12月4日に事務所の目の前の西成区役所の前で、雨の中、一生懸命、安倍首相は、衆院選の街頭応援演説をされておられました。
6日の長野県松本市内の衆院選の街頭応援演説で、麻生副総理兼財務相が述べられたという言葉のニュースが飛び込んできました・・・
自民党有利と言われるこの選挙の気持ちのおごりからか?
「また・・・言ったか? 無責任だなぁ?」 という感じを受けた。
その発言は、安倍首相の経済政策「アベノミクス」に関連し・・・
●間違いなく我々は結果を出した。60年ぶりの企業の利益率を出している。
●この二年間で利益を出していない企業は、よほど運が悪いか、経営者に能力がないか?・・・
もう少しご自身の置かれているポジショニングを考えて発言しないといけない!! と思います。他の立候補されている方は・・・
一生懸命、 「社会をこうしたい、こう変えていきたい」 と主張されている中で、逆に、麻生副総理兼財務相のこの発言はないなぁ? 麻生副総理兼財務相が、街頭応援演説を一生懸命されていないと思っているのではなく、「歯に衣を着せない」発言は、話題になりますが、どうだろう? と思います。毎回の発言は、スタンドプレーなのか? 立場ある方の発言ではない!!
ただ以前、BLOGでもお話ししたように、現場で直接、聞いたわけでもないので、言葉のこの部分だけ切り取り報道されているのか? わかりませんので、一概には言えませんが、ポジショニングを考える必要があると思います。
この二年間利益を出せていない企業には、外的要因、内的要因様々な要因があって、利益が確保できていない部分もあると思います。一概に経営者に能力がないと言えないと思います。
最近の円安にしても、ここまで下がると原材料を輸入する企業からすれば、当然、原価が上がる要因になります。ただ、それが最終価格に転嫁できるか? 店頭では、おそらく消費増税と共に 「買い控え」 が発生してきているので、一概に価格を上げることは、出来ないでしょうし、その辺の難しい問題があると思います。
代表のみなさんは、自分の会社を従業員のみなさんのために、良くするために四苦八苦されていて、いろいろな経費の掛け方でも、天秤にかけて計って、少しでも利益確保を考えていると思います。
そこに大きな利益というものさしを当てるこの発言は、いかがなものか? と思います。
たとえば・・・私の大好きな 「サーモン」
売場を歩いて見ていると、急激に値段が上がったなぁ?って感じます。
実際、輸入価格がどうなっているのか?
調べてみると独立行政法人水産総合研究センター北海道区水産研究所様のページで紹介されているグラフを引用させていただきますが、グラフのように、昨年と比較しても大幅に上がっているのです。
さらに年末にかけて、上がってくるのではないでしょうか?
やはり外的要因と内的要因の、調整スピードの大きさが利益確保という部分では大きいのではないでしょうか?
その環境を整えるのが、「政治」であると思います。
各企業の代表とも従業員のみなさんの雇用確保、企業発展のために、一生懸命頑張っておられると思います。
日本人って、「和」 を大切にする民族ですから、それぞれの事を考えて、経営されていると思います。