先日のセミナーで聞かせていただいた日本酒の「獺祭」で有名な 旭酒造(株)の桜井社長 のお話しの内容ではありませんが・・・
「今の若者より、年寄りが・・・」 という話し。
今の若いものは、すごいと最近、感じる機会が多くなってきました。
また、頑張ってくれているので、感謝する事が多く起きているので、今日は、その話しを記しておこうと思います。
私の会社のメンバーは、20代が63%を占めます。
そんな若い年齢層が、大きな比率を占めるので、若さを生かした和気藹々としたにぎやかな会社にしたいとずっと思ってきました。
●どうしたら、みんなのテンションが上げられるのだろう?
デザインという業種だからか・・・ どうも職人的な人間が多いのか?
パソコンの画面をにらみながら、黙々と業務をこなしている。
事務所には、FM802が流れています。ただお互いが話す声は、少ないと思います。
毎日、表情一つ変えずマイペースで作業をしているメンバーは、この仕事の環境をどう考えているのか? ずっと知りたかった課題です。
やはり少しでもいい環境で、いいデザインやサービスを作って、お客様に感動を与えてほしいですから・・・
私は、時にメンバーのみなさんを発奮させるために・・・
「相談しても無反応の烏合の衆」
「池に石を投げても無反応」 などなど言ってきましたが、反応がない。
3年間・・・私の考えをずっと説明しながら、この会社の風土の基盤作りを進めてきました。でも、どうすればいいか?
イ~んとなるくらい、わからない。
●会社の環境を良くするためにどうしたらいいのか?
私は、メンバーみんなの意見を聞きながら、会社の進む矛先を確認していきたかったのが本音ですが・・・ それが出てこない。
3年間、悩みましたが、ある事を境に、みんながひとつの目標に向けて走り出しました。
それは消費増税と共に、お世話になっているお客様も経費の支出を最低限に抑える動きが顕著になってきたために、今までのような売上の確保が難しくなったことです。
当社のメンバーは、営業聞き取り業務、デザイン・サービスの作成業務、制作物の制作業務をひとりが オールインワン で一貫して行っています。
大きな企業のように、たくさん人がいれば、それぞれ役割分担をこなして運営できますが、当社は、10人そこそこの会社ですから、人が入れられない分、メンバーそれぞれが役割を兼任・共有しなければなりません。 だからお客様の財布の締まり方がわかるので、「業務内容が増えて人数が増えた分、この売上ではしんどい」 と正直に隠すことなく話しました。
そしたら、若いメンバーが、それぞれ工夫して動き始めました。
●今までと環境が違うんだ!!
先日の緊急ミーティングで
「今までと環境が違う・・・この3年間、このノアの箱舟を進めるために、一から十まで説明して進めてきました。もうそろそろ、人任せではなく、自分たちの力を発揮してほしい」 などの話しをわかりやすく噛み砕いてしました。
その話をする前から、危機的な状況になる前に、こうしたい!! あ~したい!! といろいろ話を個人的に主要メンバーにはしてきたのですが、なかなか行動には移されず、でも理解してくれていたようで・・・
メンバー全員に、この会社を起業した当初の思い、起業理由などを話しました。そして起業時のメンバーしか知らなかった 「アンディーンノア」という社名への思いを説明しました。話しをして、このメンバーと仕事をして、ほんとうによかった!! と思いました。
●メンバーが作ってくれた資料を持って・・・
明日のプレゼンの第二関門通過できるように、メンバーがしっかり作り込んでくれた資料を説明しなければならないと思います。
プロ野球などで、若い選手の伸びる可能性などの話題がよく上がります。当然、完成された年長者も社内にいますが、お互いがいい影響を醸し出しながら、会社がいい方向に伸びていけばいいなぁ?
当社は、年齢に関係なく、横並びです。
ほんとうに普段、物静かに業務を遂行しているメンバーですが・・・
「今の若いもんは・・・やる時は、きちんとやりよる。」
「また私が話してきたことを踏まえて、未来に向けて、まじ、動き出した。」
昨日BLOGで話した麻生副総理兼財務相の話ではないけど、「経営者能力がない」 とメンバーから言われないように頑張らないといけないですね。