楽しい水族館を作るコトをお店も真似ればよくなる(笑)

こんにちはーー!!
売り切る売場仕掛人 オーパ伊藤です。

水族館プロデューサー 中村元の「常識はずれの増客術」
を読んで、本に書かれていることを目で確認したくなった。
それでサンシャイン国際水族館に行きたくなった。

この本は、お店をやっておられる方におススメです。
まさにお店に生かせる内容満載です。

●中村プロデューサーの仕事の流儀

① 弱点をプラスに変える。
② 崖っぷちの状況を作る。
③ 常識を疑う。
④ お客様が何を求めているか探る。
⑤ プロモーションを考えながら水族館を作る。

こんな流儀の元、詳しく書かれています。

そんな中で、今のお店にぴったりな流儀が
それは「弱点をプラスに変える」こと。
そんなことをブログにまとめてみました。

サンシャイン国際水族館は、池袋の街中のビルの屋上にあります。だからいろいろなマイナス条件があります。2011年に改装されました。

お店を買物しながら見ていると・・・
私が勤めていた頃と比べると売場変更のサイクルが違って
たいへんだなぁ~!!

やっぱ低下した売上に合わせて、
人が減って、販促経費を削られて、
売場も手を入れたいのになかなか手を入れられない。
他のお店と比べても、その人ならではの味のある売場が作れない。

●決定的なのは、売上のキャパの低下と共に・・・

商品の大量仕入れが出来なくなって、原価交渉が弱くなった。
だから商品の特売単価も横並びの状態だ。

そんな環境で取り巻かれる中、

やはり『個』を出すこと。
それは自分が弱いと感じているところを補強すればいい。

強い部分って他のお店も同じことの強化を目指しているはず。
それと「売れている」と聞くとすぐにマネをする。
お店は、今、そんな循環で流れている。

たとえばサンシャイン国際水族館は、

世界一の高層水族館、こんな圧倒的な水の存在感を感じる水槽は、荷重制限で出来るはずがない。でも実際、いろいろ工夫されて実現している。
沖縄の美ら海水族館の「黒潮の海」。圧倒的な水の存在感。

サンシャイン国際水族館の水槽は、
・奥の照明を落とした。
・円形に見える水槽をおにぎり型にした。
・手前より奥の高さを上げた。
そんな工夫をした。写真を見比べてもらったらわかりやすいかも。

でも2011年に改装するまでは、荷重制限という弱点は、いくら頑張ってもクリアできない問題としてノータッチだった。
でも、この水槽の前には、座って見れる座席も用意されていて、みなさん座って楽しんでおられた。

ターゲットのひとつのカップルが多かったけど(笑)

お店も弱点と思っているポイントはあるはず。
そこを改良して少しでもプラスに出来るようにすればいいのではないか?

そのために

・お客様が作った導線で歩いているか?
・商品名、プライスだけの商品カタログのようなPOPは誰も見ない。
・商品の演出

に対して、お客様がどんな反応をしているか?
後ろからついて歩いて見てみるのもひとつのヒントにつながる。

私もお店に勤務していた頃は、レジ応援に進んで入っていた。
それはお客様が、どんな商品を合わせて買っているか?
レジの袋に入れながら見て、売場変更の判断の参考にしていた。

●私の仕事の流儀は

『ヒントは現場にある』

そこがお店を利用しているお客様のお客に立つポイントを探すことになる。まず主役のお客様が、どんな動きをしているか?
それに合わせて売場を作る。
必ず、弱点のポイントは、お客様は、速足で通り過ぎているはず。

強い部分は、今売れているとこだろう。
でもライフサイクルが、昔ほど、なだらかな流れでない現在。
線香花火のように流行も終わってしまう。

そんな時代だから、まず弱点をきちんと把握して、強みに変える。サンシャイン国際水族館では、そんなことを勉強させていただいている途中です。

旭山動物園、サンシャイン国際水族館、北の大地水族館、竹島水族館など、手を加えて、お客様の来館数が大幅に変わった実例がある。

そこには弱点というポイント。
それからお客様が喜ぶことを考えて、大幅に変化させた結果、来館者の大幅アップにつながっている。

まず弱点の認識を持って、どうやればクリアするか?
最後までブログを読んでいただきありがとうございました。