お正月は、やっぱおせちですね (^^)

今日は、雨交じりの寒い一日でした。
「おせち料理」といえば、百貨店、スーパーなどで、オリジナルおせちの予約を取っておられますが・・・
今年は、コンビニのプチおせちが好調なようで、地域密着の身近な店の利用が高まっている傾向は、おせちなどの予約にも出ているようですね。
昨日は、年神様の話しをしましたが、今日は、「おせち料理」の話しを記しておきたいと思います。おせち料理は、やはり正月の楽しみで、母が30日くらいからせっせと作っていたのを、今でも記憶しています。
作る母の背中越しに、「毎年、兄弟で取り合いになる栗きんとん、今年もたくさん作ってね」と言ったものです。
やはり年末になるとそんな母の姿を思い出します。

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「おせち料理」とは、冠の「おせち」とはお節供(おせちく)の略で、お節供とは、年中の節目を祝う日やその行事を意味します。なので、新年という節目をお祝いする。
そしておせち料理とは 「めでたさを重ねる」 という意味で縁起をかつぎ重箱で出される。
といわれが伝えられています。

また、おせち料理に入っている料理にもいろいろないわれがあります。ちょっとまとめてみました。

くわい 芽が伸びていることから芽が出るようにという願いごとが込められています。
里芋 里芋には、子芋がたくさんつくので、子宝に恵まれますようにという願いごとが込められています。
ごぼう ごぼうは、細く長く地中にしっかり根を張る食材です。しっかり根を張って、長生きする願いごとが込められています。
雑煮用大根 雑煮の食材は、すべて輪切りにし何事も丸くおさまり、和が保たれるようにと願いごとが込められています。
れんこん 輪切りにするとたくさんの穴が開いていることから、先の見通しが良くなるようにという願いごとが込められています。
えび 長いひげをはやし、腰が曲がるまで丈夫という長寿の願いごとが込められています。
数の子 にしんから多くの子が出ることにかけて、子孫繁栄の願いごとが込められています。
祝鯛 福の神の恵比寿さんが釣る「めでたい」魚。お正月にいただくことで験を担ぎます。御頭付なのは、神様へのお供え物でもあるからです。
するめ  長期保存ができることから、食べ物に困らないようにという願いごとが込められています。
ぶり 関東、関西で出世名が異なるのですが・・・
関東では、わかし→いなだ→わらさ→ぶり / 関西では、つばす→はまち→ぶり
と名前がかわる「出世魚」で縁起物とされています。
かまぼこ 形が日の出に似ていることから新しい年の出発をお祝いする願いごとが込められています。
黒豆 「まめ」に暮らせるようにという語呂合わせから、今年も丈夫で健康に過ごせますようにという願いごとが込められています。
伊達巻 伊達巻は、書画を書く巻物に似ていることから文化発展の願いごとが込められています。
田作
(ごまめ)
豊作を願い小魚を田畑に肥料としたまいたことからいわれています。
今年もいいお米が取れますようにという願いごとが込められています。
きんとん 黄金色に輝く財宝にたとえて、その色から財産、富を得る縁起物とされています。
豊かな1年への願いごとが込められています。
紅白なます 生の魚介を用いて大根、にんじんと酢で作ったことから「なます」といわれます。
紅白の色は水引きを表し、紅白の組み合わせは、平和への願いごとが込められています。
煮しめ 野菜などをいわれのある飾り切りをほどこして煮しめます。
家族が一緒に仲良く結ばれるという願いごとが込められています。
昆布巻 「よろこぶ」の語呂合わせから祝いの儀には欠かせないものです。
健康長寿の願いごとが込められています。
祝箸 両口箸ともいわれ、両端が細く丸味を帯びています。
片方は自分が使い、もう片方は、年神様が使われることを意味しています。

などの、思いが込められています。
その他の食材にも、いろいろないわれがあると思いますが、そんなことを考え、楽しみながら、おせち料理をつつきながら、話すのも楽しみです。

今、海外でブームの和食も、海外の方に、この料理は、こんな思いが込められているんだと教えてあげれば、日本という国を再認識していただけるのでないでしょうか?
和食は、奥深いですね。

今日も寒いですが、打ち合わせに、ガンバ~!!