NB商品が『毎日安い』で訴求されているのに、PB商品は必要なのかな ❓

暑い東京から帰阪したら大阪はすごい雨。
新幹線の中で、「東大阪市で、1時間に110ミリも降った」ネットニュースを見ていましたが・・・
住む枚方市は、東大阪市からそんなに離れていないので、枚方市も心配? って思いつつ、帰宅。

でもあっちこっちでゲリラ豪雨。
熱帯地方のスコールのような感じです。
私も中学生で静岡に住んでいる頃に、床下浸水を経験しました。
ほんと後片付けがたいへんでした。そんな記憶が残っています。

こんにちはー!! データをデザインする売場仕掛人 伊藤匠 でーーす (笑)
いつもブログを読んでくれている人は
『 あれ? データをデザインする 』ってついているぞ!!
って思われたかもしれません。(笑)
USP発見塾に参加させていただいたりして、自分自身の伝え方を常に進化しているので、1時間後には、また変わっているかもしれません(笑)

●どうして「データをデザインする」とコピーをつけたか?

私は、大手スーパーに20年間勤務して、その後、お店の販促企画、販促ツール、チラシのデザインの仕事をしてきました。
両方の視点で、現在、問題とされていることに対応できるので、そんなコピーをつけました。(笑)

●お客様の困っていることでも・・・

実際、売場を作った経験、売場をデザインした経験があるので、
問題とされていることの要素を整理して、お話しができます。

経験に基づき、お話しをさせていただくので、お客様の置かれている立場もわかるので、内容はわかりやすいんじゃないかな? (笑)

お客様の抱えられている問題をいっしょに整理して、お話しする提案もお客様と共有して進めて行くって感じ。

昨日、戻ってきてからドラッグストアーで買い物をしていて感じたことをブログにまとめてみました。

どこのドラッグのお店に行っても、黄色の紙に、プライスは「赤」。どのお店に行っても、「商品名」「価格」の訴求のみ。

ドラッグストアーって・・・

『自分のお店が一番安いーー!!』

と思って、商品を販売されているのでしょうか?
どのお店をのぞいても商品の棚に、黄色の紙で「商品名」「価格」だけを訴求して売場を作られている。

お店で買い物して、3店くらい同じ商品の価格を比較してみたけど、そんなに価格は変わりませんでした。

移動のガソリン代、移動時間などを考えると、別に近くの店で買えばいいじゃん!! ってことになる。
わざわざ遠いとこまで行って買う必要がない。

だからお店の棚やA3サイズの大きなPOPが真っ黄色になったのか?わかりません。
でもお伝えできることは・・・

『価格は遜色ないので、他の仕掛け考えましょうー!!』(笑)

● 仕掛けって、何なの?

各ドラッグストアーでは、そのチェーン独自のPB(プライベートブランド)商品を作っています。
その商品をNB(ナショナルブランド)商品 と同じような売り方をしていることです。

●整理してお話しをすると・・・

・PB商品は、そのドラッグストアーで「お客様は、生活でこんなことにお困りになっているんじゃないか?」というお客様の不満に 「うちのお店ではお困りごとをお助けします」
というために作った商品です。
・NB商品というのは、花王、ライオン、P&G、バンドエードなどの大手メーカーの商品です。
大手メーカーの商品は、テレビCMなどで宣伝されて、お客様の困りごとがわかりやすく訴求されています。
ドラッグストアーの商品よりもっと大きな観点で商品を作って、お店で展開してもらっているわけです。

そんなNB商品が

「毎日安い」「お買得」「今だけ値下げ!」「当店だけの特価品!!」「激安特価」・・・

とか?

POPのヘッダーを見て行くと、自分の店が一番安いと考えて売場を作っておられるようですが、そんなに大差がない!!
ただ他業種と比較すれば、安い。
でもドミナント戦略で、地域を囲い組むように出店するドラッグストアー同士で比較するとそんな感じです。
そんな状態なのに、どうしてお客様の不満にこたえるために作ったPB商品が、お客様の視野に入るように展開しないのだろう?

でもあるお店では、そのPOPの羅列の中に・・・

このドラッグストアーでは、きちんとPOPをつけて、PB商品を訴求されていました。 PB商品の位置づけが理解されているお店はきちんとポイントはおさえている。

画像のようなしっかりPB商品をお客様に伝えるように商品のポイントをPOPにつけて訴求されている。
こんなお店は、PB商品の価値がわかっておられるんだなぁー
って感じます。
PB商品って、言葉で言えば簡単ですが、商品開発費、制作費を考えるとバカにならない程、お金を使っています。
会社としてそれだけ投資して、商品を作っているのに、展開は、これでいいのかな?

そんな売場の姿を見ると・・・
NB商品の価格訴求が中心のドラッグストアーにおいて、PB商品の「顔出し」「訴求」をしっかりするべきだなぁーー?!

●最後に整理してまとめてみると・・・

●PB商品は、その企業独自の商品である。
●PB商品は、お店でのお客様の生活の不満の声を基に、その会社ならではの商品を開発費、企画費など、大きな投資をして制作した商品である。
●NB商品は、制作メーカーがメディアを使用して、広告宣伝されているので、お客様の認知度は高い。価格を安くすれば、価格に対するイメージが高まる。
●価格を比較してみるとそんなに大差はない。
●ドラッグストアーは、価格毎日安い風土なだけ。

●お客様にお店を利用していただくために・・・

お客様の不満に基づいて制作したPB商品がしっかり見える売場を作るべきだ。
だからお客様の生活の不満の声を耳にしながら、PB商品を開発して、かつてイトーヨーカドーでのお客様へのサービスが絶賛されたように・・・

PB商品を提供することによってお客様から愛される商品、サービス作りをするべきだ!!(笑)

ただ価格安いPB商品はいらないよ。
勝手に思いますが、制作に対する投資の無駄だ!!

今日も最後までブログを読んでもらってありがとうございます。
(笑)