「神社・寺・パワースポット」カテゴリーアーカイブ

急がば廻れ 矢橋(やばせ)

〜京滋こんなとこ〜

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<近江八景  矢橋帰帆 瀬田の夕照(歌川広重画)>
滋賀県草津市に「矢橋(やばせ)」というところがあります。

室町時代の連歌師 柴屋軒宗長(さいおくけんそうちょう)さんが詠んだうたがあります。

「もののふの 矢橋(やばせ)の船は速けれど 急がば回れ 瀬田の長橋」


「もののふ」とは武士。
「矢橋の船」とは草津宿と大津宿の間にある琵琶湖の渡し。
矢橋港と石場港の間を結んでいました。

琵琶湖を渡るには、ほかに勢多(瀬田)に架かる橋を渡るルートがあります。しかし、この瀬田の橋は琵琶湖の最南端にあり、京と東国方面を行き来するには大きく南へ迂回することになります。そこで、手っ取り早く行き来する方法として、琵琶湖を船で渡る「矢橋の渡し」がありました。

今でもそうですが、晩秋から冬にかけて比叡山の方向から琵琶湖に向かって、非常に強い季節風が吹きおろします。

昔の小さな帆掛け船や手漕ぎ船では、こんな風が吹けばすぐに転覆してしまい、非常に危険であったことが容易に想像されます。また、風が強く吹いている日は、欠航なんてことも数多くあったはずです。
そこで、多少時間のがかかっても、危険な目に合うリスクを負ったり欠航で足止めを食らうことがない、確実なほうを選んだほうがいいですよというとことから、この地から、この言葉が生まれたそうです。

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<近江八景  矢橋帰帆 瀬田の夕照(歌川広重画)>


哲学の道

〜京滋こんなとこ〜

哲学の道

京都市左京区の熊野若王子神社から銀閣寺までの間にある小道です。
春は桜、夏は夜の蛍、秋は紅葉、冬はタイミングが合えば雪景色と四季折々の散策を楽しめます。

心のリフレッシュにいかがでしょう。

この小道、昔は雨上がり、ぬかるみで大変足元が悪かったようです。

現在は、京都市電が廃線になった際、路面に使われいた石畳を再利用し、

散策しやすく、とても情緒ある道になっています。


前後際断 〜過去を断ち切り、未来を憂えず、「今」を大切に生きる〜

こんにちは~ ♬
売り切る仕掛人 匠(たくちゃん)です。

今週末は、雪もまじったりして、寒い日が続きました。
高野山でも今年は、雪景色を見ながら、散策できたので楽しい時間を過ごすことができました。
よく考えてみると、高野山の雪景色は、この季節は、よく見られる風景かもしれませんが、平日、仕事をしていると限られた週末の日曜日にしか、高野山には行けないので、雪は残っているけど、画像の経堂のように雪をかぶった風景は、見れなかったのです。

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まさに今日のテーマの 「今」 なのです。
今日、こうしてBLOGを書いている「今」、そしてこのBLOGを読んでいただいているみなさんの 「今」 について記していこうと思います。

禅語に、

「而今(にこん)」

という言葉があります。この言葉は、過去でも未来でもなく 「今」というまさにこの瞬間を示す言葉 なのです。今という時間は、こうしている時間も意識した瞬間にすでに過去になっていて、もう戻ってくることはありません。
だから 「今」という時間を大切に生きましょう ということを意味しています。

私もそうですが、何か失敗した場合や他人から受けたイヤな言動や行動、また自分が起こした言動についていつまでも尾を引くことがあります。

「あの時・・・こんなことをしなければよかった・・・!!」
「あの時・・・あんなことを言わなければよかった・・・!!」

でもそのことは、もう現実に起こってしまっていることなのです。
いくら考えてみても起こっていることが消えることはありません。考えれば、考えるほど、心の中は、そのことについて 「あーでもない、こーでもない」 と深く考えて、不安がだんだん大きくなって、乱れていきます。
でも起こってしまっていることですから、いくら考えても・・・先ほど、記したように一瞬では、消えません。
それが、自分自身が持っている性分、気性から起こる苦しみ・・・

「煩悩(ぼんのう)」

です。人によって過去の尾の引き方は、持っている性分、気性によって起こるものなので違うものです。
私もいつまでも不安なことは尾を引きたくないのですが、なかなか断ち切れない性格です。 「而今」 という言葉を頭に置きながら、過ごしていきたいと思います。

逆に、自分に起因して起こった事には、その原因をきちんと理解して、同じ失敗を繰り返さないように反省して、心の肥料にしていかなければなりません。そして尾を引いている過去を断ち切るようにしなければなりません。
先日の真如堂・法輪院の住職様のお話しで、過去をつかさどっている仏様は、薬師如来、未来をつかさどっている仏様は、阿弥陀如来、現世・今をつかさどっている仏様は、 釈迦如来 と教えていただきました。過去、現在、未来と時間の流れからしたらつながっているものですが、「過去は過去」「現在は現在」「未来は未来」と別々に存在しているものとして考えていけば・・・

「今」 というものが、線から点に変わっていきます。
林修先生の 「いつやるか?今でしょう」 という言葉の通り、今を一生懸命頑張って、それぞれの点を積み重ねていくことで、それぞれが太いパイプでつながりっていきます。

今日のテーマの「前後際断」という言葉の通り、過去・未来への思いを断ち切って、今・・・この時を、最高の瞬間にするように、日々努めていきたいものです。
今日も長々とお話しにお付き合いいただきありがとうございました。
今日も笑顔で、楽しく!! 感謝〜 (^^ ♪

 


「まる」「さんかく」「しかく」って・・・?

こんにちは~ ♬
パワスポ社長 匠(たくちゃん)です。

今日は、紅葉を楽しもうと京都に行ってきました。
途中、Instagramを使用したりして、近況を投稿しましたが、便利なアプリですね。

今日は、京都の北区鷹峯の方に足を運びました。
JRの紅葉のコマーシャルで有名な京都の「源光庵」に行きましたので、禅の世界観についてお話をさせていただこうと思います。
源光庵の紅葉には、まだ早かったですが・・・
JRのポスターで「紅葉が、宇宙や人生の話しになってしまうとはね。」とコピーがついているように、丸い窓、四角い窓から見る、木々の配置は、紅葉をしていなくても、すばらしいモノでし
た。

盛秋_源光庵

庵内は、撮影禁止でしたので、JRのポスターの画像を転用させていただきますが、ポスターのような紅葉は、来週くらいではないかな?って感じ、多少残念でしたが、画像のように素晴らしい状態になるんだろうな?って感じました。

この丸窓、四角窓って・・・何と思うのですが・・・
同じ京都の建仁寺には「まるさんかくしかくの庭」があります。

禅の世界で・・・
●「まる」は、宇宙そのものを表していると言われます。
「まる」はどこまでも欠けることのない、絶対的な真理を意味しているようですが、まるは状況に応じて、変幻自在にその姿を変え、心のうちを表す。
逆に「まる」にとらわれた心では、「まる」を描くことは出来ないし、真理も見失ってしまうと言われています。

●「さんかく」は、足を組んで座禅をするとき、どっしりと腰をすえて、頭は天を衝きあげている状態を表している。と言われます。 これを「坐相」と言うそうです。

●「しかく」は、とらわれた心を表していると言われます。
例えば、私達は社会の「常識」という四角の中に囲まれて生きています。そこで悩み、人によって価値観の違う「常識」と言う観念に、がんじがらめにされながら生きにくい世の中だと嘆いている。
でもここから一歩、しかくの外に踏み出せば禅の世界に入ることが出来ると言われています。
禅の世界にここから入れという門はない。だからとにかく踏み出すが大切だと言うことだそうです。

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源光庵の丸い窓は「悟りの窓」といわれ、何事にもとらわれないおおらかな気持ちを「禅と円通」の心で表し、しかくい窓は「迷いの窓」といわれ、生きることや病、死ぬことなど日々のさまざまな苦しみの「人間の生涯」を表している。そうです。
源光庵の山門は、丸く形どった窓があり、参拝いただく方は、拒まないような大きな気持ちを表現しているような山門でした。目の前では、ススキが風にそよいでいてとてもいい感じでした。

毎日、こころの中に、何にもとらわれない 「まるい」 輪を描きながら、日々楽しく過ごしていきたいと思います。
まずは自分のこころに素直になること。

今日も長々と私の話しにお付き合いいただきありがとうございました。


南山城で、こころを調和させる!!

こんにちは~!!
アンディーンノア社長 伊藤です。

今日は、このBLOGのテーマであるパワースポットで、自分のこころを調和させるため、京都の一番南・南山城のお寺に行ってきました。
紅葉には、まだまだ早かったのですが・・・
山のお寺なので、

「石」

のパワーを授かりました。

特に今日は、「石」のパワーをもっとも感じた笠置寺についてお話ししたいと思います。
下の画像は、 本尊・高さ15.6m×幅15mの岩に後背のみを残す弥勒菩薩が刻まれていた弥勒磨崖仏(みろくまがいぶつ)です。

誰がこんな大きな岩に、何の目的で刻んだのか?
こんな崖のようなところに刻む技術があったのか?
昔の人はすごいなぁ? って感じました。

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目指す頂上は、合わせましょう・・・!!

こんにちは~!!

来週に、会社メンバーみんなで高野山に行こうと言うことで準備してくれているようです。
高野山は、一ノ橋から奥ノ院までの参道を、私は、大きく呼吸しながら、いつもゆっくり歩いています。有名な大名のお墓を横目に歩いているとこころが澄み渡り、ニュートラルな気持ちになります。
出来れば、そんな気持ちをメンバーに感じてもらって、新たに始まっている第四期に臨んでくれれば、いいものが出来上がっていくのではないか?と思います。

さて今日のお話しは、会社で登る山(目標)の頂上がそれぞれ違えば、ダメですと言うことをお話ししようと思います。

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パワースポット 大神神社摂社 活日神社

こんにちは・・・ アンディーンノア社長 伊藤です。

一夜酒さん 活日神社

今週は、活日(いくひ)神社を紹介させていただきます。

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酒作りは、三輪の地から始まったと言われています。

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パワースポット 狭井神社

こんにちは・・・ アンディーンノア社長 伊藤です。

ご神水で有名な狭井神社です

先週は、大神神社を紹介させていただきました。今週は、狭井神社を紹介させていただきます。

大神神社のお参りをして、階段状の登り坂にかかると、両側にさまざまな薬草や薬木が植えてあります。それぞれの木には、説明がきちんとついていて、歩いて見ているだけで勉強になります。この道を「くすり道」というそうです。

病気平癒の信仰があつい狭井神社に続く、手入れの行き届いた砂利道で、しばらく森林浴できれいな空気を楽しみながら歩いていると、すぐ狭井神社の鳥居が見えてきます。鳥居をくぐると、左手に赤い鳥居が建つ「鎮めの池」があります。鎮めの池にある神社は、市杵嶋姫(いちさしまひめ)神社です。

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パワースポットのスタート!!大神神社

こんにちは・・・ アンディーンノア社長 伊藤です。

毎週、金曜日は、大好きなパワースポットのことについて書いていこうと思います。パワースポットは、落ち着いた雰囲気で空気が澄んでいるところが多いので、こころがニュートラルになるところです。日常、仕事やプライベートのストレスを解消できて、こころがすっきりします。

今日は、第一回目~!! 大好きな桜井市にある大神神社を紹介します。

大神神社は、日本最古の神社といわれています。ご神体は三輪山そのもので、本殿はなく、拝殿から三ツ鳥居を通して山に向かって拝みます。三輪山は国を開いた大物主大神(大国様)が御魂を留めたという霊山です。はるか昔から「神の宿る山」として崇められてきた聖地だそうです。

大神神社につけば、高さ32mの大鳥居が迎えてくれます。大鳥居をくぐって、しばらく走っていくと、駐車場につきます。

大鳥居

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