こんにちは~♪♪♪
アンディーンノア社長 伊藤です。
先日の小嶋先生の話しをお聞きしてから、話しの中で、王陽明の陽明学のお話しをされていたので、インターネットや本屋に行って、実際、本を読んでいるうちに、佐藤一斉先生の「言志四録」に出会いました。
私も佐藤一斉先生なる人物は、まったく知らなかったのですが、本を見てみると、この考え方、共感し、勉強する部分が多いなぁ?って感じました。
言志四録は、「言志録」「言志後録」「言志晩録」「言志耋(てつ)録」の四書を総称した呼び方で、40年間に及ぶ箴言録(しんげんろく)です。
内容は・・・
人は育った環境などの影響を受け形成されるが、その環境をよいほうへ変えていくのは、志を持った人です。志のある人は、よき師、よき友に恵まれ、学びながら、一度しかない人生を楽しく、切り開いて、人生をよくするのも悪くするのも、この「志」 次第であるとのことで、とても参考になると感じました。
言志録・第51条に、大臣の職務とはと言う項目がありました。
「大臣の職務は、政治上の最も大切な仕事だけをやっていけばいい。日常のこまごましたことは、部下に任せて、日頃の習慣に従って処理すればよい。ただ、大臣として重要なところは、人に言いにくいことをいい、部下が処理に迷うような難事を処理することにある。
こんなことは、一年間に何回も起こることではない。だから、普段は、細かいことにかかわって、こころを乱したり、煩わされたりしてはいけない。」
と言う項目がありました。
この言葉を読みながら考えたのですが・・・
起業して3年間走りっぱなしで、メンバーに任せたくても、任せられない部分がありました。正直、立ち上げたばかりで、しっかり業務を流さなければならないと言う 「不安」 が先立っていました。
要は、失敗は出来ないと言う気持ちでした。
「まだ経験も少ないので失敗したらどうしよう?」
「きちんと仕上げる事ができるかな?」
と言うようなことを考えると任せることができませんでした。
3年経って、メンバーも成長してきました。
やはり任せられる部分は、任せながら、細かいことは言わないようにしないとメンバーも成長しないと感じます。
3年頑張ってくれたメンバーは、新しく入った方に責任持って、OJT教育をしてくれていますし・・・
やはり大きな部分をもっと見ていかなければいけないと思いますので、言志録で話されているように、トップなら組織が出来てきたら、小さいことは当然見なければならないと感じます。
ただ小さいことは、この会社の基本的なことは、起業当初からいたメンバーもわかっていると思いますので、今後は、任せながら、相談に来たり、進路が間違っている場合に微修正する役目をしたらいいと考えます。
会社のトップなので、両備グループの小嶋様のように、トップとして会社を発展進めるための閃きや会社やメンバーの夢を実現させるために、判断する部分は、もっと大局的な部分に目を向けていかないといけないと考えました。
●社会への思いやり
●お客様への思いやり
●メンバーへの思いやり
いつも感謝のこころを持ちながら進めて行きたいと思います。
今日も、長々と私の話しにお付き合いいただき、ありがとうございました。