「お隣のお店といっしょ」で自分の作りたいお店出来てますか?

こんにちは!! 売り切る売場仕掛け人 伊藤匠です。

今週末も新聞折り込みチラシが、たくさん折り込まれていました。

チラシを見てみると相も変わらず「商品名」「価格」だけ

ボーっと見ていたら・・・
もっと重要なことに気づいた。

●それは、日替わりの目玉商品と呼ばれる商品

・家電専門店でも日用消耗品、お菓子。
・ドラッグ店でも日用消耗品、お菓子。
・ホームセンターでは、日用消耗品。

どのチラシも日替わり商品はいっしょ!!
だからスーパーのチラシと同じような構成になる。

ほんとコモディティ=均質化

差がないから、違いが感じられない。
昔、コーヒーのCMで

『違いのわかる男の、ゴールドブレンド』

ってCMがあった。
違いのわかる折り込みチラシを作りたいものだ。
そんなことをブログにまとめて更新しました。

ロードサイドのドラッグ専門店のチラシ。お店もセルフ化されている中、もっと薬の情報をお客様にお届けしたらどうなんだろう?

折り込みチラシの構成がどこも目玉商品には、大きくスペースを取る。それが専門性が違うのに、訴求するものがいっしょならどうなんだろう?

お客様視点から考えたら、みんな同じに見える。
違いが伝わらない?! (笑)

あなたのお店は薬屋さんなのに・・・
あなたのお店は電気屋さんなのに・・・

目玉商品が、日用消耗品、加工食品で同じようなチラシ構成じゃ
わざわざ行かないなぁ?

チラシって、制作費、折り込み費など考えると1回あたり大きなお金が掛かっている。
そんなにお金を使っているのに、売場のお客様の入りを見るとちょっと寂しい。それは費用対効果を考えた時に、チラシが効果を発揮してると言いづらいなぁーー(^^;

どうして日替わり商品の違いがないんだろう?

それが均質化!!

でもチラシの制作現場では、チラシを折り込んだ場合の効果!!勝手な予想ですが「わかっているはず」なのです。

それは自分が売場を作っていたので、チラシを見れば、おおよその売上はわかっていたから・・・

均質化社会と言われながら久しいのに・・・
売上が伸びず、苦労されているのにどうして改善がなされないか?
それは、考え方も均質化されてる教育を受けてきたからと仮説を立てました。

それはホリエモンが面白い本を出していました。

すべての教育は『洗脳』である。

この本のタイトルを見て、本を読んだ時になるほどなぁと感じました。
学校教育で「これは正しい」「これは間違い」という白黒をつけた教育を受けてきました。
人と違ったことをしたら「間違い」!!と言われてきた。
どうして違うのか?
その説明はなかった。

学校教育は、そんな形で『標準化』されてきた。

だから人と違ったことをすると間違っていると教育されてきた。
人と違ったことをすると批判を浴びたり、非難されたりするわけです。

●それをチラシに置き換えると・・・

あくまで想定だけど、新聞チラシを作っている人は・・・
このチラシの効果が薄いということは想定している。

スーパーの販促の方が言ってましたが・・・
改善して失敗したら責任訴求される。
サラリーマンである以上、責任を負わされるのはイヤだ!!

だからチラシや売り場が変わらない原因じゃないかなー!!

先月のイトーヨーカドーさんの売上が前年比79%ダウンとメディアで報じられていました。
今までのイトーヨーカドーさんでは考えられない状態です。

私がお店にいた頃、リサーチしながら見ていたイトーヨーカドさんは、何でも実験してチャレンジして売場を作っていた。

でも、最近の売場を見ていても以前のようにチャレンジしてる部分があまり見られません。

売上が確保できてないのですから、まず変えてみるということが必要なんじゃないかな?

●そんなことから仕入れた商品を売り切ることを考えた時

売り切ると言う事は、仕入れた商品を売り切って利益を確保する。

そんなことを目的にして売場を作る必要があるわけです。
当然売場の商品は売り切るコトが前提です。

売り切らないと次の週の商品が売り場に並びません。
現状の売場を見ていると日替わり商品と言いながら、期間が終わっても、同じ売価で売っている。

だからお客様の価格への信頼性がなくなった。

私がお店にいた頃は、日替わり商品は、次の日には多少なりとも売価を上げていた。まずその日に売れるであろう量を仕入れていた。

でも現在の売場は、在庫が未消化になって糞詰まり状態になっている。副通路まで商品をはみ出し陳列して、お客様が通りにくくなっている。

●ホリエモンの本じゃないですが・・・

今までの勉強、経験してきたことも当然大切です。
でもそれをベースに自分の考え方で売場を作ったり、生活に生かしていくと楽しくなるのでは?

●でも今はよく売れている店っていうのは・・・

お店自体にしっかりコンセプトがある。
お店の価値をしっかりアピールしている。
そんなことがお客様には新鮮にうつる。

だからお客様も行列するし、売上も伸びる。
脱均質化が必要だ!!

学校教育で受けた常識からの脱却!!

売り切る売場を作っていくにはそんなことが必要だ。

最後までブログを読んでいただきありがとうございます。
本来、学校って、最低限のマナー、教育はすべきですが、その先は個性を伸ばしてあげることが必要なんじゃないかな?
日本が、そんな魅力ある国へ、さらに進化すればいいなぁ?