログで、誰に伝えたいか?イメージして作ることが大切とお話しをさせていただきました。

でも新聞折り込みチラシをしたスーパーは、見てもらっているという自己満足があります。でも私ごとですいませんが、同じようなチラシがあれば見ないのが大半ではないでしょうか?

余程興味があれば、見ますが・・・

たとえば、ある食品スーパーのチラシですが・・・

チラシはB3サイズの紙で作られているのですが、何点掲載されているか? このチラシで、文字だけという組み構成含めて、片面『271』点 掲載されています。

私が勤務していた頃は、お店で扱っている商品を各部からまんべんなく商品が紹介されるので 『総花チラシ』 と言ってました。

「文字だけの組み構成」 と言っても、商品名とプライスだけなので、見ている方も疲れます。疲れるということは、最後まで見ない。特に内容に「商品名だけ」で価格でくくられている表現のものもあるので、商品を知らなければサラッと流されてしまう。

画像の左側の「アクロン」「ホーミングレモン」「キッチン泡ハイター」などを商品画像もなかったので「組み」と言ってました。

モノが安いよーー!!

と言っているだけのチラシなので、特定のお客様にお伝えしたいわけでもなく、サラッと流されてしまう!!と想定します。
自分の担当の売上を落としたくないので、点数を多く入れたいバイヤーの気持ちもわからなくもない。

でも点数を多くすることで、お客様はチラシを見ないってこと知ってますか?

このチラシの商品が安いか? というと、他の食品スーパーと見比べた時に、このチラシ掲載商品で特に安い商品は見当たらないもの。
これが コモディティ=均質化 ということです。だからこのチラシを見たお客様が、反応が高いか? 勝手なことを言ってすいませんが、高くないチラシだってことです。

実際、このチラシを作っている制作会社は、こんなに点数入れて売れるわけないのにってわかっているはずです。
でも言わない!!

でも私は、実際、お店でチラシを作って、売場を作った経験があるので・・・

点数を半分にしても売上は変わらない!!

って、お伝えします。
そこがお客様に新聞折り込みチラシで、

お店の価値をお届けするスタート!!

たとえば・・・同じB3サイズで、このチラシの色目は、多少視認力で変わってきますが、度外視して

このチラシで、サイズは同じで、点数は『55点』!!上の画像のチラシとは「216点」も差があります。すごく見やすくなると考えます。いかがですか?

ゴチャゴチャ感はまったくないと思います。
こんなチラシを工夫して作っていかないと

お店がオーバーストアと言われるように
折り込みチラシも『オーバーチラシ』!!
チラシもコモディティ化されている

販促経費の大半は、チラシ経費だと考えますが、いくらお金を使っても効果がない原因は、こんなところにあるのです。

業績不振の中、いつまでお金をどぶに捨てますか? (笑)

実験で、1カ月くらいやってみればいいのです。
特に年配の社長さんがおられるスーパーは、最近、チラシが寂しくなったって言われると思います。
でも効果がないから実験させて下さいとはっきり具申すればいい。とかく販促担当者は、私も経験しているので、若い方が多いので具申しにくいと考えますが、それが高柳氏が言っている「意識革命」はこんなことがチリのように積もっていることです。

最後までブログを読んでいただきありがとうございます。

まずやってみましょう!!
行動を変えていかないと数字は変わらないものです (笑)