売場は、ざわざわしているのがいい!!

こんにちは~ ♬
売り切る仕掛人 匠(たくちゃん)です。

日曜日の11時くらいに大きなスーパーに買物に行った。
そんなことをイメージしてみて下さい。
そのスーパーは、2階建てで、1階は、食品売場と専門店。
2階は、非食品の衣料品、生活関連商品が並んでいる。

お店に入るとシーンと静まり返って閑散としている。
もしかしたら、みなさんもそんなシーンを経験済みかもしれません(笑)

先日、日曜日の11時くらいに買物に行った・・・
僕が働いていた頃は、11時と言えば、午前中の売上の大きな山を迎え始める時間・・・

ざわざわ! ざわざわ!

売場のあっちこっちでお客様の声が聞こえる時間だった。

でもこの日はと言うより・・・
ここ最近は、シーンと静まり返って、閑散として

売場に活気がない!!

活気がないと売場で始まるのが・・・

おしゃべりタイム!!

レジカウンターでのキャッシャーの方のおしゃべり
売場での販売員の方のおしゃべり
売場の責任者も入り、談笑タイム!!

仕事をしにきているのか?
目的が定かになっていない様を見て、寂しくなった。(笑)

現在、売場は、私的なおしゃべりをする場なのかな?(笑)

そんなことを話していると、先日面白い話しを聞いた。
どういうことか?

ここからはある人から聞いた話し。
本部担当の方で、お店のスタッフも減った現状。
土日は、お店の応援に行かれるそうだ。

お店の応援に行った時に、お店にいた時に
惣菜売場で、品出し整理の業務を依頼されたそうです。

シーンと静まり返っている売場で、
惣菜よりどり3品 980円の品出しを中心にされたそうです。
その方も商品を売り切ることには長けた人で、品出ししながら

「惣菜 3品で980円!! 惣菜 3品で980円!!」
「980円で、今晩のおかず3品楽しめちゃいますーー!!」

って呼び込みを始めたそうです。

お客様は、声のする賑やかなところに集まるもので
惣菜のパックを手に取って見る方が増えて、カゴに3品入れられる方が増えたということです。

その方は、午後からは別の売場を担当することになっていたそうで、惣菜の売上を昨年と比べると・・・

結果 115%アップ ⤴

その方の話しを聞いてすごいなぁー!! って思ったのは
品切れしている商品名を、調理加工室のパートさんに向けて

「ひれかつ完売ねー!! 準備して・・・」
「はい!! エビチリ完売!! いつ売場に出ます?!」

とコンタクトを取りながら販売していったそうです。
お客様は、今も昔も変わらないのは、売れているものは、
まず見るってことです。

食品売場では、販売スタッフの方がマイクをつけて
お経を読んでいるような声で、スピーカーから流れる
売場が増えている。
比較して考えてみると・・・

品出し時の「地声」の呼び込みには勝てない!!

のです。

「 この商品をお客様に届けるぞ!! 」

と決めて、お客様に案内する。
別に呼び込まなくても、販売七大用語の活用でもいいわけです。
売場ですれ違って、7割のスタッフの方が

「いらっしゃいませ!!」

も言えない。
スーパーは売れない売れない!!売上悪いねん。
だから早期退職制度で、またスタッフの数合わせする。
悪循環の繰り返し。

という前に、もう一度、売場でスタッフごとにお客様にお届けする商品を決めて、声を出してお客様におススメしていく。
現在は、終日、おしゃべりタイムで、就業時間をこなしてあがられる方もおられるんじゃないだろうか?

元気のない売場問題は、売り方を問う以前の問題。
まずは『 商品 』!!

商品を決めて、声を出していく。
お客様があまりにも少ないので元気がないのかもしれない。
でも惣菜売場で、声を出すだけで、売上がアップする
そして売場に元気が出て、売上が上がれば、お店全体もにぎわいが出てくる。

● 今必要なのは・・・

「売り切る商品を決めること」
「売場で声を出すこと」

これから年末年始を迎える。
ぜひ売場で声を出してほしいものです。