売場の魅力がない店が囲い込み戦略をしてもお客さまは振り向かない

らおがスーパーに勤務していた頃は「カード会員お客様感謝セール」「カード会員様特別ご招待セール」などは、すごい売上を示していました。

こんな特定顧客が、他のお店に行かないように囲い込みをしていたのですが・・・?

こんなセールは一種の麻薬みたいなものです。

導入した当初は、売上も確保できたので、売上が苦しくなると乱発するようになってきました。乱発するほど他社も競争なので仕掛けてきます。

けっきょく「カード会員様特別ご招待セール」などは、当初は年2回のカード会員様限定のお店にカード会員様以外の一般の人が入れないように、クローズされた形で展開されていました。

時間の経過と共に、回数も年二回から、毎月になったり、カード会員様以外もお店に入れるようにしたりで、売上を追い求めることで、導入当初のコンセプトが崩れてしまいました。
そんなことをサクッとブログにまとめました。

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8月24日に、らおの住んでいる町内の方のみ対象、こんなクーポン券付はがきがポストに入っていました。こんな配達が出来るようになっているのですね。らおの町内に食品スーパーが出来たので、売上がきっと影響しているのでしょう。でもこのスーパーまで行かなくても、ほしいモノは揃うんだからしょうがない。このはがきを見て、まだ囲い込みしてるの? って感じ。

昔は、お客様感謝デー、クーポンなどすご売上を確保して、客数もアップしていたのですが、今では、閑古鳥!!
お店の人は、自分のお店の売場に魅力がないことはわかっているのに手を打たない。以前もお話しした

「ゆでガエル状態」

お店の売場に魅力がないことわかっているのに、どうしてもっとお店の売場に手を入れないのかな?と、郵便ポストからこの配達されたはがきを見た時に感じました。
このはがきを見た町内の人は、売上が悪いんだなぁー
って一目瞭然ー!!

「いまだにこんな販促しかできないの?」

こんな小手先の販促に頼っていてもしょうがない。
らおなら180度違ったことを提案するけど・・・

●お店の役割って・・・

「お客さまのほしい商品をお届けすること」
「お客さまとつながるためのサービスを提供しているか?それが価格なら、もう終わってるお店」
「お客さまとの関係を作るために、有益な情報を流しているか」

なのではないでしょうか?

「ほしい商品がお届けできないから、案に価格政策に走る」

このはがきが最たるもののように感じました。

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らおの住んでいる町内に食品スーパーが7月中旬にオープンしました。きっとこのスーパーのオープンが影響してらおの住んでいるスーパーのお客さまが激減したことをこのはがきは物語っています。だってこのはがきの店に行かなくても、この食品スーパーでことは足りるわけです。

先週、らおの近くのスーパーのお客さまの動向を見ていましたが

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夜19時でも、駐車場はほぼ埋まっていました。土日も、駐車場はうまく回転している状態なので、はがきのスーパーの状態は知りませんが、このスーパーにはあまり影響なかったんじゃないかな?

売上が落ち込んでいるスーパーの週末のチラシもあまり魅力もないものでした。

靴が安いよー!!

買って、買ってというチラシ。
この新聞折り込みチラシには、価格以外のこだわりは何も感じられない。チラシ日くらいは、お客さまは足を運んだかもしれませんが、それ以外、何もお客さまに届いていないので、サイズアップして折り込んだとしてもどうかな? と思います。

だって、チラシを見て、靴がほしくなるという理由もないし
ただ売上確保だけのチラシにしか見えないなぁー?

こんな費用を使うなら、もっとしっかり売場を作って、人を配置して展開すればいいのに・・・

どーん!!と箱積みして、安いよ!安いよ!
買って!買って! は時代遅れのように感じました。

売場に「人」がいなくては?

それを物語っているのが、7月中旬にオープンしたスーパーの客数じゃないかな? と思います。相変わらず、そこそこのお客さまが利用しているし、らおもそのひとり。

お店に大差ないんだから、囲い込みなんて、当然、効果がない。

そんなことを語っているようなはがきでした。

●だからどうするの?

人をしっかり配置して、魅力のある売場を作ってお客さまに商品をお届けする。

そのためのアクションしかないと思います。
つたないブログですが、お付き合いいただきありがとうございます。
お客さまに思いを伝えられる魅力のある売場を作りたいものですね。売場を作っている中には、きっと笑顔が出てくると思います。