2018年大安は、平日です。

こんにちは~ ♬
売り切る仕掛人 匠(たくちゃん)です。

12月だからでしょうか?(笑)

2015年12月17日にアップさせていただいた

「本日は大安です」のPOPだけでお客様に思いは伝わるだろうか?

というブログを、最近、多くの方が参考にしていただいている
ようでリライトしてみました。

● 2018年の大安は

「12/3」「12/7]「12/13」「12/19」「12/25」「12/31」

です。
お店の売場には、少しづつお正月を楽しむ商品が、
あちらこちらで並び始めています。
2015年当時と比べると、

・テーマ訴求のPOP
・商品の価値を伝えるコトPOP

などの販売促進ツールが激変しています。

昨日は、大安でした。
お客様との打ち合わせがあったので、売場を見ることは出来ませんでした。
「本日は大安です」という展開訴求に興味を持たれている方が多いようなので、考え方を今風に直してリライトします。

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鏡餅も売場に並び始めていますが、飾り方を知らない若い方が増えているので、ツールが現在売場に付いていないお店が多いのは残念。

大阪市内のフラッとどこのスーパーを見ても、メインはクリスマス、お正月用品は、次のラインで展開されています。

でも2015年の頃と比較すると
クリスマス、お正月用品の展開スペースは小さくなって
実需商品+圧倒的に惣菜売場が広がっています。

でもスペースは短縮されていても、鏡餅の売場あるわけです。

● お客さま目線で考えると・・・

鏡餅をどうして飾らなければいけないのか? わからない。
売場に並べた方は、お正月前なので、顔見世に並べておこうと
考えておられるかもしれません。この売場に商品を並べた時点で
お客様に

「なぜ? 鏡餅が売場で必要なのか?」

告知訴求するのと、しないのとでは、商品の動きに差が出る。
そんな経験を、お店の売場で実際、商品を並べて経験してきました。2015年の「本日は大安です」POPと同じ状態です。

「鏡餅を購入することで、お客様にどんな楽しみがあるのか?」

という告知が、売場で表現されていないので、
「商品の売上につながるか?」 というと、つながりにくい!! って感じました。

大切なのは、お客様にお正月を楽しんでもらうための提案がもっと必要!!

そもそも、「大安に正月用品を買うと縁起がいいから」

ということが企画の始まりのように思います。
また大安にひとつの山を作りたいと考えたのかもしれません。

今の若い方は、大安と言っても気にされない方が多くなってきました。六曜自体を知らない方が多いのではないか? と思います。2015年、掲載させていただいたものをまた載せておきます。

六曜 (ろくよう・りくよう)とは、暦注の一つで、 先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6種の曜 があります。

先勝 「先んずれば即ち勝つ」の意味で、すべてに急ぐことが良いとされ、午前中は吉、午後二時より六時までは凶といわれる日です。
友引 勝負事で何事も引き分けになる日で、朝は吉、昼は凶、夕は大吉。ただし葬儀を忌むといわれています。
先負 「先んずれば即ち負ける」の意味で、万事に平静であることが良いとされ、勝負事や急用は避けるべきといわれています。午前中は凶、午後は吉ともいわれています。
仏滅 字の通り、仏も滅するような大凶日という意味ですが、「物が一旦滅び、新たに物事が始まる日」とされ、「大安」よりも物事を始めるには良い日との解釈もあるそうです。
大安 「大いに安し」の意味で、六曜の中で最も吉の日とされるており、何事においても成功しないことはない日といわれています。
赤口 陰陽道の赤舌日」という凶日に由来しているようで、お昼前の午前11時ごろから午後1時ごろまでのみ吉で、それ以外は凶とされるそうです。

上記のようなことをどれだけの人が知っているか? と六曜をどれだけの人が気にしているか?

逆に、大安に正月商品を売り込んで、売上の山を形成したいなら、お客様に、

「今日は縁起の良い大安!!大安に購入して、お正月に楽しんで下さい」

というような、縦長POPを展開したらどうでしょう?

お客さまが、この商品をを買ったらこんな楽しみがありますよ!! と伝わるようなPOPがあれば、売上につながる!!

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お正月を楽しむ塗りの食器も少なくなりました。お節料理を買えば、ついてくるからです。そこからお節料理は、家庭で作らない予想ができます。

お正月の塗りの食器は、ずいぶん扱いが少なくなりました。
重箱、屠蘇器を使ってお正月を楽しむ家庭が少なくなっている。
ということは、お節料理自体を楽しまなくなっているという
時代背景もある。

でも多少は扱っているので・・・
そのような商品には

・重箱の料理の盛り付け方?
・屠蘇器のいわれとか?

そんなPOPがあれば、お客さまにも伝わりやすい

また日本の伝統と使い方を、お店の売場では伝える役割もある

のではないでしょうか?
このような商品は安ければいいというプライスだけじゃ、売れない商品です。

家庭用品は、2015年当時に比べると売上もさらにしんどい。
だから消耗性の高い商品を、お客様の目線を意識して
ゴールデンラインに並べる。

僕なら日銭の稼げる祝箸、お飾りをお客様目線に並べて、
重箱・屠蘇器でお正月イメージを作って、売場やPOPを作成して、展開する。
また時期的には、20日過ぎると商品を絞り込んで、集中販売しちゃいます。

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加工食品売場が、なんやかんや言っても、お正月の準備用品の数が多い。また食品売場の中央に位置するレイアウトが多い。
お正月イメージを盛り上げる、そして大安が、お客様に認知されやすい売場です。
きちんと告知すれば、まとめがいにつながる感じを受けました。IMG_0116

2015年にも紹介したのですが・・・
あるスーパーでは、加工食品の関連商品は、すべて催事コーナーにかためて展開していました。お客様からすれば、商品があちらこちらに分散していないので、探す手間が省けて買いやすい売場だなぁ? と感じました。
たとえば、「たつくり」 と言って、どれだけの人が、こんな料理だなぁ? ってわかるでしょうか?
このスーパーでは、「にぼし」 のところに、画像のようなPOPをつけて展開していました。 たつくりの作り方も、画像入りでわかりやすくて、お客様も手作りで作ってみるためににぼしを買って作ってみようか? とお客さまにも思いが伝わるとこの売場を見て感じました。

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お正月自体、お客様の楽しみ方が変化してきています。

やはり、お客さまに展開商品を品揃え展開している思いや、この商品を使えば、こんな料理が出来ますよという思いが、伝われば、お客さまもなら買ってみよう につながるように思います。

12/31の大安には、お店を利用される方は、午後から激減するでしょう。
あと4回ある「12/7」「12/13]「12/19」「12/25」
でも、今年は、平日ばかりなので、平日売上の底上げにきちんと売場を作って、お客様にご案内してはいかがでしょうか?