お店の『お客様へのお役立ち情報』減ってるって感じたこと?!

梅雨が明けたら、暑い日が続いてますねーー(^^;
あっちこっちから聞こえる蝉の鳴き声がより一層大きく聞こえます。子どもたちも夏休みに入って、夏本番ってとこでしょうか?

こんにちはーー!!
データをデザインする売り切る売場仕掛人です。

週末お店で買い物カゴを持って、買物しながら感じたことがあります。
それは「値下げ」「最終処分」「お買得品」などのタイトルヘッダーがついたプライスカードは、売場に変わらずいっぱい展開されています。

夏物の追い出しの時期なので安さ訴求は毎度のことです。
この売場作りが、この時期の売場の普段着なのでしょう(笑)

「安いから買ってーー!!」の一色になっています。

●でもひとつ気になったことがあります。

ここ1週間の大阪の気温を見ていると・・・

●17日(月)31.6℃
●18日(火)31.1℃
●19日(水)35.5℃
●20日(木)36.4℃
●21日(金)35.1℃
●22日(土)35.7℃
●23日(日)32.3℃
●24日(月)33.7℃
真夏日の連続なのに、売場には熱中症対策の小さなコーナーはあれども、お客様にそんな日でも「健康」「快適」に過ごす情報がなかった。モノを安く売るより大切な情報だと私は考えます。
そんなことから売場を見ると、お客様に寄り添って・・・

お客様へお届けする情報を記載したPOPが極端に減少しているって感じました。

そんなことをブログにまとめてみました。

ネットを検索していても気象庁、環境省などから毎日熱中症情報が流れている最近、売場では、そんな対策POPがめっきり減っている。

よく打ち合わせで言われるのが、こんなPOPをつけても
お客様は、プライスカードしか見ないから経費の無駄ってこと。

そんなことないだろう?

って考えます。
数年前の熱中症対策の商品の売場の画像を下記に並べてみました。売場には、きちんと情報が提示されていました。

食品売場のイベントスペースでは、熱中症対策コーナーが作られていた。大切なのは『対策ポイント』をお届けするコト。

食品売場飲料関連売場、化粧品売場で告知されていました。文字数が多いのが難点ですが、やはり知識として必要です。
食品売場、薬店、衣料品売場で告知展開されていました。

●こんなPOPが・・・

・売場から極端に減っているか?
・まったく告知されていない。

こんなPOPが経費の関係で無駄だと言われるなら、そこまでですが・・・

でも必要だと考えます。
だって外だけでなく、家の部屋の中でも亡くなっている方がおられるニュースを耳にしたりするからです。

「自分は大丈夫ーー!!」

って思いながら、年輩の方に暑さを我慢するから熱中症になる。
日中スポーツをしている人も掛かったりするわけです。

やはりどんなにいいモノを作っても売れない時代。
経済状況、社会状況が不安定なので、必要なモノ以外は買わない買い控えもあるかもしれません。

売れないので、お店では、ここぞとばかりに「価格安く」に動こうとしている。
大手スーパー、食品スーパーが、いくらモノを安くしても大差はありません。

ただドラッグストアは安いーー!!

●最近のドラッグストアを見ていると・・・

・ネイバーフッドショッピングモールで食品スーパーと併設出店
・ドラッグストア内で、加食を中心とした売場作りの進化
・ + 生鮮食品をテナントで入ってもらう

※ネイバーフッドショッピングモールって・・・
食品スーパーを核とし、ドラッグストアやホームセンターなどのテナントを持つ、近隣住宅街などの小商圏をターゲットとしているSC(ショッピングセンター)のこと。

などなど、大手スーパー、食品スーパーを狙ったカテゴリーキラーに成長しようとしている。
だからいくら安くしてもドラッグストアの方が、加食商品は安いので価格よりも考えた方がいいと勝手に考えてます。

たとえば・・・

これからどんどん暑くなっていく。
売場にもそんな商品が広がる中で「熱中症対策のポイント」POPがない。

●熱中症対策のポイントは・・・

室内や曇りの日でも熱中症は起こる。

●こまめな水分補給!
水分・ナトリウムなどの電解質を摂取しましょう。
●汗で失われた塩分を補給!
手軽に摂取しやすい塩飴などを上手に活用しましょう。
●クールグッズを利用しましょう!
クールインナー、帽子、クールネックなどを利用して体温の上昇を抑えましょう。

などのポイントを店頭でお伝えすること。

●私が作った売場で・・・

この時期くらいからアイスノンが、めちゃ売れました(笑)
だからアイスノンの箱をカットして山積みした。

●売場って・・・

点ではなく、線だと考えます。

先日の「二の丑の日」の告知も、
土用丑の日に、スポットで告知しておけば、次につながる訳です。
この熱中症対策の告知もそうだと考えます。
バーゲン、クリアランスは大切かもしれません。
でもお客様の生活がよくなる情報は売場でお届けしてあげればいい。そのPOPを見て、商品を変われる可能性が高くないですか?

●データを整理してみると・・・

・価格安いには、限界がある。その姿が現在状態。
・経費削減の中で、必要なのに削減されているものがある。
・特にお客様に関わるコトを削減すると売上に関わる。
 スタッフの減によるモノの知識説明不足。コトPOPのカット
・お店は「モノ買い場」フレンドリー感が大きく欠如している
・お客様の生活が「良くなる」「改善される」「楽しくなる」
 情報はきちんとお届けする。
・「買い手」「売り手」がつながらないと買わない。
・ドラッグストアは、価格安い状況が、まだ進化する。

●ポイントは・・・

今、お客様に必要なことは、暑い夏を、いかに『健康』に『快適』に過ごすか? そんな情報をお届けするコト。
お店はお客様のコトを考えて品揃えする

やはりお客様に寄り添って、生活応援するべきだなぁーー?

お客様は寄り添ってくれることへの『感謝』として
『売上』という対価を渡される。

そんな風に、週末の売場を見て感じました(笑)

最後までブログを読んでいただきありがとうございました。