売場にはお客様の生活が楽しくなる『メッセージ』が入ってますか?

こんにちは!! 売り切る売場仕掛人 伊藤匠です。

売場を見ながら歩いていて感じるのですが、お店のスタッフ方って売場を楽しい思いをしながら、作ってるのかなぁ?

どうしてか?

日頃もお話してることなのですが、売場の作り方はきっとマニュアルにある通り売場を作っておられるんじゃないかな?POPも商品名、プライスだけのこの時期は春物割引プライスカードだけが、乱立している売場。売場のスタッフも作りながら、きっと楽しくないんだなぁ?って、感じます。そんなことをブログにまとめてみました。

春なので、折り込まれているチラシもジーニング訴求が多いです。メインの売場もそんな商品の演出。

ファッションにしても、食品にしても売場を作られた売場を見て感じるのは、スタッフの人は『楽しい』のかな?って感じます。私がお店の売場を作っていた頃は、この売場では、この商品をお客様にお届けできるように作ってみよう!
こんなPOPを作って、つけてみよう。そんなことばかり考えて売場を作っていたので楽しかった。

目的の商品がよく売れたらうれしかった!!

私が勤めていた頃には、お店にPOP室がありました。
当時は、現在のようにパソコンがあるわけでもなかったので、手書きで作っていただいていました。よく依頼に行っては、POP担当者の方から、こんな込み入ったPOPは、作るのに時間がかかるとよく怒られました。(笑)

そんな時代を過ごしてきたので、私のお店に勤めていた頃と違うのが、 ある大手チェーンお店の売場を見た時に、昨年の売場の記憶と全く同じ売場が、ほぼ同じ場所で同サイズで展開されていることです。昨年売れていなかったはずなのに作られている。

作っているスタッフも楽しくないだろうなぁ?
お店の売場も惰性で作られているような!?

そんなことを思わず感じちゃうのですが・・・

演出部分には、着こなしポイントなどのPOPが必要なんじゃないかな?

売れていなかったら、工夫が必要だなぁ? 

たとえばこんなPOP

ジーニングに合わせて、着るような服の着こなしポイントをつける。お客様が知りたいのは、トレンド、着こなしじゃないかな?

私もあるスーパーでマニアル作りに携わったことがあります。
スタッフの方は、マニアル通り売場はきちんと作っている。
ただお客様の立場で見ると昨年と比べてどれだけ売場が変わったのか?あるお店で見つけたのは、昨年と同じ位置、同じPOPを使用している。
なぜ昨年と同じPOPってわかったか?
POPが折れ曲がって、汚れいるから・・・(笑)
そんな売場を見た時にスタッフの人も、昨年と同じ展開じゃ面白くない。

お客様も同じじゃないかな?
だからお客様に思いが届かない。

やはり売場には、売場を作ったスタッフの思い
そしてお客様にお届けしたい価値をしっかり盛り込むべきだと考えます。
そんな時にプライスだけのプライスカードだけでは、メッセージが伝わらないものです。
やはり去年と同じ様に売場を作るんじゃなくて去年と今年は時間の経過してるわけですから、お客様の商品の価値のとらえ方も変わっています。
だから折り込みチラシとか売場で展開するPOPには、商品名とプライスだけじゃなくて・・・

その商品をお買い上げいただいた時にお客様がどんな楽しみが得られるのかその辺をきっちり表現していかないといけません。

ただメッセージも特に、内容もないキャッチコピーで表現してもお客様が商品の前を通るのは1秒です。
目の前を通るお客様を立ち止まらせて商品を手に取ってもらうためにキャッチコピーが大切になります。売場で、コトPOPを強化してるお店もありますが、まず考えていただきたいのが

お客様が目でとらえて見えるかどうか?

多くのお店で感じるのが文字の大きさが小さすぎるのと文字数が多いのでせっかく作っておられるのに伝わらない感じがします。POPはお客様に、思いを伝えるためにあるわけですから、その辺をしっかり考えなければならないです。

大切なのはキャッチコピー!!

できれば20字以内にまとめたいものです。

私が考えるPOPは、まず読んでもらうこと!!

それはチラシでも同じで、まずお客様に伝えるツールじゃなくて読んでもらえる書籍のようなツール。
そんな折り込みチラシやポップを作っていくべき。

そんなことを考える時に、自分のお客様の姿を考えて表現して作ってほしいなぁ?

・お客様が「関心を持っていただくには?」
・お客様が「読んでみたいと感じるには?」
・お客様が「手に取ってみたいと感じるには?」

最後までブログを読んでいただきありがとうございました。
お店で働かれる皆さんにとって、このブログがヒントになって、お客様と売場で楽しむお役に立てれば、うれしいなぁ? (笑)