売り切る『力とは何か?』(笑) | たたら侍

『たたら侍』!!

唯一無二の鉄を生み出す「たたら吹き」の伝承を宿命つけられた青年が 『侍』 にあこがれて旅に出た。
時代背景は、信長が全国統一をこころみながら歩を進めていた戦乱の世、そんな時代にひとりの未熟な青年が過ちを繰り返しながら

「生きる道を探し続ける物語」!!

こんにちは!! 売り切る売場仕掛人 伊藤 匠です。

尼子一族の残党を演じるEXILEのパフォーマー AKIRA
クライマックスの演技が切れがあってよかったなぁ?!

この映画は、他にもEXILEのメンバーが出て、主役も劇団EXILEの青柳 翔さんということで、EXILEのメンバーのエンタメ性が、クローズアップされた映画かな? って考えてました。

●「たたら侍」予告編

ストーリーもしっかり流れていて、自分を『売り切るスキル』に気づかせられる映画でした。
そんなことをブログにまとめてみました。

老若男女問わず・・・
人から評価され認められる人生を歩きたいモノ
それは大なり小なり違いはあるかもしれないけど、どんな人にもあるはず・・・

製鉄技術も地味な仕事。「たたら吹き」伝承者の主人公の伍介も地味な仕事より華やかに見える「武士になること」を夢見て旅に出る。

主人公の青年、伍介も、大名に売るための鋼を求めて、村を訪れていた商人から

「今の世は、農民でも侍になれる時代」
「村を出て、侍になりたい」

心境の変化もあって、村の掟を破って、旅に出る。

若さの至りで、侍になって、華やかな戦場で活躍する自分を夢見るもの・・・
戦場に出てみると、飯炊きを仰せつかりスタート。
そんな時に、突然、敵の来襲が起こる。

●傍から戦場を見れば・・・
農民でも、商人でも、職人でも・・・

侍になって、立身出世して大きな夢が叶えられるかもしれない時代。

でも戦場は、違った。
刀を抜けば、生きるか? 死ぬか? 紙一重。
そんなことを知った伍介は、命からがら、たたら村に逃げ戻る。

映画を見ながらここがポイントだなぁ~!!

って感じた。
ビジネス社会と言う戦場で、やはり働いている人は、少しでも有名になって、お金儲けして、立身出世を果たしたいもの。
それは会社もいっしょで

多角化で手を広げて会社の厚みを増していく

でもこれは資本力のある大手企業なら可能かもしれません。

●中小企業や個人では、「売上拡大」の幟で夢見るより・・・

どんな企業でも、個人でも、今より少しでも良くなりたい。
そんな願望は、大なり小なりあるもの。
その夢に向けて、いろいろな部分を補いながら夢の実現に向けて、可能性を求めるもの・・・

●現在社会が、同じようなモノ、サービスが切磋琢磨してシェアと言う 「陣地の取り合い」 と仮定するなら・・・

『力とは?』

自分の会社の経験、得意な分野を生かして、お客様とつながっていく。

そんな時代じゃないかな?
それが自分を売り切って、自分の陣地を守り強くしていくコト。

この映画のクライマックスは・・・
史実の真意はわからないが、本能寺の変は、秀吉が画策したというストーリーで「たたら村」の鋼を自分のモノにしようとした秀吉の意を受けた商人。

そんな秀吉の不穏な思惑に気づいた信長が、尼子一族にこの村を守らせようとした。
でも本能寺の変で信長はこの世を去る。

信長と秀吉が、自分の手に収めたい技術とは思っていなかった伍介はほんとうの力に気づかされる

それは

門外不出の高度な鉄作り「たたら吹き」

侍にもない「売り」があることに気づかされる。

これは個人でも会社でも同じ。
●コモディティ化(均質化)社会と言われながらも・・・

・個人の持っている能力
・個人の社会で果たす生まれ持った役割

は、個人、会社によって違うはず。
そこに常識と言うものさしをはめるから、答えは同じような形につながる。
常識と言うのは、逆にどうして「常識」になったか?
考えてみれば・・・

みんながそれは正しいーー!!

と考えるから、常識になった。
でも常識と言われても腹にはまらないことないですか?

個人には、個人のものさしが生まれた時から備わっているのです。

・生まれた場所
・生まれた環境
・生まれた両親 などなど

そんなことを考えて行くと、バラバラ!!
なのに 考えることがいっしょってことは、まずないですよね。

この映画って、紆余曲折しながら生きていく主人公を見ながら、そんなことを感じられる映画。

自分を「売り切る」力
自分を「売り切る」スキル

それはきっと自分が一番楽しいことです。

最後までブログを読んでいただきありがとうございました。
また映画を見て勝手なこと、ブログにまとめちゃいました。(笑)